社員インタビュー
安定に甘んじず、停滞を越えていく
挑戦し続けることで、次世代の道を拓きたい
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社労士法人TSRHITO労務管理センター HITOサポート統括室室長
長谷川 唯
Yui Hasegawa
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派遣社員としてパーソルテンプスタッフに登録し、旧インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)に勤務。社会保険労務士法人TSRの立ち上げメンバーに加わりパーソルホールディングスに入社。TSRではアシスタント職として入社、正社員登用の後、リーダーを経て2025年から室長に就任した。
プロフィール詳細
長くひとつの場所ではたらいていると、自分の成長が止まるだけでなく、後輩たちの挑戦機会を奪ってしまう可能性があります。しかし、不満のない環境を自ら手放すのは簡単ではありません。安定と停滞の狭間でジレンマを抱える人も多いでしょう。
一方、7年間リーダーを務めた後、自ら志願して室長に就任した長谷川唯さんのように、しなやかにキャリアを切り拓く人もいます。従業員の自律的なキャリア形成をサポートするパーソルホールディングスの風土を存分に活かし、前進を続ける長谷川さんに話を聞きました。
グループ全社員の「はたらく」を支えるTSR
―まずは、社会保険労務士法人TSRの役割を教えてください。
TSRは、パーソルグループの社会保険手続きを専門に行う社労士法人で、国内グループ約27社、約4万名におよぶ従業員の社会保険手続きを一手に担っています。
これだけの規模になると、社会保険や労働保険の手続き件数は膨大で、法改正による対応も容易ではありません。しかし、手続きにミスがあれば、グループの社会的信用が失われ、法的リスクを高める恐れもあります。
そのため、別法人を立てて一括管理をすることでチェック機能を明確化し、内部統制を強化しているのです。グループの皆さんが安心して働ける環境を、陰ながら支える組織だと自負しています。
―長谷川さんは、TSRでどのような業務に従事しているのでしょう。
労働保険や社会保険の実務には、入退社や扶養家族移動などに伴う届出をはじめ、傷病手当金や出産手当金の申請対応などがあります。基本的にこうした実務は派遣スタッフさんにお任せし、社員はそのフォローやマネジメント、各組織との連携、法改正時の運用フロー構築などに従事しています。
2025年4月からはリーダーから室長にステップアップしたため、一般的な社員の業務に加えて、グループの方針を踏まえた組織戦略の立案やリソースの配分、約40名のメンバーのマネジメントも行うようになりました。
室長になってひとつ上のレイヤーから組織を見る立場になったとはいえ、一緒にはたらく仲間とのコミュニケーションを第一に考えるスタンスはリーダーのころから変わりません。
個人情報を多く扱う業務の特性上、出社とリモートは半々くらいなのですが、1on1などはできる限り対面で行うようにしています。顔を合わせて話すと、リモートよりも表情や雰囲気から伝わるものがあり、より深くその人を理解できるような気がするんです。
なかなか人に言いづらい本音を「この人になら言ってもいいかな」と思ってもらえるように、一人ひとりと真摯に向き合うことを心がけています。
―親身になって伴走してくれる、素敵な上長ですね。もともと、リーダー気質があるタイプだったのですか?
いえ、まったく(笑)。学生のときも、社会に出てからも、人の上に立つような性格ではなかったんです。こんなに大きい組織の室長になるなんて、10年前は考えもしませんでした。
一つひとつ積み重ねてきた成功体験のおかげで今があると思いますが、まだ不思議な気持ちになることがあります。
パーソルグループではたらいて、
「もう一度がんばりたい」と思えた
―TSRへの出向以前は、派遣社員としてパーソルグループではたらいていたんですよね。
新卒で営業職を経験した後、社会保険労務士事務所を経てパーソルテンプスタッフに登録しました。
実は、前職にあたる社会保険労務士事務所では、長く勤めることができませんでした。営業時代はずっと現場に出ていたので、メールのやりとりやExcelの操作といった基本的なビジネススキルが不足していたんです。
さらに、小規模な事務所だったため、指導してくださる側の数や時間にも余裕がなく、未経験者を育てる土壌がなかったのだと思います。
結果的にミスマッチが起きて退職したので、旧インテリジェンス(現パーソルキャリア)に配属されたときはうれしかったですね。大きな会社なら、経験が浅くても意欲があれば学べるのではないかと期待しました。
配属されてみると、思った以上にオープンマインドな社風で、経験が浅いことや知識が少ないことを必要以上に気にせずに済みました。福利厚生に関する実務を文字通り一から指導していただくうちに、失われかけていたはたらく気力が戻ってきて、「もう1回がんばりたいな」と思えるようになったんです。
