リーダーメッセージ

財務の力でグループの事業成長を牽引
1兆円企業としての基盤強化にむけた、
財務本部の変革

剣持 徹夫

グループ財務本部 本部長

剣持 徹夫

グループ財務本部 本部長

剣持 徹夫

Tetsuo Kenmochi

アメリカの大学院でマーケティングを学び、卒業後にコンサルティング会社へ入社。3年ほど従事した後、ビジネスの実務と海外業務を経験すべく、大手自動車部品メーカーへ転職。会計実務や原価計算などを中心に、海外駐在も含めて18年ほど勤務。2022年1月にパーソルホールディングスに入社し、グループ財務本部の本部長としてグループ全体の経理・財務を管轄している。

プロフィール詳細

事業の規模を拡大し続け、2022年には売上高が1兆円を超えたパーソルグループ。さらなる企業価値向上に向けて、経理や財務の重要性もますます増してきています。今回は、グループ財務本部で本部長を務める剣持徹夫さんにインタビュー。本部の役割や、大切にしているポリシー、同本部ではたらく魅力についてお聞きしました。

グループ全体の財務戦略から、個社の経理機能まで
幅広い役割を担うグループ財務本部

パーソルグループでは事業・サービス領域で区切られたSBU(Strategic Business Unit)単位で経営を行っています。しかし、各SBUには基本的に経理・財務機能が備わっておらず、パーソルホールディングスのグループ財務本部でその機能を集約しています。そのためグループ財務本部では、国内外のグループ全体の予算策定などから、国内グループ約40社の経理・財務まで幅広く管轄しています。

グループ財務本部は、大きく7つの部で構成されています。まず、財務部では財務中期経営計画の立案や資金調達などを行っており、IR部は決算説明会や各種IR活動を担当。経営管理部はグループの予算方針の策定や予実管理などが主な業務です。連結経理部では連結決算締めや税務、開示資料作成などを、企画推進部では会計に関するシステムの入れ替えや、法対応などのプロジェクトを主に担当。最後に、経理第1部と第2部はグループ各社の経理を担っています。

多様なバックグラウンドを有する財務のプロフェッショナルが
役職関係なく活躍する組織

パーソルの特徴は、役職関係なく同じ目線でディスカッションする文化があること、そして、とにかく仕事に対して、真摯でポジティブな社員がそろっていることだと思います。それは、グループ財務本部も同じです。皆が自分の仕事に誇りを持ち、経理・財務のプロフェッショナルとして、対等にディスカッションをしながら価値発揮をしています。

また、パーソルはM&Aを繰り返して大きくなった会社であるため、多様な人がはたらいているのも魅力のひとつです。特に財務本部は中途社員も多いため、多様なバックグラウンドを持つ社員が、それぞれの専門性や個性を安心して生かすことができる、非常にはたらきやすい環境だと感じています。

一方で、組織としての課題もあります。本部全体で約120名の社員が在籍するかなり大きな組織のため、機能ごとに部署がわかれています。それゆえ、どうしても横のつながりが弱い傾向にあります。ただ、その対策としてチーム間でのミーティングなどを意識的に開催。各部署の連携を強化し、有機的に結びつける取り組みをすることで、組織としてさらなる成長ができると思っています。

1兆円企業としての基盤強化にむけて、パーソルの財務は変革期!
財務のプロフェッショナルとして飛躍できるチャンスがある

パーソルは現在、右肩上がりで成長を続けています。2022年には売上高1兆円という大台を超え、さらなる企業価値向上にむけて財務の強化は必要不可欠です。そのためにも、中期経営計画を通じて、「財務戦略KPIを新たに設定」「ファイナンス管理を高度化」「IRを含めたステークホルダー戦略の策定実行」の3つの軸を中心に基盤強化を進めており、グループの財務機能としては、大きな変革期を迎えています。そのため、グループ財務本部は現在、新しくチャレンジできる施策が多数あり、非常に活気にあふれている。財務のプロフェッショナルとして飛躍できるチャンスが多いと思います。

中でも大きなトピックは、ファイナンス管理高度化の一環として実施する経理・財務システムの刷新です。多様な事業かつ大きな規模の組織の意思決定をスピーディーにかつ効率的に行っていくためには、経営に関連する財務・非財務のデータを一元化し、見える化し、分析していくプラットホームが必要です。このプラットホームを2023年4月から始まる新中計の期間の中で導入することで、経営管理における、PDCAプロセスの高度化・迅速化を実現していく計画です。

