リーダーメッセージ
未来を創るリーダーシップで、グループの成長と社会の発展に貢献する

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グループコミュニケーション本部 本部長
経営戦略本部 本部長
渋谷 和久
Kazuhisa Shibuya
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新卒でアクセンチュアに入社。多種多様な業界のコンサルティングに関わる中で、インテリジェンス(現パーソルキャリア)ではたらく人たちの目の輝きに惹かれ、転職を決める。「何をやるかよりも誰とはたらくか」を大事にし、期待と信頼に+αで応えるのが信条。パーソルホールディングスのグループ営業本部長とパーソル総合研究所の代表取締役社長を経て、2022年からパーソルホールディングス経営戦略本部 本部長、パーソル総合研究所取締役を兼任。
プロフィール詳細
経営陣とともに中長期戦略を策定し、その実行推進を牽引する経営戦略本部。
売上高1兆円規模のパーソルグループの経営参謀的ポジションの同本部を率いる渋谷和久さんは、同本部ではたらく人に求める資質を「未来を創るリーダーシップを発揮したい人」と表現します。
担っている役割や手掛ける業務、組織運営ポリシーなどを語っていただきました。
信頼関係を築きつつ「良質なおせっかい」で
事業の成長に貢献する
経営戦略本部が果たす役割を端的にいうと、CEOをはじめとした経営陣とともにグループの経営方針や中期経営計画などを策定し、その推進を担うことです。
一般的に経営戦略は、企業戦略、事業戦略という2つのレイヤーに分類されます。前者は、企業としての存在意義や目指す姿、事業活動の領域、資源配分などを決定するレイヤー。後者は、派遣業や紹介業といった個社の各事業において、市場の動向や競合優位性、そして自社の強み等を踏まえた基本方針と計画を策定するレイヤーです。
私たちが司るのは基本的に前者です。社会の動向と当社がまだ手掛けていない事業領域を俯瞰的に見て、長期の経営の方向性の仮説と、議論するための材料を経営陣に提示して対話をし、グループが目指す「ありたい姿」の解像度を上げること。その上で、後者についてはグループ全体の目指すべき未来像と、各事業の方向性がアラインするように整えていくことも、役割のひとつです。
これらの役割を遂行していく上で、もちろんファクトとロジック、合理的な整理は必須ですが、それだけでは組織は動いていかないものです。これまでの上司や先輩、そして仲間から、「理で考え情を添える」「リレーションとソリューション」といった概念や表現を学んできました。特に、各事業の戦略に関与する際には、各事業には責任者がいて、企画部門もありますので、どうしても「うるさいなぁ」「余計なお世話だ」となりがちです。このあたりにも想いを巡らせながら、まずは信頼関係を構築する。その上で「なるほど、それはもっともだ」と受け止めてもらえるような「良質なおせっかい」を働いていく。そんなスタンスで仕事を進めています。

ホワイトなワークスタイル
際限がないからこそ線引きし、知のダイバーシティあふれる陣容に
そして、ハーモニーを大事にケミストリーを発揮する
私のポリシーで、経営戦略本部ではメールやチャットといったコミュニケーションは朝8時から夜8時までに限定しつつ、勤務可能な時間は朝5時から夜10時までとしています。それぞれのライフスタイルに合わせて、その中で8時間前後はたらくということにしています。緊急事態/危機発生でもない限り早朝・深夜・土日は稼働しません。
やりたいことも、やっておいたほうが良いことも際限なくありますが、当グループは「“はたらくWell-being創造”カンパニー」を目指していますし、バランスや節度を持ったスタイルを大事にしています。
経営戦略本部は、CEO・CSO・CFOと深く関わりつつ、規模の大きな企業の経営に携わる部署ですから、あれもこれもと欲張りたくなることもありまし、ハードワークになりがちなポジションです。しかし、それだけに適切な範囲内で、最大限の成果を出す必要があると考えています。
現在の経営戦略本部のメンバーは、日本を代表するような企業の経営企画や財務部門、そしてM&A分野で活躍してきたエキスパートばかりです。これまで当社になかった知見をもたらしてくれており、良いケミストリーを生んでいます。さらに、多種多様な人材に集まっていただくためにも、最大公約数としてのホワイトさを大事にしています。
そのうえで、集った多彩な人材がお互いの持ち味を尊重し、ハーモニーを大事にしながらケミストリーを発揮して、より良いアウトプットとご自身の成長を紡いでほしいと考えています。

1兆円企業のCEO・CSO・CFOと直接関わり
社会の公器として次の50年を構想する
当グループは51年の歩みの中で、おかげ様で人材業界の中でも一定のプレゼンスを発揮するに至りました。そのうえで、経営理念である「雇用の創造 人々の成長 社会貢献」の体現、ビジョンの「はたらいて、笑おう。」の実現には、それぞれ社会性が高いがゆえに次の50年、100年といった長い時間軸を見据えることも重要だと考えています。
プレゼンスを持つ社会の公器として当グループが持続的に成長し、社会に貢献し続けられるよう、現在は2030年、40年を見据えた事業ポートフォリオ等の検討や構築も進めています。
多様な経験と価値観が織り交ざり、常に新しいアイディアとイノベーションを生み出せる経営戦略部門であるために、これまで以上にダイバーシティ&インクルージョンな採用を推し進めていきたいと考えています。
パーソルホールディングスは、2025年3月期の業績予想で、売上高を1兆4,550億円と発表しました。このサイズになっても、当部門はCEO・CSO・CFOと所属メンバーが直接関わり、議論もしていくスタイルです。なかなか珍しく、貴重な機会なのではないかと思っています。これまでの経験を活かして頂きつつ、さらに多彩な刺激と成長機会に溢れた当部門で、ぜひいっしょに社会の未来を切り拓いていきましょう。

※社員の所属およびインタビューの内容などは2024年11月現在のものです。