パーソルグループは、能力やはたらく意欲があっても就業の機会を得られない女性たちの社会進出を願い、1973年に創業者・篠原欣子が六本木で「テンプスタッフ(現:パーソルテンプスタッフ)」を創業したことからスタートしました。
その後、「雇用の創造 人々の成長 社会貢献」を経営理念とし、M&A・経営統合を通じて事業を拡大。志を同じくする多くの会社がグループ入りし、グループの起源である人材派遣事業に加え、「doda」ブランドの人材紹介事業および求人広告事業、設計・研究開発事業、ITアウトソーシング事業などを運営してまいりました。
*1 現 : パーソルテンプスタッフ *2 現 : doda *3 現 : パーソルキャリア *4 現 : パーソルホールディングス *5 現 : パーソルキャリア、パーソルプロセス & テクノロジー、PERSOL PROCESS & TECHNOLOGY VIETNAM CO., LTD.、パーソルダイバース、パーソル総合研究所
パーソルグループは、求職者と企業とを結びつける人材サービスなど、労働・雇用の課題の解決に総合的に取り組んでいます。
新卒社員、パート、アルバイト、中途社員やエグゼクティブの採用や、社員の育成・評価・人事制度の設計や給与の支払など、企業には様々な人事に関わる業務があります。
これらのプロセスの全部または一部業務効率化のためアウトソースしたいというニーズが存在します。
一方ではたらきたい人も様々な悩みを抱えています。学校を出て就職したい。転職したい。
育児・介護のため家の近くではたらきたい。フルタイムは難しいが、1日3時間とか週に3日程度フレキシブルにはたらきたい。生まれ育った町に戻って、地元に貢献したい。海外ではたらきたい。人生のステージにおいて「はたらく」には様々な悩みがあり、その悩みは各々のライフステージの文脈の中で変化していきます。
人材サービスは、こうした企業とはたらきたい人の間に立って、結びつけていく役割を担います。
このような人材サービス企業の中でも、多くのサービスラインナップによって、生涯にわたって一人ひとりの「はたらく」をサポートできることが当社の強みの一つです。個人の方にとっては、例えば当社サービスである「シェアフル」を使ってアルバイトを探したり、「doda」を使って転職活動をしたり、「パーソルテンプスタッフ」で派遣社員というはたらき方を選ぶことができます。
推計の結果、2035年には「1,775万時間/日(384万人)の労働力不足」になることが分かりました。これはつまり、1日あたり34,697万時間の労働需要に対し、労働供給は32,922万時間であり、1日あたり1,775万時間分の労働力が不足するということです。
ただし、この結果は、経済成長が直近の景気循環の平均並みで将来にわたって推移した場合を想定しており、経済成長や実質賃金の状況によって、労働力不足の値は変動します。
パーソルグループは、今後起こるさまざまな環境変化において、これまで以上の価値提供と事業成長を実現し、持続可能な社会に貢献します。2030年に向けた価値創造ストーリー(中長期戦略方針)に則り、2024年3月期~2026年3月期の戦略として「パーソルグループ中期経営計画2026」を策定しました。
・経営理念「雇用の創造、人々の成長、社会貢献」を基盤に、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、人の可能性を広げることで2030年に100万人のより良い“はたらく機会”を創出し、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現を目指します。
・その実現に向け、「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への進化を経営の方向性に定め、「Staffing」「BPO」「Technology」「Career」「APAC」の5つのSBU(Strategic Business Unit)で事業展開します。
・「人を集めるチカラ」「人と組織を結ぶチカラ」「業務をデザインするチカラ」の3つをグループ全体の競争優位性として今後も強化し、同時に、「人的資本」「テクノロジー」「ラーニング」の3つを事業成長のエンジンに据えることで、事業成長を加速させます。
業績の進展に応じ、株主の皆さまへは配当を継続的に実施しております。これまでの持続的な事業成長同様、今後も積極的な事業展開を図り、企業価値の向上によって、株主ならびに投資家の皆さまへの期待に応えてまいります。