
機械設計技術者 仙頭さん
現在は、大手電子部品メーカーの研究開発・マーケティング拠点で機械設計、主に筐体設計を担当しています。
私は、大学を卒業してから一貫して設計の仕事に携わってきました。
一時は、「別の仕事をしようかな」と迷っていたこともありました。でも、他分野の勉強をしてみて、「やはり私は自分でものをつくることが好きなのだ」と思い直しました。
特に、3Dプリンターが普及して、個人でも手軽に様々なものがつくれるようになって、ものづくりがこれまで以上に好きになったような気がします。
今の就業先に来る前は、フリーランスの設計者としてはたらいていましたが、「自分一人で模索するのも好きだけど、もっと成長したいから、いろいろな人と関わりながら仕事をしてみよう」と考えて、パーソルに登録しました。
フリーランス時代は、スマートウォッチのようなウェアラブル製品やイヤホンの試作品の設計を請け負う仕事を多くしていたので、その経験を活かせる会社を探しました。
嬉しいことのひとつが、自分とは異なる分野を得意とする技術者と交流できる点です。
今の所属部署は、全社からの試作品や量産品の設計依頼に対応します。
私のような電子回路などを収納する筐体を担当する設計者だけでなく、転職者が多いので過去にテレビ、携帯電話、プリンター、自動車部品などの様々な分野の開発に関わった設計者がたくさん活躍しています。
機構設計の方々と連携して設計作業を進めるなかで、自分の知らない技術・ノウハウを学ぶことは非常に刺激になります。
また、もともとデザインが好きですから、「筐体のデザインに関われる」という点も気に入っています。
以前は、私に設計を依頼してくるクライアント側のデザイナーのアイデアを筐体という形にするという受け身の立場でしたが、現在は「どんなデザインにするか」も筐体設計に含む業務として任されることも増えてきました。
その他、仲間との交流も楽しんでいます。いっしょに話をしながら設計業務するだけでなく、仕事終わりに飲みに行くこともあります。
それから、社内のサークルに入っていてバスケットボールで汗に流す仲間たちもいます。また自分と同じようにランニング好きの同僚がいて、「マラソン大会に出よう」という話で盛り上がっています。
残業がない職場環境ですから、その気になれば、週末だけでなく、平日にもトレーニングをして大会に備えることができます。

就業先で部長表彰を受けた時は、「会社に少しは貢献できたのかな」と感じました。
ある量産品の設計を担当した時に、ものづくりの上流工程でデータ解析や計算を用いて品質のつくり込みを行うフロントローディングによって、量産後の不具合を大きく抑えられたことが認められての受賞でした。
正直にいうと、「自分がはたらくことで誰かの役に立っている」という実感をはっきりとは持っていません。それでも、自分が培った設計ノウハウを教えてあげて同僚の業務を助けることができた時は、漠然とですが「何かに貢献できているのかな」と感じることはあります。
エンジニアというのは、自分の専門分野をはずれると知らないことばかり。たとえば、私は筐体設計の経験はありますが、同じ機械設計の領域でも機構設計や治具についての知識は持ち合わせていません。
だから、お互いに得意なところを教えたり、苦手なところを教えてもらったり。エンジニアの世界では、みんなが誰かの役に立っているのです。
パーソルに登録したことで、自分一人ではできなかった仕事探しができました。
私は「ウェアラブル製品の筐体設計がしたい」と希望していましたから、思い描いていた就業先は家電メーカー。今のような電子部品メーカーに自分のしたい筐体設計があるとは、まったくイメージしていませんでした。
パーソルの担当者に仕事を紹介してもらえたおかげで、自分のしたい筐体設計に恵まれた環境で取り組めるようになりました。
就業後のパーソルからのサポートに対しては、とても良い印象を持っています。
パーソルの担当者には、定期的に業務の進捗を報告して、何か困ったことがあれば相談させてもらっています。
そうした際に嬉しいのは、型どおりの対応ではないことです。
「派遣社員だからこうはたらかなくてはいけない」と縛るようなスタンスで対応されることがありませんから、気持ちよく接することができています。

引き続きスマートウォッチやスマートシューズ、イヤホンといったウェアラブル製品に特化した設計者としてはたらいていきますが、今後はもっと仕事の幅を拡げることを目指します。
今までは、筐体の設計者として可動部のないものを手掛けることが多かったので、動きのあるものの設計にも携わりたいと思います。
さらに、私は3次元的に複雑な形状を作ることを得意としていますから、それを活かしてデザイン性にこだわった設計にも積極的に携わっていくつもりです。
また、はたらく場所についてですが、「海外に行くチャンスがあればいいな」と考えています。
以前に勤務していた会社で航空機の設計に携わっている時は、イギリスやアメリカに行ける環境だったので、「自分もいつかは…」という気持ちを抱いていました。フリーランスの時は、手掛けた製品の生産を中国の工場で行うケースがありましたので、現地とやりとりを経験したことがありました。
文化や言葉の違いがありますから大変ですが、いろいろな刺激が得られて面白いですから、海外と関わる仕事は是非してみたいですね。
将来のはたらき方の理想としては、2つの設計者の顔を持つこと。
現在のように派遣社員として安定して仕事に取り組みながら、会社とは別に個人の設計者として興味のある仕事を探す。そんなはたらき方ができたなら、自分としても成長できますし、就業先にもより貢献できるでしょう。
幸いにも今の就業先では、副業が認められていますので、そのうちにきっと実現したいと思います。