パーソルグループでは、リスクマネジメント活動をパーソルグループでの適切な組織運営や企業価値の維持・向上に寄与することを目的に、「グループリスク管理規程」を定め、グループ一丸となった取り組みを行っております。
この考えのもと、企業価値の維持・向上や事業戦略の遂行を妨げるリスクを特定し、適切な対策を講じることでリスクを低減するとともに、リスクが発現した場合にも迅速かつ的確な受け身をとれるよう備えることで、お客さまや取引先をはじめとするステークホルダーの皆さまの信頼にもつながるものと考えております。
2020年4月のSBU(Strategic Business Unit)体制への移行に合わせ、「現場こそがリスクマネジメントの主体」の考えに基づいたリスクマネジメントの強化を行っております。
リスクマネジメント体制としては、3線ディフェンスを導入しており、各ディフェンスラインの考え方は次の通りとなります。
また、第2線については、リスクの内容・性質によって、リスクの管理部門を次の通り設定し、これらのリスク管理状況については、パーソルホールディングス内のグループリスク統括部署や、リスクマネジメント委員会に報告がされます。
*FU:Function Unitの 略
※ PHD=パーソルホールディングス、HMC=Headquarters Management Committee、CFO=Chief Financial Officer、CIO=Chief Information Officer、CDO=Chief Digital Officer、CHRO=Chief Human Resources Officer、GRC=ガバナンス・リスク・コンプライアンス
リスクマネジメント委員会は、パーソルホールディングスのHMC(Headquarters Management Committee)の機能補完・強化を行うグループ横断組織として、2020年4月に設置されました。
本委員会の委員には、CEO(Chief Executive Officer)をはじめとした経営層、各SBU長、各FU長および各内部統制推進責任者が出席し、グループ全体のリスクマネジメント全般や重要性の高いリスクについての審議や、SBUやFUにおけるリスクマネジメントの状況についてモニタリングを行っています。