採用ブログ
高校生が見つける未来
~社長対談&内定者とのコラボワークショップで「はたらいて、笑おう。」を考える~
カルチャー

こんにちは。新卒採用担当の山﨑です。10 月 1 日の会社イベントといえば内定式ですよね。
でも、実は今年は、パーソルホールディングスにとって内定式以外にも大事なイベントがありました。
それは、新潟県にある私立新潟明訓高校の生徒 8 名を受け入れるということ。
同校から「高校生にキャリアを考えるきっかけを提供してほしい」というご相談をいただき、
我々としても、「子供たちが、前向きに人生や”はたらく”を考えてほしい」そんな思いから快諾させていただきました。
こちらではそのときの様子をお届けします。
初めての会社訪問×初めての社長対談。
ドキドキしながらも高校生が直球で社長にぶつける「はたらく」とは?
今回のコンテンツは、社長の和田と高校生の対談から始めました。
パーソルホールディングスの南青山本社へお越しになった高校生の皆さんをまずは社長室へご案内。
初めての会社訪問ということですごく緊張(皆さん真顔でした)されていましたが、
社長室へご案内すると、笑顔でお迎えする和田や秘書の歓迎に、高校生たちもホっとした気持ちになり、笑顔がこぼれたのが印象的でした。

そこから応接室へ場所を移動し、高校生との対談がスタート。
高校生たちには事前に和田へ聞いてみたいことを用意してきてもらい、ざっくばらんに質問してもらいました。
「質問を纏めてきました」とおもむろに i-Pad を取り出す姿に、教育現場の変化を改めて実感しました。
高校生の質問は・・・
●働いていて喜びを感じる時はどんな時ですか?
●仕事を選ぶ際、何を重視して選んだらいいですか?
●多くの企業が求める人材はどのような能力を持った人ですか?
●自分とは異なる価値観の人の働き方、生き方を応援するのは難しいと思いますが、どのようにサポートしているのですか? 等々
主に仕事のやりがいやスキル、そしてスタンスなど、仕事について様々な角度から質問をされていました。
その一つ一つの質問に誠実に向き合いながら回答をさせていただきました。
和田は、回答の中でこれまでの人生を振り返り、紆余曲折あったということを伝えつつ、
「自分が何をしたいのかを早く見つけていくことも大事ではあるが、それがまだわからなくても問題ない。
わからないならわからないなりに怖がらず、躊躇せずにチャレンジしていくこと、どんどん飛び込んでいくことが大事。
そうすれば、次にチャレンジしてみたいことや、もっとやりたいことにも出会える。
私も今ここにいるのはそういうことをしてきたから。失敗は怖くないからどんどんチャレンジしてほしい。」と高校生をまっすぐ見てお話いたしました。
高校生の皆さんも目を輝かせ、和田の話を一生懸命ノートに残しており、
まだ体験したことのない「はたらく」について、手探りながらも理解を深めようとされている姿勢が印象的でした。

内定者と一緒に考える「キャリア」とは?
高校生の人生の悩みに、内定者が誠実に向き合い本音で語る“未来の大人インタビュー”
和田との対談を終えて、内定者が待つワークショップ会場に 8 名の高校生がやや緊張した面持ちで入室されました。
高校生は 2 名ずつに分かれてもらい、内定者 4~5 名と一つのグループでワークショップを行いました。
まずは名札にあだ名を書いてもらってカジュアルな雰囲気でスタート。
グループ毎にチェックインでお互いに自己紹介をする中で、内定者が優しく高校生に話しかけてくれたことで、
さっそく緊張が和らぎ、和やかな雰囲気に。
高校生は年の近い内定者の方とフランクに話せて安心した様子でした。
まずはアイスブレイクとして、キャリアに対する言葉のイメージを発散。
内定者の一人は、「上りたい山を決めて、山の頂上を登っていくようなもの(現在~未来)」と話してくれて、
一方で、ある高校生の方は、「これまでの自分が通ってきた足跡では (過去~現在)」と自分の考えを伝えてくれました。
彼らとの対話を通して、私から「キャリアとは、過去から現在までの積み重ねであると同時に、現在を起点に将来を自分はどう生きていきたいのかを考えそれに向かって一歩を踏み出すものである」とお伝えました。
そのような対話に触れ、「キャリアとは過去・現在・未来がつながったものであり、また、選択の積み重ねである」と、人事である私も感じました。…
キャリアを考える大切さについて考えたところで、今回のメインコンテンツの「未来の社会人インタビュー」へ。
「進路選択」という大きな人生の選択が迫っている高校 2 年生の方たちが、大学選択から就職活動を終えてきた内定者に、その経験や背景をざっくばらんに質問できるこの企画。
内定者のみなさんには、事前に「いわゆる一般論は一切話さなくていい。みんなが経験してきたことや、そこから育まれた自身の考えや価値観を話してほしい。一人ひとりの等身大の言葉で、色々な選択肢を見せてあげること。そこから先、何を選び取るからは彼ら次第」と伝えていました。
自身の悩みを率直に内定者にぶつけてくれる高校生、そして、その悩みや疑問に対して、ありのままの姿で回答してくれる内定者のみなさん。
高校生たちの話に前のめりになって聴きつつ、少しでも参考になったらと、寄り添いながら話してくれている内定者の姿、それをしっかりと受け止めようとしている高校生の姿が、本当に印象的で温かく感じました。
インタビュー後、高校生からは
「就職や大学選びについては堅苦しいイメージだったけど、大学選択をした後に当初思い描いていたやりたいことや目標が変化していくこともあるし、むしろそれをポジティブに受け止めて良いという言葉を聞いて、もっと楽に考えてもいいのかもと思った」
「学部と企業が結びついていないケースもあるので、今無理して進路を決めようとしなくても、気長にやりたいこと見つけていこうと思いました。」
等の声が多くあげられていました。
高校生たちが周囲からのプレッシャーを感じ、「何かを決めなければならない」「やりたいことが見つかっていないのは問題ではないか」と悩んでいる様子を見ながらも、感想を話すときに表情が明るくなるのを見て、安心しました。また、高校生たちが悩みながらも将来について真剣に考えている姿を見て、とても嬉しく、頼もしくも感じた一日でした。

高校生の受け入れを終えて
今回の活動を通して、まずは貴重な経験をさせてくださった新潟明訓高校のみなさまに感謝申し上げます。日々の業務の中では、なかなか学生たちとリアルで接する機会が少ないので、
「はたらく」を世に提供しているパーソルの一社員として、いまの若い方たちと「キャリア」について一緒に考える機会をいただけて非常に学ぶものが多かったです。
内定者にとっても、高校生の皆さんとの出会いがとても刺激になっていたと同時に、やはりパーソルという、人のはたらくに寄り添う会社に入社を決めてくれたからこそ、彼らの高校生への向き合い方がとても印象的でした。
―高校生の皆さんへ―
決断を焦る必要はないですが、価値観が多様化する中で、一人ひとりの幸福の捉え方も様々です。一人ひとり、自分はどのように感じ、考え、そして自分は何がしたいのか自分を主語にすることを大事してもらえると嬉しいです。
それが自分の人生を豊かにする決断につながると信じています。
今後キャリアについてさらに興味をもったり、考えていきたいと思ったら、いつでも遊びにきてくださいね。共に学び、深めていきましょう。
