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社長メッセージ

株主・投資家向け社長メッセージ

自分で選び、自分らしくはたらく。
2030年、世界中の人に「はたらいて、笑おう。」

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けるも、
主力の派遣事業は堅調に推移

2021年3月期は新型コロナウイルス感染拡大の真っただ中でスタートしましたが、依然収束は見えず、引き続き厳しい事業環境にあります。
このような事業環境下においても、主力の派遣事業では、「同一労働同一賃金」の法改正に伴い、全てのお客様にご理解・ご同意いただけたことが功を奏し、堅調に推移しました。一方で、人材紹介事業においては、企業様の採用に対する慎重姿勢の継続等の影響を強く受け、大幅な減収減益となったことから、当グループの2021年3月期の売上高は9,507億円、営業利益は264億円となりました。新型コロナウイルス感染拡大等の影響により減収減益となりましたが、業績予想比では、売上および営業利益ともに上振れて着地をしております。
2022年3月期は、市場の回復を想定し、売上高1兆円、営業利益350億円と増収増益を見込んでおります。2022年3月期は「中期経営計画2023」の達成に向けた重要な1年となります。業績予想の達成に向け、引き続きグループ一体となって取り組んでまいります。

人生100年時代、コロナ禍…
はたらき方、雇用のあり方が大きく変化

人生100年時代と言われて久しいなか、労働力人口の減少を背景に、日本の雇用、人材活用、組織マネジメントにおいて、大きな変化が予想を上回るスピードで起きています。
その代表的な例が「ジョブ型雇用」の導入です。これまでは、定年まで一社に勤めることを前提に社員を育成する「メンバーシップ型雇用」が一般的でした。
しかし、終身雇用の崩壊、国際競争力の低下、一人当たり労働生産性の改善が課題となる今、多くの企業では雇用や人材活用のあり方を見直し始めています。

さらにコロナ禍は我々の生活だけでなく、産業構造、労働市場、そしてはたらき方の変化を一気に加速させました。テクノロジーの活用やDX推進、リモートワークへのシフトに伴う個人の成果や評価の明確化など、新たな課題が顕在化しています。

「はたらいて、笑おう。」実現のために、
事業活動を通じSDGsの達成にも貢献

2030年を見据えてパーソルグループが紡ぎ出したのが「はたらいて、笑おう。」というグループビジョンです。
この2030年に実現したい世界に向け、価値創造ストーリーを策定しました。変容する社会への約束を定め、これまで培ってきた価値創造の源泉を磨き、事業活動の成長につなげます。

さらに、パーソルグループの経営理念である「雇用の創造」、「人々の成長」、「社会貢献」に基づき、持続可能な社会を目指して、多様なステークホルダーと連携し、社会課題解決にも積極的に取り組みます。
国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の目標の中から、事業を通じて直接的に達成できる5つの目標を重点課題として選定しました。
国籍、性別、年齢、障害の有無などにかかわらず、就業機会や教育機会を提供し続けることで、SDGsの達成に寄与する人材の成長支援や雇用創出を実現してまいります。

はたらく個人へフォーカス、
気づきとはたらく機会を提供し、自分で選び決められるよう支援

個人のはたらき方の多様性はさらに広がり、生き方すらも変わってきています。
このような時代において、“はたらくことは、生きること”であるとの想いを基に、パーソルグループははたらく個人にフォーカスを当てていきます。

あらゆる個人がより良い人生を送るためには、“はたらく”における選択肢が増え、自分で選び、決められるようになることが重要だと考えています。
個人に対し、気づきとはたらく機会、仕事の選択肢を提供するとともに、時には背中を押して新たなチャレンジを支援する。
人から指図や強制されるのではなく、自分で決めた仕事だからこそ、やりがいや責任を感じることのできる環境を提供する。
それが、パーソルグループが目指す社会であり、私たちの新しい価値創造です。

パーソルグループは、世界中の誰もが“はたらく”を通じて笑顔になるよう、個人、企業、組織の成長を支援し伴走することで、「はたらいて、笑おう。」を実現することを約束いたします。

2021年6月1日
パーソルホールディングス株式会社
代表取締役社長 CEO
和田 孝雄