プロジェクトマネジメント研修で身につく5つのスキル
プロジェクトマネジメントにおいては業務遂行能力以外にも、事業戦略を立案する力やプロジェクトの士気を高める力など、多種多様なスキルが求められます。プロジェクトマネジメント研修では、主に5つのスキルを取得することを目指します。
スキル1.プロジェクト構築・推進能力
マネージャーはプロジェクトの品質やコスト、納期をバランス良く管理するスキルが求められます。これらのスキルはプロジェクト管理の基本とされ、QCDという3つの要素で構成されます。
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- Quality(品質)
- Cost(コスト)
- Delivery(納期)
プロジェクトにおける売上・利益の創出の観点から見ても、QCDに基づいてバランスのよい活動・業務プロセス構築をしなければなりません。
プロジェクトマネジメント研修では、QCDを可視化しプロジェクトを構築・推進していくスキルを取得します。
スキル2.コミュニケーション力
特に規模の大きいプロジェクトでは、立場やバックグラウンドの異なる複数のメンバーが参画します。時にはメンバー間で意見が食い違ってしまったり、意図がうまく伝わらなかったりするケースもあるため、プロジェクトマネージャーは各ステークホルダーに対して確認や相談、調整、交渉などを丁寧に行い、プロジェクトがスムーズに進行するように意思疎通を図る必要があります。
スキル3.タスク・スケジュール管理能力
プロジェクトマネージャーは、プロジェクト各工程のスケジュールや進捗を常に把握しておく必要があります。作業ミスや納期遅延などのトラブルがなるべく起こらないように管理し、決められた期間内で最大限の成果を出さなければならないためです。
スキル4.判断・問題解決力
プロジェクトをどんなに慎重に進めたとしても、想定外のトラブルは起きてしまうものです。もちろんトラブルが起こらないように努力することは大切ですが、起こってしまったトラブルに対しては迅速かつ適切な対処が求められます。トラブルが発生したら、プロジェクトマネージャーはすぐに原因を特定し、どのような対応を行うべきかを判断して、課題解決のアクションをとらなければなりません。
スキル5.リーダーシップ力
プロジェクトマネージャーは、目標達成のためにリーダーシップによってメンバーを牽引していく存在です。メンバーの能力を最大限に引き出せるような体制を構築し、適切な指示やアドバイスを出しながらプロジェクト成功へ導くことが求められます。
【関連記事】「リーダーシップとは?3つの理論や求められる能力、高める方法」を読む
プロジェクトマネジメント研修の4つの選び方
プロジェクトマネジメント研修には、様々なテーマの研修プログラムが用意されています。どのようなテーマの研修プログラムを実施すればよいかは企業によって異なるため、自社の課題や環境に適したものを選びましょう。ここでは、プロジェクトマネジメント研修の選び方を説明します。
選び方1.解決すべき課題を洗い出し、テーマを決める
プロジェクトマネジメント研修の実施を検討する際には、まず自社が抱える課題を明らかにし、対策として行うべき研修内容や研修の対象者を選定しましょう。
例えば、自社でプロジェクトマネジメントの実務経験者が少なく、初めてプロジェクトマネジメントを学ぶ社員が多い場合は、進捗管理やリスクマネジメント、品質管理などについて学ぶ研修が適しているでしょう。また、「PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)」のプロジェクトマネジメント体系に沿って学ぶのもおすすめです。
自社に最適な研修を選ぶのが難しい場合は、プロジェクトマネジメント研修を提供している外部の専門会社に相談してみるのもおすすめです。目的や課題のヒアリングに基づいて、効果的な研修プログラムの提案を受けられます。研修実施の流れや費用なども確認できるため、人材育成のリソースやノウハウに不安のある企業は一度相談してみると良いでしょう。
選び方2.研修の実施形式を決める
実施する研修のテーマが定まったら、研修の具体的な実施形式を決定します。プロジェクトマネジメント研修の受講対象者は、現場業務で多忙なケースが少なくありません。検討する際は研修の内容だけでなく、受講に無理のない実施形式やスケジュールを考慮しましょう。
プロジェクトマネジメント研修は1日だけで終わるものから、数日かけて受講するものもあります。また、以下の通り実施形式もさまざまです。
| 研修 |
メリット |
デメリット |
| 社内研修 |
・会社独自の研修を行える ・参加のハードルが低い |
・新しい外部の視点に触れる機会が少ない ・専門的なスキルの習得が難しい |
| 社外研修(オフライン) |
・社外の新しい知識を取り入れられる ・異業種の参加者と交流できる |
・時間や場所に縛られる ・交通費や宿泊費などのコストが発生する |
| オンライン研修 |
・場所を問わずに研修できる ・自分のペースで学習できる |
・実践的な学習が難しい ・自己管理能力が求められる |
