社員インタビュー

今のはたらき方は、
人生のミッションを最短で実現する手段
稀代のパラレルワーカーが描く未来とは?

寺田 龍二 1日でも早くより良い世の中を作る

パーソルベンチャーパートナーズ合同会社 Partner

寺田 龍二

パーソルベンチャーパートナーズ合同会社 Partner

寺田 龍二

Ryuji Terada

2020年1月中途入社。新卒で大手製薬会社に入社後、営業、事業開発を経験しながらアントレプレナー、エンジェル投資家としてパラレルキャリアをスタート。大手人材会社の事業開発を経て、パーソルベンチャーパートナーズに入社した。

プロフィール詳細

「人は、なぜはたらくのだろう?」
幼い頃に抱いた素朴な疑問は、大人になった今もなお、ふとした瞬間に私たちの心に浮かんでくることがあります。子供の頃と違うのは、「経済的に安定した生活を送るにはお金が必要であり、お金を得るには、はたらかなければならない」という現実を、私たちがすでに知っていること。
パーソルベンチャーパートナーズではたらく寺田龍二さんは、みずからのミッションである「1日でも早くより良い世の中を作ること」を実現するために、まずはそんな資本主義の価値観からアップデートしたいと話します。

理想の未来に向かって最短距離を進むために、パラレルワーカーとして「5足」のわらじを履く寺田さん。その根底にある想いや、はたらき方のひとつにパーソルベンチャーパートナーズがある意味を聞きました。

最短でやりたいことを実現するため
パラレルワーカーを選ぶ

―まずは、寺田さんの今のお仕事全般について聞かせてください。

今は、5足のわらじを履いています。
ひとつは、パーソルベンチャーパートナーズでの活動ですね。国内外のスタートアップ企業を発掘し、提携交渉にむけたアプローチや投資、さらには投資後の運用を行っています。場合によってはジョイントベンチャーを設立したり、M&Aなどの提携に導いたりすることもあります。いわゆる、コーポレートベンチャーキャピタルでの仕事です。
パーソルベンチャーパートナーズ以外には、いくつか会社を立ち上げて、そこで得た利益でさらに新しい企業を立ち上げる「シリアルアントレプレナー」、将来性のあるベンチャー企業に個人で出資する「エンジェル投資家」、「大学講師」、そして「企業の顧問」としての活動があります。

―会社員としてだけでなく、さまざまな顔をお持ちなんですね。
なぜ、パラレルワーカーとしてはたらくことになったのでしょう?

端的にいうと、「1日も早くより良い世の中を作る」という自分のミッションを実現するまでの時間を、短縮するためです。

より良い世の中を作るために解決すべき課題に対して、誰かが取り組むのならそこに投資をし、誰も手をつけないのであれば自分で起業して解決する。また、課題の根底に既成概念や既得権益といった構造的な問題があるときは、パーソルグループのような大きい会社の看板が有効ですし、場合によっては大学講師として教育現場から変えていったほうがいいこともあります。

ミッションを軸に課題を探し、その時々で最適なアプローチ方法を選択した結果、パラレルワーカーとしてはたらくことになりました。

―壮大で素敵なミッションですね。
ミッションを掲げるきっかけは何だったのですか?

大学時代にアルバイトをしていたカフェが原点ですね。「1杯のコーヒーを通じて目の前の人を幸せにする」ことだけが決まっていて、あとの接遇はスタッフに一任されていました。
自分のためだけでなく、人を幸せにするためにはたらくという価値観に強く惹かれ、自分も世の中に「幸せをばらまきたい」と思ったんです。それで、幸せに生きる上で必要不可欠だと感じた「健康」を届けたいと考え、製薬会社に就職しました。

入社後は営業を経て事業開発に取り組み、ゼロイチで新しいものを生み出すおもしろさを味わいました。その一方、価格競争に巻き込まれて経営に苦しむ小売店を目の当たりにしたことで、自分がやりたかった「幸せをばらまく仕事」とのギャップも感じるようになって…。