1年半勤務して次のステップを考え始めたころ、TSRが新設されることになって、お声がけいただいて契約社員としてパーソルホールディングスに入社し、TSRに出向という形になりました。
―パーソルホールディングスへの入社の決め手を教えてください。
派遣社員としてお世話になった皆さんがとても良い方ばかりで、この人たちと一緒にはたらきたいと思いました。
また、社会保険業務の知識は普遍的で、自分の強みになりそうだと感じたことも理由のひとつです。人事領域における専門性を高めることができればと考え、入社を決めました。
―社会保険の知識は、TSRで身につけたのですか。
そうなんです。恥ずかしながら、当時は「健康保険、厚生年金、雇用保険というものがある」とざっくり知っている程度でした。
2年ほどで一通りの手続きを習得できたのは、学ぶ意欲さえあればきちんと指導してもらえる社風と、ジョブローテーションのおかげです。全体の運用を理解したタイミングで正社員として採用していただいたので、その後の業務もスムーズでした。
自分に目標を課してやり切った経験が、
その後のキャリアに生きている
―逆境にまけず、しなやかにキャリアを切り開いている印象です。原動力になった出来事があれば、教えてください。
新卒のころ、就職活動が就職氷河期と重なった上に途中で体調を崩し、思い描いていた就職ができなかったことが根底にあるかもしれません。
もともとは事務職を目指していましたが、募集人数が少なく激戦で、体調が回復して就職活動に復帰したころには軒並み募集が終了していました。
それで、「いっそのこと、すごく苦手なことにチャレンジしてみよう」と気持ちを切り替えたんです。当時、最も自分に向いてないのは営業だと思っていたので、携帯電話の代理店に入社して窓口営業を3年経験しました。
ちょうどガラケーからスマートフォンに移行する時期で、日々の対応件数や付帯サービスの販売件数などの目標を毎日必死で追っていましたね。思わぬ苦情が入ることもあり、最初は毎日泣いてばかりでした。
それでも、最初から「3年頑張って、得るものを得てステップアップしよう」と決めていて。1年目で基礎知識を身につけ、2年目は新人教育を担当して、3年目でリーダーになるという目標を立てて、やり切りました。
あのときの経験がなかったら、ここまで強くはなれなかったかもしれないですね。置かれた立場で力を出し切ることで、人は成長するんだと感じます。
―リーダーから室長へのステップアップも、長谷川さんが自分で手を挙げたと聞きました。
社員になって半年ほどでリーダーに昇格し、室長になるまで7年ほどリーダーを任せてもらっていました。とても居心地の良い環境でしたし、仕事もやりがいがあって、特に不満なく過ごしていたんです。
一方で、3年ほど前から「このままこのポジションにいていいのかな?」と悩んでもいました。新しいトライをする機会がなければ、いまの自分を超えることはできません。私がリーダーを続けることで、後輩たちがステップアップできず、成長の芽を摘む可能性もあります。
自分のためにも、組織のためにも、動くときが来たのかもしれないと感じていました。
といっても、専門性を高めてきた社会保険領域から離れるのは本意ではありません。グループ内でキャリアチェンジする方法もありましたが、できれば同じ領域で仕事の幅を広げたいと考え、室長にチャレンジすることを決めました。
―はたらく人のキャリアを継続的に支援する風土があることも、うれしいですね。
そうですね。個人のキャリア観を尊重してチャンスを与えてくれるので、自分の思いを伝えやすい環境です。
「室長を希望して叶わなければ、また別の道があるだろう」と、思い切って希望を伝えることができたのも、そうした風土のおかげだと思います。
誰もが強みを活かせる組織をつくりたい
―室長として、今どんな点にやりがいを感じていますか。
社員として1年目の目標設定シートに「みんなから信頼されてはたらきたい」と書いた記憶があるのですが、その気持ちは今も変わっていません。メンバーに相談してもらったり、頼りにしてもらったりすることが一番のやりがいです。
特にうれしいのが、ライフステージの変化などで一度退職して、戻ってきてくれるメンバーがいること。「もう一度一緒にはたらきたい」と思える環境が作れているんだなと思うと、とても幸せです。
―良い雰囲気が伝わってきます。最後に、入社を検討している方にメッセージをお願いします。
会社の規模が大きくなり、イレギュラーな対応やスピード感を求められることも増えてきましたが、意欲ある人を支えてチームで力を尽くすTSRの組織風土は変わりません。自分の強みになる専門分野を作りたい方にはとても良い環境だと思います。
一人ひとりが自分の強みを見つけ、活かせる組織づくりをしていきますので、ぜひ一緒にパーソルグループを支えていきましょう。
※社員の所属およびインタビューの内容などは2025年10月現在のものです。















