アワード概要
『はたらくWell-being AWARDS by PERSOL』は、
自らのキャリアを主体的に描き、選んで行動した結果、
この1年間で
もっとも“はたらくWell-being”を
体現していた方に贈るアワードです。
パーソルグループでは、グループビジョンである
「はたらいて、笑おう。」を
体現する方々に贈るアワードとして、
2019年より『PERSOL Work-Style AWARD~はたらいて、笑おう。~』を
開催してまいりました。
私たちははたらくことを通じてその人自身が感じる幸せや満足感―
“はたらくWell-being”を体現し、
その先にある笑顔を社会の力に変えた方を表彰することで、
一人でも多くの方々がご自身の
“はたらくWell-being”について、
考えていただくキッカケが生まれていくことを
願っています。
はたらくことを通して、その人自身が感じる幸せや満足感を “はたらくWell-being” と定義しています。
パーソルグループは、多様なはたらき方や学びの機会の提供を通じて一人ひとりの選択肢を広げ、はたらく自由を広げることで、個人と社会の幸せを広げることを目指しています。一人でも多くの方々が自ら選択した仕事やはたらき方で、喜びや楽しみ、さらには人や社会の役に立っていることを実感できる多様で豊かな社会を創造することで、世界中で「はたらいて、笑おう。」を実現していきます。
受賞者紹介
選考基準および選考委員のご紹介
選考委員による選考および、運営事務局の協議にて受賞者を決定。
“はたらくWell-being” の体現度合や周囲の影響などを鑑み、以下の選考基準において選考。
自らに向き合い
考えをもって選択したか
自分の信念や意思に基づいて主体的に動けたか
ほかにはない自分らしさ、
ユニークさがあるか
喜びや楽しみを持って
前向きに取り組んでいるか
身のまわりや社会を
よりよくすることに
つながっているか
慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授
武蔵野大学ウェルビーイング学部 学部長・教授
1984年東京工業大学(現東京科学大学)卒業、1986年同大学修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授等を経て現在慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。武蔵野大学ウェルビーイング学部長兼務。博士(工学)。著書に、『ディストピア禍の新・幸福論』(2022年)など多数。専門は、システムデザイン・マネジメント学、幸福学、イノベーション教育など。
株式会社tonari 代表取締役
プロデューサー/映像ディレクター
テレビ東京入社後、テレビでは『家、ついて行ってイイですか?』などを企画・演出。同番組でギャラクシー賞、民放連賞。Webでは『日経テレ東大学』を企画・制作統括。チャンネル登録者は100万人超。2023年3月に独立。新メディア『ReHacQ』を立ち上げる。
著書:『TVディレクターの演出術』(ちくま新書)、『1秒でつかむ』(ダイヤモンド社)
編著:『天才たちの未来予測図』(マガジンハウス)、『なんで会社辞めたんですか?』(東京ニュース通信社)など。
文芸評論家
京都市立芸術大学非常勤講師。1994年高知県生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士後期課程中退。リクルート社を経て独立。主に文芸評論、社会批評などの分野で幅広く活動。著書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』『「好き」を言語化する技術』等多数。
学校法人角川ドワンゴ学園 学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校(以下、N高グループ)は、インターネットと通信制高校の制度を活用した「ネットの高校」で、生徒数は両校合わせて30,648名(2024年9月末時点)。2025年4月に3校目となるR高等学校を開校準備中。
選考を担当したN高グループ 生徒会はよりよい学校づくりに向けた課題解決や価値創造に取り組む生徒主体の組織。事業予算は年間1000万円。選挙で選ばれた代表役員20名と、実行委員の生徒428名が在籍(2024年11月29日時点)。
株式会社スープストックトーキョー 取締役