すべての人が笑顔で、幸せに生きられる社会の必要性を肌で感じ、「1日も早くより良い世の中を作る」という現在のミッションを掲げるようになりました。

HR領域で、自分らしくはたらける場所を探して

―パーソルベンチャーパートナーズへの入社を決めた理由を教えてください。

人生の中で非常に多くの時間を占める「はたらくこと」からより良い社会づくりにアプローチしようと、製薬会社から大手人材会社に転職しました。自分の就活の反省を踏まえて、「個人の志向にあった企業の情報をより広く、深く知ってから就職活動できるシステムがあったら、もっと幸せにはたらけるのではないか」と思ったからです。

転職先は就活の仕組みを作った会社だったにもかかわらず、それをリプレイスしようとする私の動きを尊重してくれました。ただ、とにかく忙しかった。ほかの4つの活動がままならなくなり、雇われるはたらき方の限界を感じるようになって、同じHRの領域でより自由にはたらけるパーソルベンチャーパートナーズを選択しました。

―同じ会社員の肩書きでも、
パーソルベンチャーパートナーズでは「雇われないはたらき方」が
実現できるということですか?

私が今所属しているコーポレートベンチャーキャピタルには、事業がありません。スタートアップとのオープンイノベーションや、スタートアップの成長支援を通じて、グループビジョンである「はたらいて、笑おう。」を実現することがミッションです。前述のとおり、新しい技術やサービスを持つスタートアップと事業連携した上で投資をすることもありますし、彼らが持つ資産や組織力を私たちが持ったほうがいいときはM&Aを推進することもあります。

仕事をするときの視座と視野と時間軸が限定されていないので、最終的に人材に還元できるならパーソルを通じて取り組み、それ以外なら私自身が投資するといったように、うまく棲み分けができるんです。
「はたらいて、笑おう。」は私自身のミッションにも通じるところがあります。このミッションに沿って目の前の悩みや課題を解決してまた次の課題に向き合っていくことで、幸せな世の中の実現に近づけるんじゃないかと思っています。

―実際に事業を行う事業会社側とのコミュニケーションがカギになりそうですね。

そうですね。私たちがどんなにやるべきだと思っても、各SBU(Strategic Business Unit)が興味関心を持っていなければ話は進みません。なぜやるべきなのか、やるとどうなるのかを熱量を持って説明し、モチベーションを高めてもらうようにしています。マーケットの伸びを見て慎重に決断したい、いろいろと試してみたいなど、SBUによって特徴は異なりますが、総じてパーソルは社外の知見を取り込むことに非常に積極的な風土があるためやりやすいですね。

ただ、意思決定をする人が明確でなく、みんなが中間管理職のような状態に陥っている様子も散見されます。この点は、私たちが意思決定のための材料を提示し、意思決定をサポートしていく必要があると思っています。

“価値がない”と思われがちなものを価値化して
幸せの定義を変えていきたい

―最後に、パーソルでのキャリアと個人のキャリア、
それぞれの展望を聞かせてください!

私の中では、自分自身のキャリアの一部としてパーソルベンチャーパートナーズが存在している感覚です。なので、個人のキャリアと、会社員としてのキャリアは同じ意味を持っています。

その前提にもとづくと、短中期的な目標は「お金のためにはたらく人を減らすこと」です。幸せとお金が直結する価値観を揺るがすために、資本市場では価値がない・低いとされているものを可視化して価値化し、流動化することに取り組みたいですね。
例えば、今の資本主義的な社会では評価されにくい、「真面目で優しくて人柄もいいけどビジネスが苦手な人」の価値を高めていくような活動ができればいいと思っています。

長期的な目標は「この世界を知ること」です。世の中がどう動いていて、なぜ人は存在しているのかといったことを突き詰めてみたい。世界のあちこちにあるまだ知らないことに、仕事やプライベートを通じてたくさんふれてみたいです。

※社員の所属およびインタビューの内容などは2023年7月現在のものです。

他の社員インタビューを見る

「はたらいて、笑おう。」を創っていく、未来への挑戦。
一緒に挑戦いただける方のエントリーをお待ちしています。

募集一覧・エントリー