複業制度座談会

自分の“はたらく”は自分できめる!
可能性を広げる「複業」というはたらき方

複業制度座談会

パーソルグループでは、「社員の自己成長を応援したい」「パーソルで得た経験・価値観・スキルを社会に還元してほしい」「複業で得た経験・価値観・スキルをパーソルに還元してほしい」という3つの想いから、複業制度を2019年4月より導入しました。実際、パーソルホールディングスでは約10%の社員が複業を行っています。その中で自身の目標に向かって邁進する3名の社員に、キャリアプランや複業をする魅力などについてお聞きしました。

グループIT本部 情報セキュリティ部 情報管理室 エキスパート

加藤 永真

グループIT本部 情報セキュリティ部 情報管理室 エキスパート

加藤 永真

Nagamasa Kato

2022年6月中途入社。パーソルグループにおける情報セキュリティのルールづくりや、個人情報の取り扱いに関するチェックなどを担当。ガバナンスが効いているかを確かめながら、申請フローの管理の一元化や、課のメンバーのスキルアップ促進なども行う。

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グループIT本部 ワークスタイルインフラ部
コミュニケーションインフラ室

山田 瑞貴

グループIT本部 ワークスタイルインフラ部
コミュニケーションインフラ室

山田 瑞貴

Mizuki Yamada

2019年新卒入社。パーソルグループの従業員が使用するコミュニケーションツール、中でもファイル共有サービスやメール配送サービスのシステム管理を担当。既存ファイルサーバのクラウド移行など、運用の効率化やコスト・リスク低減を図るプロジェクトなども行っている。

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グループ人事本部 HD人事部 HD人事室

栗本 良平

グループ人事本部 HD人事部 HD人事室

栗本 良平

Ryohei Kurimoto

2018年新卒入社。パーソルホールディングス内の人事制度の設計や、新卒採用、組織開発に関する業務を担当。加えて、社内の人事データを集約・分析する「BIツール」の導入や、データ活用に関する勉強会の開催なども担っている。

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複業は「夢」や「目指すキャリア」を叶えられる制度

―皆さんの複業について教えてください。

加藤:私は高校で情報科の非常勤講師をしています。きっかけは子供が通っている中学の先生から「情報科の教員が足りなくて困っている」という話を聞いたことでした。当時、自分は40代後半。定年が見え始めてきたタイミングだったので、「50歳になったら社会に貢献していきたい」と考えていました。そこで大学に通い直し、教職課程を履修。高校の教員免許を取得したんです。

山田:加藤さんは、確か複業したかったことが転職理由のひとつだったんですよね?

加藤:そうです!教員免許をとったものの、当時は複業というはたらき方がなかなか難しく…。そこで、情報セキュリティの仕事をメインにしつつ、非常勤の教員としてもはたらきたいと思い、その夢をかなえてくれる職場を探している中で、パーソルに出合いました。山田さんは、入社してから複業を始められたんですよね?

山田:私は、入社2年目から複業を始めました。複業先はプログラミングや動画・画像編集など、PCを使ったものづくりを学べる中高生向けのスクールです。実際に中高生に教えるのは大学生ですが、適切な学びを届けられているかという、サービスマネジメントを私が行っています。具体的には、授業当日の司会進行や、大学生からの指導方針の相談対応、中高生のモチベーション管理などです。元々私が大学時代にインターンではたらかせてもらった会社で、入社1年目の仕事が慣れてきた頃に「手伝ってほしい」とお声がけをいただき、はたらくことにしました。栗本さんは、どのような複業をされているのですか?

栗本:私は、卒業生や退職者同士でつながり続けられる「アルムナイ」のコミュニティ運営を複業としています。学生時代、大学生のキャリアを支援するNPOの活動をしていたのですが、運営主体が大学生なので、社会人になると同時につながりが途絶えてしまうことがもったいないなと感じていました。それを解決したいと思い、有志数人で「アルムナイ」のコミュニティを立ち上げました。

―なるほど。では、複業を始めた理由について教えてくだい。

栗本:「40歳で日本を牽引する人事になる」という目標があり、その目標から逆算した3つの必要条件を習得するため、複業を始めました。1つ目は、人事について広く深く考えられるようになること。2つ目は、人事も事業のために存在するので、起業の経験。3つ目がITの知識。この3つを手に入れるには、パーソルではたらきながら、複業をするのが近道だと考えたんです。

加藤:夢を追いかけた上での選択だったんですね。

栗本:パーソルに入社する際に豪語した目標です(笑)。もともと大学時代から人事の領域に興味があって。新しい取り組みを行い「人事のこれからの姿」を示してきた有名な人事担当者を知るたびに「こういう人になりたい」という想いが強くなっていきました。人事は社内に向いた仕事なので、注目される機会は少ないですが、人事が会社の「顔」になればきっと事業にも還元できるはず。だからこそ、社外でも積極的に活動していきたいと考えており、それも複業をしている理由のひとつです。

山田:私は元々人材教育×IT×地方活性の3つを合わせた領域に挑戦したかったのですが、その領域にいきなり挑むには、あまりにも経験と人脈が少ないと感じていました。そこで、パーソルに入社してITや企画について学ぶことにしたんです。1年間パーソルではたらき、落ち着いたタイミングで改めて自分のやりたいことを考えた際に、やはり教育の領域にも関わりたいと思い、複業を始めました。また、パーソルでは社内向けのサービスに携っているのですが、社外向けのサービスにも関わりたいと思ったことも複業を始めたきっかけのひとつです。パーソルにいながら、自分が望む経験を外に取りに行くことができる。そのようなところに複業の意味を感じています。