新卒で株式会社資生堂へ入社し、営業経験後、一貫してマーケティングに従事。低価格メーキャップブランドで当時史上最年少ブランドマネージャーを務めた後、サンケアブランドのグローバルブランドマネージャーを務める。第一子出産を機に2019年バイオテクノロジー企業の株式会社ユーグレナへ転籍し、マーケティング部門の立ち上げや事業本部長、執行役員を歴任。2023年3月より株式会社スープストックトーキョー顧問、2023年8月に同社へ入社し、取締役に就任。価値づくりユニット長も兼務し、ブランド戦略を軸に経営執行を推し進める。2024年4月より現職。
パーソルホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO
京都市生まれ。立命館大学卒業。人材派遣事業のビジネスモデルに可能性を感じ、1991年にテンプスタッフ株式会社(現 パーソルテンプスタッフ株式会社)に入社。
事務・技術者派遣事業を経て、創業者の篠原欣子が目指す「雇用の創造」を実現するため、2010年にアウトソーシング事業を立ち上げ、新たな屋台骨を確立。2016年同社代表取締役社長就任を経て、2020年にパーソルホールディングス株式会社取締役副社長執行役に就任し、グループ全事業を統括。2021年4月より現職。「不易流行」を経営の信条とする。
昨年受賞者の3名にも選考いただきました
昨年のはたらくWell-being AWARDSはこちら2017年1月23日に株式会社RASHISAを設立。創業後2年半ほど新卒領域で事業を展開し、2019年4月にキャリアアドバイザードットコムをリリース。同年11月に事業売却後、事業をピボットし、虐待問題と向き合うことを決意。2020年から虐待サバイバー(被虐待者)の雇用創出を目的としたBPOサービスを運営中。
シングルマザーの方を採用することによって、虐待問題にアプローチする、というアイデアが素敵だなと感じました。女性がひとりで子育てしながら働くことがまだまだタフな生き方である現代において、雇用を確保し、貧困をまずは減らすこと、そこにアプローチしている点が凄いです。ビジネスによる社会課題解決の新しい形だな、と思いました。
選考委員・三宅 香帆さんより
慶應義塾大学総合政策学部卒業。在学中、人材コンサルティング会社に参画。法人向けのコミュニケーションやホスピタリティ研修の企画・営業を担当。2017年に味の素株式会社に新卒で入社。財務経理部にて決算および原価計算業務を担当。2020年に「Age-Well社会の創造」を掲げ、株式会社MIHARU(現株式会社AgeWellJapan)を創業。シニア世代のウェルビーイングを実現する孫世代の相棒サービス「もっとメイト」や多世代コミュニティスペース「モットバ!」を運営。法人や自治体向けに、シニアDXやシニアWell-being事業の企画・運営を支援。超高齢社会のAge-Wellをテーマにしたカンファレンスイベントを主催。2023年にAge-Wellな生き方をデザインする研究所「Age-Well Design Lab」を設立。IMPACT STARTUP SUMMIT 2024」のピッチコンテストにて大賞を含む4冠受賞。Forbes JAPAN「世界を救う希望NEXT100」選出。メディア出演も多数。
高齢社会において、エイジズムによる差別がなされない世の中になることは、現代日本の大きな課題だと思います。シニア事業というと介護や医療といった身体のケアが注目されやすいですが、スマホやコミュニティを利用した心の元気を取り戻す事業を提案された点が、新しく素敵だと思います。いつまでも楽しく生きられる世の中になってほしいという事業姿勢にも共感しました。
選考委員・三宅 香帆さんより
2015年にDeNAで健康&ウェルビーイング経営の専門部署を立ち上げ、南場会長にCHO(Chiief Health Officer)への就任を要請し、健康経営銘柄を2年連続で取得するなど、7年間の活動を経て独立。
現在は㈱イブキの代表取締役として、主に大企業の健康経営やダイバーシティ経営推進のコンサルティングやwebサービス提供(1Minute1Action)を行う。
ゴルフ上達×健康増進事業も展開し、プロゴルファーや医師と55歳以上向けの動画プログラムや施設運営(神田)を手がける。
主な著書:『仕事で成果を出し続ける人が最高のコンディションを毎日維持するためにしていること』(東洋経済新報社)
食生活や睡眠や運動量に課題を感じているビジネスパーソンは、本当に多いのではないでしょうか。平井さんの姿勢に共感する人が増えることによって、もっと働く人が楽しく生きられる日本に変わっていけたらいいな、と感じました。働きながら運動や睡眠の時間をしっかりとれる世の中になってほしいです。これから、健康経営という言葉が広まることを期待しています!