一般的に、経理・財務のシステムは一度構築したら10年以上は運用するものです。よってこうした入れ替えに立ちあえる機会は珍しく、私自身も20年以上財務としてはたらいてきて初めてです。それが売上高1兆円を超える会社の大きなプロジェクトとなれば、めったにできない経験でしょう。財務の強化に、グループとして特に重点をおいている環境で、これほどの大きなプロジェクトに立ち会えるのは、財務の担当者としては大きな財産になるはずです。このような施策もふくめ、他にも新しい施策を複数実施しており、グループ財務本部は今、とてもはたらきがいのあるフェーズに入っていると思います。

社員に幅広いキャリアの選択肢を提示し
自分らしいキャリア形成をドライブ

グループ財務本部では、財務としてのキャリア形成プロジェクトを独自で立ち上げています。外部のコンサルタントに手伝っていただきながら社員にアンケートを実施。その調査を元にインタビューし、財務内での部署異動を含めたキャリアパスが示せるようにマップ化しました。

パーソル内ではマネジメントと専門性を高めるエキスパートの2つのコースが用意されていますが、それ以外にもいくつかの選択肢を可視化し、キャリアマップに反映。自分のキャリアを俯瞰で眺めながら、室長とメンバーが「どういうことに興味がある?」「どういったキャリアにしたいか?」とディスカッションできるようにしています。

今はまだ試行錯誤の段階ですが、パーソルとしても私個人としても、皆に自身のキャリアを自分で決めてほしいという想いがあり、キャリア形成プロジェクトを立ち上げました。もちろん、社員の中には、明確にプロフェッショナルになりたい人や、マネジメントを目指したい人だけでなく、まだ自分のキャリアアップをどうしたらよいかと悩んでいる社員もいます。そういった人に対しても、グループ財務本部として幅広い選択肢を提示することが大切だと考えています。

財務の力で「考える時間」を創出し
事業成長を牽引していきたい

グループ財務本部としては今後、仕組み・システムの整備を通して、業務の効率化・高度化を図っていく予定です。そうすることで財務だけでなく、事業全体に貢献していきたいと考えています。中でも、財務の力で、経営層や各SBU、関係者の「考える時間」を創出することが重要だと考えています。例えば、財務・非財務情報を毎日見られるようになれば、その数字をきっかけに施策を考える機会を作ることができます。たとえ1日5分であっても「何かおかしい箇所はないか」「どうすれば改善できるのか」といったことを考え続けたら、20日後には100分の考える時間を創出できるのです。

では、最新の情報から常に考え続けた100分と、翌月にまとめられた数字を見て考える100分では、どちらが事業をより良くすることができるのか…その答えは明白でしょう。つまり、財務は数字を作るだけでなく、財務・非財務情報をタイムリーに提供して、皆の「考える時間」をもっと作っていくことも大切だと考えています。「この数字を見て、どういう施策を打ちますか?」と問いかけ続けることで、さらなる事業の成長を促していきたいです。

財務のプロとして事業に貢献するために
専門性だけでなく、グループ会社との協業も大事にしたい

パーソルの財務は、さらなる事業成長を牽引する非常に重要な組織として、過渡期にあります。そのような中で価値発揮をするためには、専門的なスキル・知識だけでなく、周囲を見渡せる視野の広さも必要になっていきます。経営管理や財務、IRなどそれぞれの専門性を活かしつつ、グループ各社ではたらく人と協働し、事業に即したソリューションの提供を心掛けなければなりません。そのため、グループ財務本部では、財務だけでなく周囲や事業に向き合える人材を求めています。グループ各社の人たちとリレーションを築き、ネットワークを活性化させることが、財務のプロとして事業に貢献する手段だと考えています。

そして、それはグループビジョンである「はたらいて、笑おう。」の実現にもつながるでしょう。私も、そのビジョンに共感した一人です。「少子高齢化を抱える日本にとって、大きな社会貢献になる」と思ったことが、パーソルに入社した理由でした。ともに「はたらいて、笑おう。」を叶えてくれるため、財務に対して真摯に取り組む。そんな人を心待ちにしています。

※社員の所属およびインタビューの内容などは2023年3月現在のものです。

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