リーダーメッセージ

ファシリティマネジメントを通じて
「はたらいて、笑おう。」の実現へ
はたらき方が見直される今だからこその面白さ

槌井 紀之

パーソルファシリティマネジメント株式会社 代表取締役社長

槌井 紀之

パーソルファシリティマネジメント株式会社 代表取締役社長

槌井 紀之

Noriyuki Tsuchii

外資系金融グループにてワークプレイス作りに携わった後、ファシリティマネジメントを担うグループ会社に転籍。その後、国内の金融機関に転職し、店舗展開における戦略・立ち上げを行う部門の責任者に従事。2007年に株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)に入社。ファシリティマネジメント・総務・購買領域の責任者を経て、2017年パーソルファシリティマネジメント株式会社の代表取締役社長に就任。

プロフィール詳細

はたらき方の多様化が進む昨今、生産性の向上やエンゲージメントの観点からも、これまで以上にワークスタイル・ワークプレイスの在り方が見直されるようになってきています。そのような中、注目されているのが「ファシリティマネジメント」という機能です。
今回は、パーソルグループで同機能を担っているパーソルファシリティマネジメント 代表取締役社長の槌井紀之さんにインタビュー。事業の魅力や、同社の役割、今後のビジョンなどについてお聞きしました。

ファシリティマネジメントは「いい仕事」を産み出す装置
そして、「はたらいて、笑おう。」を実現する手段

ファシリティマネジメント(以下、FM)とは、「企業や団体が保有するファシリティ(建物や設備など)を、経営的な視点で最適に活用する活動」、一般的にはそのように説明されています。しかし、私たちの考え方は少し異なります。私たちの考えるFMとは、「いい仕事」を産み出す装置を作り出すこと、です。

グループのビジョンである「はたらいて、笑おう。」を実現するためには、「いい仕事」を増やすことが重要だと考えています。周りから喜ばれる「いい仕事」をすることで、顧客や関係者からよいフィードバックが得られ、その結果、達成感ややりがい、成長実感を得ることができる。それが、「はたらいて、笑おう。」につながると思っています。

はたらく環境、つまり「ワークプレイス」には、個人のはたらき方を変え、生産性の向上やコラボレーションを促進する力があります。その効力を最大化するFMは、いわば「いい仕事を産み出す装置」であり、「はたらいて、笑おう。」を実現する手段でもあるのです。

FMを世の中に広めたい
FMに関わる人がやりがいをもって
はたらける世界を目指して

私たちは2つのビジョンを掲げています。1つ目は「CHANGE WORK-STYLE」。前述のとおり、わたしたちはハードのチカラ・FMによっていい仕事を生み出し、やりがいや楽しみを感じながらはたらく人を一人でも多く世の中に創出することを目指しています。ワークスタイルへのアプローチは「はたらいて、笑おう。」を叶えるために欠かせません。

2つ目は「DEVELOP NEW CAREER」。FMという経営機能の価値を実証し、労働マーケットに職種として定着させることです。コロナ禍を経て、FMは認知され始めましたが、依然として認知度は高くはない。職種としてもあまり知られていません。外資系企業ではファシリティマネージャーという職種が当たり前のようにあるにもかかわらず、日本では「総務」と一括されてしまうことが多い。

だからこそ、私たちはFMの認知を広げ、ファシリティマネージャーを目指す人を増やしたいという想いをビジョンに据えました。社会への価値提供はもちろんですが、FMに携わる人が、やりがいを持ってはたらける世界を作らなければならないとも考えています。

<参考>パーソルファシリティマネジメントのビジョンはこちら

社内で得た知見を、社外へ還元
FMにおける実践的で大量のデータを
有するからこそ、提供できる価値がある

パーソルファシリティマネジメントのサービスは、ワークプレイスという「ハード」を通じて、事業の方針や戦略を実現すること。プロとして、高度かつ専門的なFMを提供しています。
具体的なサービスは、大きく分けて「パーソルグループ向け」と「外部企業向け」の2つです。

パーソルグループ向けとしては、グループ各社のFMと、そのコンサルティングです。FM戦略を立案・支援し、グループ各社とすり合わせながら、ワークプレイスMAC(Move And Change)プロジェクトを推進。メンテナンスやファシリティコストの統括管理も行っています。
さらに、アンケートなどを利用してワークプレイスを評価し、その結果を次の戦略に活用。こうした一連のPDCAサイクルを回すことで、ファシリティの質を高めています。