| OJT |
・実践的なスキルが身につく ・効率的に新しいスキルを身につけられる |
・講師の質によってインプットの質が変わる ・実務に支障が出る可能性がある |
| e-ラーニング |
・何度も繰り返し学習できる ・場所を選ばずに学習できる |
・実践的な知識が身につきにくい ・自己管理能力が求められる |
社内研修
社内研修では、自社特有の研修を自由に行えるメリットがあります。自社で浸透している仕事の進め方や考え方などがある場合は、社内研修を取り入れるのが良いでしょう。
社外研修
社外研修は、社内と異なる価値観に触れることができます。研修担当者側も、一から研修内容を考える必要がないので、業務の負荷も削減できるのが特徴です。
オンライン研修
コロナ禍以降は、遠隔でも参加できるオンライン研修の導入も増えました。オンライン研修の場合、スマートフォンやパソコンを使用して場所を問わず参加でき、内容によっては繰り返し学習できるのがメリットです。
【関連記事】「オンライン研修とは?種類やメリット・実施方法|成功事例あり」を読む
OJT
OJTとは上司や先輩社員が、部下や後輩社員に対して実際の仕事を通じて指導し、知識や技術などを身につけさせる教育方法です。現場で試行錯誤しながらスキルアップを図れるため、短期間で実践力を養うのに適しています。
【関連記事】「OJTとは?OFF-JTとの違いや運用ポイントを簡単に解説」を読む
e-ラーニング
e-ラーニングは、スライド資料や動画などの研修コンテンツを受講者が閲覧・視聴して学ぶ形式です。受講者一人ひとりのペースで学ぶことができ、繰り返し見直すこともできます。
選び方3.費用と研修内容のバランスを確認する
プロジェクトマネジメント研修の選定で失敗しないためには、費用の相場を把握しておくことも重要です。一般的には研修内容によって料金が変動しますが、必ずしも料金の高さと研修のクオリティが一致するわけではありません。大体の費用感をおさえておくことで、失敗を防ぎやすくなります。
プロジェクトマネジメント研修の一般的な費用感は、以下の通りです。
| 例1 |
時間:8時間 金額:55,000円(税抜価格50,000円) 定員:20名 形式:オンラインセミナー |
| 例2 |
時間:8時間 金額:33,000円(税抜価格30,000円) 定員:20名 形式:オンラインセミナー |
| 例3 |
時間:8時間×2日 金額:110,000円(税抜価格100,000円) 定員:20名 形式:オンラインセミナー |
※上記はあくまで一例です。場合によって大きく異なるケースもあります。
プロジェクトマネジメント研修は、費用の安さだけで選ばないことが重要です。ロールプレイングやグループワークなどを取り入れた実践的な研修や専門性の高い研修を実施する場合、また評判の良い企業・講師に依頼する場合は、どうしても費用が高くなります。しかしその分、効果的な研修を実施できる可能性が高いでしょう。
プロジェクトマネジメント研修を選ぶ際には、費用だけでなく自社の課題に適した内容や形式かどうかを見極めるのがポイントです。
選び方4.評判・口コミを参考にする
プロジェクトマネジメント研修を選ぶには、過去の受講者からの評判や口コミを参考にすることも大切です。
研修会社のホームページに掲載されている「受講者の声」や、研修会社の比較サイトのレビューなどが参考になるでしょう。特に同業界の企業で成果につながっている研修であれば、より効果が期待できます。
評判や口コミを参考にする際は評価の高低だけでなく、何がどのように良かったのか、具体的な内容を確認すると良いでしょう。「講師の教え方」「研修内容」「形式」「費用」など、ポイントに分けて比較することもおすすめです。
プロジェクトマネジメント研修のご相談はパーソルグループへ
チームを目標達成に導くプロジェクトマネージャーに求められるスキルは、プロジェクトの構築・推進能力からリーダーシップ力と多岐にわたります。とはいえ一度に全てを習得することは難しく、短期的なスキル獲得は受講者の負担にもなりかねません。
パーソルグループでは、研修内容の設計から、アセスメントによる自己理解や課題認識、研修前後の上司によるフォロー・コーチングまで、企業の課題感に合わせて複数の施策を組み合わせ、プロジェクトマネージャー育成に向けた総合的な支援を実施しています。
プロジェクトマネージャーの育成に悩んでいる企業、研修の見直しを検討している企業は、ぜひパーソルグループにご相談ください。
まとめ|プロジェクトマネジメントスキルは、多種多様な業務に活かすことができる
プロジェクトマネージャーに求められるスキルは幅広いため、組織に貢献できる優秀な人材を育成する上でプロジェクトマネジメント研修の実施は有効です。プロジェクトマネジメント研修の効果を高めるには、自社の人材育成における課題を洗い出し、解決につながる研修プログラムを選ぶことが大切です。社内にリソースやノウハウが不足している場合は、研修会社への外部委託も検討してみましょう。
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