選考委員・三宅 香帆さんより
早稲田大学政治経済学部卒業後、2003年4月に福井県入庁産業や観光行政のほか部局横断的な政策づくりを担当後、管理職等に積極登用する人事のチャレンジ制度に手を挙げ、2023年5月から現職大学・企業などと連携し、県民の幸福実感を高めるプロジェクトを進めている。
「変わりにくい」「スピードが遅い」と言われがちな行政の中で、県民の生活に寄り添いながら多くのアクションを実行し、具体的かつ実効性のある成果をあげられていることに驚きと尊敬の念を抱きました。さらに、何よりも、この仕事に携わるご本人からWell-beingのオーラがあふれており、その姿勢に深く共感いたしました。
選考委員・工藤 萌さんより
1977年3月11日生まれ。自分の誕生日に東日本大震災が起こり、思うところあってヤフー石巻復興ベースを立ち上げ、石巻に移り住む。
被災地の農作物や海産物、伝統工芸品などをネットで販売する「復興デパートメント(現エールマーケット )」や、漁業を「カッコよくて、稼げて、革新的」な新3K産業に変えるため、地域や職種を超えた漁業集団フィッシャーマン・ジャパンの立ち上げに従事。
現在は持続可能な地域や社会をつくるため、LINEヤフーでは地域の脱炭素事業を後押しする「地域カーボンニュートラル促進プロジェクト」や、SDGsに特化したWebメディア「Yahoo! JAPAN SDGs」編集長を担当。フィッシャーマン・ジャパンのノウハウの全国展開にも取り組んでいる。
以前から、こんな素敵な方がいらっしゃるのかと注目していました。長谷川さんの活動には、他者を思いやる精神と共感力が溢れています。地域社会への深い理解と共感を持ちながら本質的な活動を継続されており、強い信念をしなやかに表現されている姿に、心から感銘を受けています。
選考委員・工藤 萌さんより
実業家、インフルエンサー。株式会社Alyo取締役社長。1988年生まれ。
獨協大学外国語学部を卒業後、アルバイトなどをしながら26歳までその日暮らしをした後、ウェブの美容ライター、エッセイストとなる。29歳でAlyoを設立。
600mlボトルが入るマジカルポケット付きアパレルの「CINEMATIQ」「SERPENTINA」、驚くほどくびれて10秒で着脱可能なコルセットブランド「Enchanted Corset」、2024年にはナチュラルスキンケアのJuwanを展開する。
「人生、何周目なのだろう?」と思うほど多くのチャレンジを重ね、自分らしさを貫いていらっしゃいます。 「強くてかっこいい大橋さん」は、直感を羅針盤とし、挑んだ先に培われたものだと想像します。このように、経験をフル回転して「らしさ」を発見し、形成し、磨き上げていく生き方は多くの方を勇気づけるものであると思います。
選考委員・工藤 萌さんより
高校から陸上競技の走高跳を始め、3年生の全国高等学校陸上競技対校選手権大会にて第3位を勝ち取ると、同年には2m16cmをクリアし、その年の高校記録保持者となる。その後岐阜大学へと進学し、日本学生陸上競技選手権大会にて3度の優勝を収めた。岐阜大学大学院修了後はシステムエンジニアとして働きつつ、地元企業にて所属アスリートとして活躍。2022年には世界選手権に初出場し、翌年のブタペスト世界選手権で8位入賞。2024年度からは(株)西武・プリンスホテルズワールドワイドに所属し、日本選手権2連覇、パリオリンピックにて5位入賞などの成績を残している。また、研究にも力を入れ、岐阜大学医学部研究生として転倒予防の研究を行っている。
仕事をしながら勉強や運動する時間を、少しでも取りたい。そう思いながら中々できないことが多い中、仕事、勉強、運動を全部本気でやり抜くパワフルな生き方がすごい。それだけでもすごいのに、出す成果がすごい。そして1番すごいのは、本人がそれを楽しんでいそうなところ。Well-beingと呼ぶにふさわしいと思う。
選考委員・高橋 弘樹さんより
2011–2014年、ダンス&ボーカルグループのボーカルとして活動。
2015年よりユニセックスストリートブランド「BLIXZY(ブライジー)」を設立しトータルプロデュースを手がけるほか、ラジオナビゲーターやナレーター、MC、タレント、コメンテーターとしても活動。2019年から長野県小諸市に拠点を持ち、農ライフをスタート。野菜やお米、ワイン用ぶどう、南高梅などの栽培を行い、2021年には農ライフブランド「ASAMAYA」を立ち上げる。2022年小諸市農ライフアンバサダーに就任。農ライフや地域・農業の魅力を伝えながら農村での課題解決に向けた商品開発も行うなど活動の幅を広げ、「有言即行」をテーマに新しい生き方や価値観を発信している。祖父の被災経験から防災士の資格を取得し、2024年からは地域の防災意識を高める団体「あさま防災カルチャークラブ」を始動。
