「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄、以下 パーソルホールディングス)は、将来世代を重要なステークホルダーと位置づけ、対話を強化する「FR(Future Generations Relations)」活動を2023年より開始しています。
なお、「FR」は株主や投資家向けに行う活動「IR(Investor Relations)」に対する造語として、「Future Generations Relations」を略した言葉で、将来世代と対話し関係性を築く活動を意味しています。
パーソルグループでは「はたらくがワクワクする未来」を将来世代との対話のテーマとし、「FR」活動を強化します。これまでも「未来のはたらく大人たち(将来世代)」に向け、将来、自分で自分の「はたらく」を選択できる大人になってほしいと考え、キャリア教育やプログラミング教育、仕事の体験機会の提供などを行ってきました。
今後は、こうした活動をさらに拡大するとともに、2024年度からは「未来のはたらく大人たち(将来世代)」との対話を重視したキャリア教育プログラムを開発・提供しています。将来世代との対話を通じて収集した意見や考えは、調査レポートとして社外に公開するほか、パーソルグループの経営陣が長期的展望を話し合う戦略会議の場に提出され、今後の事業活動に活かされます。
【対話プログラムの開発・提供】
① 小学校中学校向け:「“はたらく”を考えるワークショップ」(※1)での対話プログラムの開発と提供
② 高校生向け:「地域・教育魅力化プラットフォーム」(※2)を通じた対話プログラムの開発と提供
※1:「“はたらく”を考えるワークショップ」の詳細:https://www.persol-career.co.jp/service/contents/career-workshop/
※2:「地域・教育魅力化プラットフォーム」の詳細:http://c-platform.or.jp/
【その他】
① 将来世代への取り組みを紹介する統合レポートの作成やコーポレートサイト内特設ページでの情報発信
② 将来世代との対話を通じた「はたらく未来」に関する調査研究
③ 将来世代への取り組みを推進するための部門の設置
④ 将来世代への取り組みを会社の推奨活動とするための人事制度の改定 など
「“はたらく”を考えるワークショップ」は、パーソルキャリアが全国の小学校・中学校に無償で提供している小学4年生から中学3年生を対象にしたキャリア教育プログラムです。日々さまざまな人や企業の「はたらく」に向き合い続けるパーソルキャリアのキャリアアドバイザーらが講師を務め、現場で培った経験・知識をもとに、自ら主体的に判断しキャリアを形成していくための「生きる力」を養う授業を行っています。2018年のワークショップ開始以来、全国33を超える都道府県で、延べ562回、302校、32,365名の子どもたちに授業を提供しています。(2024年3月時点、リピート校含む)また、2021年に経済産業省が主催する「第11回 キャリア教育アワード」優秀賞、2024年に文部科学省が主催する「令和5年度 青少年の体験活動推進企業表彰」優秀賞を受賞しています。
パーソルホールディングスは、2023年4月から一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォームが運営する“地域みらい留学”を中心とした高校魅力化の一連の活動に対し、ビジョンパートナーとして支援しています。
高校魅力化の一連の活動は、若者が未来を見据えて、自らの想いや意志をもって自分の未来を選択していくために重要だと考えています。将来世代が自分自身で生き方や進路を選べる土台をつくるために、双方の強みを活かし「意志を持って自分が踏み出す一歩を自分で選択する人材を育成する」という目的に向け、協業をスタートさせました。高校生たちが、さまざまな地域の生徒や知見を持つ大人との接点をつくり、将来に対する選択肢を増やし、自分自身の人生の選択し、意志を持って自らの人生を切り開いていく人々であふれる社会を実現していきます。(2023年度募集→2024年4月入学 110校846人、2024年度募集→2025年4月入学 145校1044人)
「キャリア教育ラボ」は、パーソルホールディングスの運営するパーソルグループの社員同士が集まって交流ができるコミュニティサイト「みんなの部活」から生まれた有志団体です。パーソルグループに所属する企業の社員約300名から構成され、キャリア教育を今後のライフワークにしたいと思っているメンバーや、現在のキャリア形成や教育に課題感を持っているメンバーが集まって、実践活動を行っています。
パーソルホールディングスは、立教大学経営学部の実践型プログラム「BLP(ビジネス・リーダーシップ・プログラム)」へ参画しております。BLPはウェルカムキャンプやリーダーシップ入門等、段階的にリーダーシップを開発する経験学習モデルに基づいた少人数のアクティブラーニング形式で行われる授業プログラムです。パーソルグループではBL2という経営学部2年生約300名を対象にした授業をサポートしています。
「ドローンを活用した防災教室」は、パーソルビジネスプロセスデザインが実施している災害現場におけるドローンの活用法を知ってもらうための特別授業です。学習と体験を通じて「テクノロジー×防災」への理解促進や興味喚起を深める事に加え、防災や災害対策におけるドローンの可能性を子どもたちに伝えることを目的に実施しています。
「プログラミング特別授業」は、パーソルビジネスプロセスデザインが小学校へ提供しているプログラムです。2020年度からプログラミング教育が必修化されたことにより、児童一人ひとりにタブレットが配布され、授業内で調べた内容をまとめて提出する、先生が用意したフォーマットを使って自分の考えを整理する、連絡帳機能を活用して児童と先生が円滑にやり取りを行うなど、ICTの活用が進んでいます。こうしたツールを単に使いこなすだけでなく、「プログラミング的思考」とともに、それらがどのように動いているのかといった仕組みを児童に伝えるため、当プログラムを実施しています。
「パーソル×WEリーグ キッズお仕事体験」は、パーソルグループがシルバーパートナーとして協賛する公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)とともに、小中学生を対象に実施しているイベントです。 子どもたちにWEリーグには選手以外にもたくさんの仕事があることを知ってもらいたいという想いと、子どもたちがWEリーグの試合会場で実際に「はたらく」体験をすることで、サッカーに関わる仕事への理解を深め、将来の「はたらく」を考えるきっかけにしてもらうことを目的に行っています。
パーソルホールディングスでは、“はたらくWell-being”を体現し、その先にある笑顔を社会の力に変える方を表彰する『はたらくWell-being AWARDS』を開催しています。より多様な視点から人や組織に光を当てるために、全5部門の表彰部門を設け、第7回目よりFR部門を新設しました。選考に際しては、「自己決定」「実践」「独自性」「前向き」「意義」の5つの基準に基づいて、将来世代に受賞者を選出してもらっています。FR部門設置初年度は、学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校の生徒が選考委員を務めました。