加藤:私は2人とは少し異なり、社会貢献の想いが複業のきっかけです。「困っている人たちのために、自分ができることがあれば協力したい」という考えが根底にありました。加えて、私も大学生の頃に塾の先生や家庭教師をやっていたんです。その経験と、社会人として培ってきた情報のスキル・知識を活かせることも、教職に就こうと思った理由です。実際に教職を経験し、現実と勉強をつなげて教えられる社会人経験がある教員が、もっと増えるべきだと強く感じました。

現職×複業のシナジーで、さらなるスキルアップへ!

―複業をするメリットについて教えてください。

加藤:教員の仕事をするにあたり、自身の知識を整理したり、どう伝えたらわかりやすいかを都度考えたりしているので、それがパーソルでのメンバー指導に役立っていると感じています。逆にパーソルをはじめとした社会人としての経験や、現実社会での出来事を踏まえた授業をすることで、通常の授業だけではない、何かしらの付加価値を生徒たちに与えられたら…と思っています。もしかしたら私の教え子の中から、パーソルに入社する子が出てくるかもしれません(笑)。

栗本:今後の採用という観点で加藤さんはキーマンですね(笑)。私の場合は、0から作る経験ができたことが良かったと思っています。例えば、コミュニティの立ち上げにあたり、チームメンバーとともに、ミッション・ビジョン・バリューの策定から行いました。普段の業務ではなかなか経験できないことですし、そのような経験から身についた企画力や主体性はパーソルの業務にも活かせていると思います。先ほどの山田さんの話と被りますが、普段の業務でできない経験を積むことができるのは、複業をするメリットであると感じていますね。

山田:私はプロジェクトやサービスのマネジメントという観点で、複業の経験を活かせていると思います。複業先では、中高生に授業をするのは大学生で、自分はその大学生のマネジメントやサポートをすることでサービス品質の管理をしている。この構図はパーソルでのプロジェクト運営体制に近いんです。実際、メンバーを通してプロジェクト推進やサービス品質の管理する際に、複業で得たマネジメントスキルを活かせているように感じています。 加えて、大学生や中高生たちとのコミュニケーションを通じて、新しい価値観や新サービスに関するアイディアを得られているのも複業の利点ですね。

自分らしい生き方・キャリアを大切にする
パーソルだからこそ複業しやすい環境がある

―パーソルでの仕事と複業を両立するコツはありますか?

加藤:メリハリをつけることですね。高校は授業時間が決まっているので、その時間は教師であることに集中しています。一方、それ以外の就業時間中はパーソルの仕事に集中するため、授業の事前準備やテストの採点などは週末に行っています。パーソルで一緒にはたらくメンバーの協力と理解があるからこそ両立できていると思っているので、迷惑がかからないようメリハリをつけて、それぞれにコミットすることを大切にしています。

山田:私の場合、休日に複業をしているので、パーソルの業務に影響することはほぼなく、複業との切り替えも自然とできています。ただ、中高生の長期休暇に連日イベントを行うこともあるので、その際は有給休暇をまとめて取らせてもらうことも。そのような場合は、休暇を取得することを1カ月前には共有しておくなど、周りへの影響が最小限となるように気をつけています。加藤さんと同じく、周りが複業に対して好意的なことが本当にありがたいですね。

栗本:なるほど。私は月30時間ほど複業をしており、終業後に打ち合わせ、休日は終日イベントに参加することもあります。そのため、体調管理には気をつけており、上司もなによりそこを気にしてくれています(笑)。
お二人に質問なのですが、パーソルの複業制度について実際どう思いますか?人事として、気になっていまして…。

加藤:複業が認められているおかげで、「学校の先生をやりたい」という私の願いをあきらめなくていい。入社後のはたらき方については、選考のタイミングで採用担当者に何度も確認したポイントでしたが、実際にはたらいてみて、想像以上に周りの理解がありました。すごくありがたいですし、そのような環境で複業ができてうれしく思っています。

山田:たしかに。複業もそうですが、多様なはたらき方を支える制度もありますよね。例えば、メンバーはフレックスタイム制なので、私は、毎週水曜はコアタイムの15時に仕事を終えて、新しいことを学ぶ時間にあてています。はたらき方を自ら選ぶことができるので、本当にはたらきやすい環境だと感じています。

栗本:そう思ってくださっていて、うれしいです!人事として補足すると、パーソルはダイバーシティにも力を入れている。複業制度もその一環で、「それぞれの生き方に合わせてキャリアを築いてほしい」という想いから導入されています。複数の組織に所属して、必要とされている実感が高まれば、精神的安心性や自己肯定感の向上につながる。そうなると、パーソルでも複業先でもパフォーマンスを発揮し、自身のキャリア形成にも好影響があります。パーソルの複業制度は企業理念や風土とマッチしているため、利用しやすい土壌に自然となっているのかもしれません。

<参考>パーソルにおける「Diversity, Inclusion & Equality」の考え方や取り組みはこちら

※社員の所属およびインタビューの内容などは2023年8月現在のものです。

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