東京で音楽活動をしアパレルブランドを展開していたのに、ノリで長野についていって、農家になってスーパーに売ってない野菜を作って楽しみ、食べる。しかしアパレルブランドのクリエイターもやりながら、そして音楽活動も再開。防災士の資格も取って、地域のために活かしたい。ある意味欲張りだけど、根詰めない。拘るけれど、自然体。素敵な生き方だと思いました。
選考委員・高橋 弘樹さんより
68歳。孫2人。介護福祉士を引退し、現在はYouTubeやInstagramやブログ等でリアルなシニアライフを毎日発信中。YouTubeで昨年、銀の盾を取得。書籍として主婦と生活社より、人生キラメクおしゃれマジック、ワニブックスより料理本を出版。その他、イベントの登壇やテレビCM等に出演中。
表現者としてインスタやYouTutubeへのコンテンツ作りを楽しむだけでなく、プラットフォームごとの特性分析をしつつ、数字にこだわる本気度がすごい。「何事も『えいや』と挑戦すると、新しい世界が拓けるんですよ」と仰るが、その「えいや」が40代でも気怠くなってくるものなのに、60代で持ち続けているのがすごいです。
選考委員・高橋 弘樹さんより
富山県では、令和4年2月に策定した「富山県成長戦略」のビジョンとして、「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」を掲げ、様々な取組みを展開している。その中心に据えているのは、主観に着目した県民意識調査に基づく独自の「富山県ウェルビーイング指標」。全国初の取組みとなるが、この指標を政策形成に組み入れ、県民の皆さんのウェルビーイング向上につなげることにもチャレンジしている。また、ウェルビーイングの理念を盛り込んだ「職員行動指針」を策定するなど、職員1人ひとりが県民の幸せのためにやりがいと自己成長を感じながら働ける職場づくりを目指し、職員のエンゲージメント向上にも取り組んでいる。
新田八朗知事以下、県が一丸となって進める富山県のWell-beingの取り組みは定評があります。予算編成、成長戦略のビジョン、関係人口の創出、二拠点居住の推進、サテライトオフィスの誘致など、すでに様々な活動を行っておられます。さらに多面的な活動を行なっていくことによってWell-being先進地域をこれからも発展させていかれることを心より願っています。
選考委員・前野 隆司さんより
1907年創業、連携売上高約2兆円、連結従業員数約5.7万人の素材メーカー。
時代の変化に合わせて、世の中に欠かせない独自の素材・ソリューションを生み出し提供し続けてきた。
それを支える人的資本経営「人財のAGC」として、多様な人財の強みを引き出し、主体的な成長を支援し、チャレンジを奨励している。
またこのような企業文化を醸成するため、経営層と社員との対話や、社員が自発的に学び実践するコミュニティ、組織の課題解決に伴走する支援など、組織開発に取り組んでいる。
AGCは、Well-beingな職場作りのために多様な取り組みを長年行ってこられました。チャレンジキャリア制度(人材公募、職務希望エントリーのマッチング)、ジョブチャレンジ(社内副業制度)、クロスディビジョナル・ネットワーク・アクティビティ(スキルごとの越境コミュニティ)、社外の副業解禁など、先進的な数々の制度を整備されています。これからもWell-beingな制度・施策作りをはたらく幸せを追求し続けていただきたいと思います。
選考委員・前野 隆司さんより
ロート製薬は1899年の創業以来、世界の人々に美と健康に関わる商品やサービスを届けてきた。現在はロートグループ総合経営ビジョン2030「Connect for Well-being」を掲げ、食や再生医療分野にも事業の領域を展開している。世の中に健康の価値を提供していくには、まず、社員一人ひとりが心身ともに健康であり、情熱をもって日々の仕事に取り組めることが重要と考え、2014年に日本初の「チーフヘルスオフィサー」、2016年には健康経営推進グループを設置した。また、社員がお互いに感謝の気持ちを伝え合う「39(サンキュー)ARUCO」や、社員一人ひとりが「今」どのような状態で日々仕事と向き合っているのかを把握するための「Well-beingポイント」などの施策を実施し、社員自らが健康であり続けようとする「きっかけづくり」を進めている。
