パーソルグループは、はたらきやすい環境づくりを推進する上で、従業員の健康と安全の確保を第一に考え、さまざまな取り組みを実施しています。
グループ行動規範においては「健康・安全の確保」を掲げ、安全は日々の活動に欠かせないものと明記しています。同時に、職場の健康、安全衛生および環境の継続的改善に尽力すること、組織と従業員の双方が常に安全に行動するよう努めることを要請しています。
パーソルホールディングス株式会社では、2023年8月に健康経営宣言を制定しました。
私たちパーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」を掲げ、一人ひとりの可能性を広げ、はたらく自由を広げ、個人と社会の幸せを広げることで「“はたらくWell-being”創造カンパニー」となることを目指しています。
パーソルホールディングス株式会社は、社員の“はたらくWell-being”の体現に向け、エンゲージメントの向上に取り組んでおり、社員の心身の健康が重要な土台であると考えています。
我々は、はたらく一人ひとりの心身の状態を最適に保つことで、“はたらくWell-being”を体現するグループとなり、価値創造を推進していくことを宣言いたします。
パーソルグループの労働安全衛生マネジメントは、執行役員CHROを最高責任者とし、SBUおよびFUが労働安全衛生の管理主体であるグループ各社のストレスチェック、労働時間マネジメントの結果を取りまとめ、ホールディングスのグループ人事本部が各社の結果を集約する体制で推進しています。
また、国内のグループ各社では労働安全衛生法に基づく衛生委員会などが定期的に開催されています。委員会には社員も参加し、職場の安全や健康障害の防止および健康の保持増進に関する計画策定や評価、改善の審議をしています。
労働安全衛生に関わる重要事項は取締役(常勤監査等委員)が出席するリスクマネジメント委員会に付議・報告されています。
健康経営宣言の制定とともに、新たに健康経営推進事務局を設置し、産業医等専門職や健康保険組合とともに健康経営を推進していきます。
パーソルグループにおいて労働災害が発生した場合、当社労働災害ガイドに沿った報告が行われます。特に重大事故や法令違反などが疑われる場合はグループ危機管理規程に基づき、グループGRC本部(危機管理事務局)にも報告がなされます。また、労働災害に迅速かつ適切に対処(調査、所見への対応など)し、速やかに再発防止策を講じる体制を構築しています。
2024年3 月期において、当社グループで重大な労働安全衛生の行政処分事例・摘発事例はありません。
長時間労働による社員の健康被害などの労務リスクを重要指標として可視化し、モニタリングを行っています。グループ各社の重要指標に関する状況を各SBUおよびFUで取りまとめ、それらの情報をグループ人事本部にて集約・管理しています。違反が疑われる場合および違反発生時には、速やかに状況や発生原因を探るとともに、潜在的なリスクも評価し未然防止に向けた施策検討に活用しています。
また集約した情報はリスクマネジメント委員会に報告され、労働時間の適正化の取り組みの強化につなげています。
勤怠管理システムを使用した労働時間データやPC使用履歴との参照に基づき、グループ人事本部主導による定期的なモニタリングを実施しています。
そのほかにも、長時間労働の発生を未然に防ぐための対策として、夜間の一定時刻以降にPCを強制的にシャットダウンする運用を一部で行っています。
すべての従業員を対象に、年1回ストレスチェックを実施しています。ストレスチェックの結果は各職場にフィードバックし、その結果に応じて各社が職場環境の改善に役立てられるようにしています。また、ストレスチェック実施後、希望する従業員には産業医との面談や専門カウンセラーによるカウンセリングの機会を提供しています。
デジタル時代に求められるメンタルヘルス対策・健康維持方法を学び、笑顔でしあわせに働けることを目指し実施したオープンセミナーと管理職向け研修の内容をオンラインで提供しています。
パーソルグループは、海外拠点を多数有する企業として、世界三大感染症(結核、マラリア、HIV/AIDS)などグローバルな健康課題へ対応することの重要性を認識しています。また、海外拠点への赴任者に対して、赴任中の年次健康診断の受診に加え、定期的な人事面談での健康状態の確認、ストレスチェック実施後の高ストレス者フォロー、各種予防接種の推奨などのサポートを実施しています。
パーソルグループでは、従業員の労働安全衛生や健康に対する意識向上を目的として、職場での安全・健康に関する研修や、社内イントラなどによる啓発活動を行っています。
さらに、グループ社員がアクセスできるeラーニングシステム(PALMS)のコンテンツとして労務コンプライアンス研修、メンタルヘルス講座などを提供し、いつでも任意で学習ができる環境を整備しています。
2023年度の受講者数は集計中です。
Programmed groupは、安全をあらゆる活動の最優先に考えています。労働災害は予防可能であるという考えのもと、業務を遂行しています。 施設管理・メンテナンス業務の特性上、災害リスクの高いProgrammed groupにおいては、目標を設定して安全管理活動を推進しています。
年 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
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Programmed Group 休業災害度数率 | 2.31 | 2.32 | 1.43 | 1.86 |
なお、当社グループで過去3年間、労働災害による死亡事故は発生しておりません(0件)。
※本頁内の従業員は、正社員およびパーソルグループの臨時雇用者(契約社員、派遣社員)を指します。