対して、外部企業向けはコンサルティングが中心です。業界を問わず、FM戦略からメンテナンス領域まで、幅広く支援しています。
私たちの強みは、保有する約240の不動産に対して、年間200のプロジェクトと800のメンテナンスを実施することで得られた多様なノウハウであり、これほど実践的かつ大量のデータを有するFM会社は、なかなかないと自負しています。

この両サービスは、まだまだ拡大の余地があります。パーソルグループ向けのサービスで、ワークプレイスがもたらす効果を検証して得たデータは、サービスの改善だけでなく、社外への営業にも活用できます。
例えば、「ワークプレイスを変えたことで、コミュニケーションがどれだけ増えたか」をデータで説明できれば、FMの重要性を伝えるのに効果的でしょう。FMの質を高めながら、その認知を広めるというビジョンの実現に向かい、事業としても成長し続けています。

<参考>ファシリティマネジメントの事業・業務プロセス

上記事業を展開するにあたり、組織としては「FMOユニット」と「コーポレートユニット」の2つのユニットで構成されています。
まず「FMOユニット」は、グループ内・外の顧客にサービス提供を行う組織です。その中で大きく4つの機能があり、①CRE(Corporate Real Estate)戦略やメンテナンスサービス②PJT企画やその評価・リサーチ③支払いや費用の管理④グループ外へのサービス提供に向けたマーケティングを行っています。
一方、「コーポレートユニット」ではミドルバック機能を担っており、経営企画や人事、データマネジメント、コンサルタントのサポートなどを行っています。前述のとおり、PDCAを回して質を高めることが大事だと考えているため、組織間で密に情報共有し連携することを心がけています。

FMをリードする会社だからこそ、
はたらく場の最先端を実践

パーソルファシリティマネジメントでは、リモートワークとフィジカルワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」を実践しています。以前から、サテライトオフィスの利用やノマドワークの補助を行っていましたが、現在はそのほかに自宅や取引先、コワーキングスペースなど、さらに多様な場所からワークプレイスを選択できるようにしました。良い仕事をするためにどこではたらくべきか、自主的に判断ができます。

ワークプレイスの選択肢がたくさんある中で、ワークプレイスの意義は何かといえば、ほかの場所では実感できない刺激を受けられること。そして刺激を受けるだけでなく、他者を刺激してコラボレーションワークをより活性化することが可能になることです。実際、今のワークプレイスになってから、社員がコラボレーションする時間は30%から60%近くまで向上しました。

こういったハイブリッドワークを機能させるには、「他者配慮」が肝心だと考えています。1人のほうが効率的な仕事もありますが、それがすべてではない。協働したほうがいい仕事もあり、他者といっしょにはたらくには、相手を慮る気持ちも大事でしょう。そのために、「明日どこでどんな仕事をするのか」を毎日チャットで宣言し、可視化するようにしました。他者配慮のハイブリッドワークができるように、情報共有を心がけています。

現代に合った形を模索しながらも、このような多様なはたらき方・はたらく場所を自身で体験できるのも、パーソルファシリティマネジメントの特徴だと思います。

FMは今がおもしろい!
互いに刺激し高めあえる仲間と、
ビジョンを実現していきたい

パーソルファシリティマネジメントの仕事は、ハードを作って引き渡すまでを担う施工会社と異なり、「その後」に関われることが大きな魅力。自分が手掛けたワークプレイスが、事業の成長や社員の体験をどのように変えられたかを知れるのはおもしろいところでしょう。

はたらく場所の存在意義が問われている現在、FMを求める企業はとても増えています。FMの価値が見直され始め、マーケットの需要も伸びている。そのような中で、当社は多くの案件を有しており、FMに専念できる環境です。ファシリティマネージャーとして、今だからこその経験ができると思います。

一方で、組織が急拡大しているフェーズであり、ベンチャーに近い社風だと思っています。未整備な部分も多く、時に泥臭くもがきながら、一人ひとりが主体的にはたらくことが求められています。そのような大変さはありますが、私たちはFMを通じて「はたらいて、笑おう。」を実現したいと本気で考えていますし、そこに共感してくれている社員が集まっています。同じビジョンに向かって、時に大変さを乗り越えながら、互いに刺激し高めあえる方と一緒にはたらきたい、そう思っています。

※社員の所属およびインタビューの内容などは2023年5月現在のものです。

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「はたらいて、笑おう。」を創っていく、未来への挑戦。
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