ロート製薬の長年にわたるWell-being経営には定評があります。社員の健康増進、健康社内通貨ARUCOの導入、社員同士が「ロートネーム」で呼び合う試み、社内起業プロジェクト「明日ニハ」の推進など、実効性の高い多くの施策が行われており、多面的にWell-being経営が行われています。これからも事業成長戦略としてのWell-being経営を力強く推進していかれることでしょう。
選考委員・前野 隆司さんより
大阪市出身。関西学院大学で社会学を学ぶ。
株式会社オカムラでは経理、営業事務、秘書を経て2017年6月よりWORK MILLコミュニティマネージャーに。
「働く」をテーマにした共創空間・Open Innovation Biotope “Sea”を拠点に、全国の共創を創発するリーダーとして活動中。
2023年6月より一般社団法人demoexpo理事に就任。街から万博を盛り上げる活動に力を入れている。
岡本さんのコミュニティ活動では事前の計画とジャズセッションのような柔軟性を大切にしているのが興味深かったです。人が集まった時の楽しさやそこで生み出せるものは、集まった人やタイミングなどによって変わる多様なものだと思います。岡本さんの活動から、その時に集まったメンバーでどんな楽しいことができるかを考え抜くことが大切なのだと思いました。
私も学校生活を通じて、グループワークなどにやりがいを感じつつも難しさを感じることがあります。しかし「とりあえずやってみよう」という気持ちで挑戦して、予定調和ではない協創を楽しむという考え方を取り入れたいと思いました。
選考委員・学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校より
2016年ヤフー株式会社にデザイナーとして新卒入社。コロナ禍をきっかけにアイデアクリエイターとしてSNSに自身のアイデアを発信し、今ではフォロワー40万人以上。デザインコンペの受賞率は9割以上をマークし、これまでにアイデア発想に関する本を2冊出版。2024年11月にカステラスポンジが全国のロフトで発売され、今では様々なメーカーやアミューズメント施設とコラボしながらグッズ制作をしたり商品企画コンサルティングを手掛けている。アイデアを考えるのは得意だが何にも活かせていないもどかしさをバネに、自身の発想スキルを伸ばすべく日々この時代におけるコンテンツの伸ばし方について奮闘中。
学校生活では気が乗らない課題など「嫌だけどやるしかない」と自分に言い聞かせて何かを行うことがありました。いしかわさんの活動は、「課題が燃えて見える付箋」など、デザインによって行動を面白おかしく促すという解決法があることを教えてくれました。あらためてアイデアの力はすごいと実感しました。
また、誰かに楽しさや便利さを与えることは簡単ではないと思います。それでも、他の人に相談してアイデア1000本ノックをしたり、アイデアを出し続けて相手に楽しさや役に立つものを届けることを諦めないいしかわさんの姿勢に心が動かされました。
選考委員・学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校より
1936年設立の「中小企業の中小企業による中小企業のための金融機関」。設立して85年超にわたり、一貫して中小企業を支援してきた。2018年に社内で開催したビジネスコンテストにて、従業員の幸福度を可視化する「幸せデザインサーベイ」のアイデアが誕生し2020年に事業化。以降、同サーベイや従業員参加型のワークショップ等を通じ、中小企業で働く人々のWell-being向上をサポート。2024年11月、人財サービス子会社「株式会社商工中金ヒューマンデザイン」を設立。今後も、中小企業、また中小企業で働く人々に対して、「気づき」を与え「幸せ」を考えてもらうお手伝いをしていく。
“幸せ“という多くの人が求めているけども形もなく捉えどころがないことを、科学的な根拠に基づいて調査し、状況の把握や今後の計画を立てることができる活動がすばらしいなと感じました。
勉強などでも、忙しくなると「何のためにやっているのだろう」と最初の目的を忘れてしまい意義を感じられなくなることがあります。でも本当は“幸せ“や自分が実現したいことに向かうためにやっていたのだと思います。
将来働く中でも、人間関係や健康、自分のモノゴトの捉え方などを振り返る時間を設けて、改めて自分の“幸せ“について考えられる機会がある、そんな環境があれば毎日がより充実したものになると思いました。
選考委員・学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校より