パーソルグループのマテリアリティにおける2つ目のカテゴリは、「持続的成長を実現するための基盤」です。このカテゴリでは、「多様な人材の活躍」「データガバナンスの強化」「人権の尊重」「気候変動への対応」の4つを選定しました。
これらはいずれも、「はたらく機会の創出」をはじめとする「事業を通じた社会課題の解決」を実現し、当社グループが成長し続けていくために欠かせない要素だと捉えています。「多様な人材の活躍」では多様性を活かす企業文化の醸成やはたらく環境づくり、「データガバナンスの強化」ではプライバシーガバナンスの強化やユーザーの利用環境の向上、「人権の尊重」では責任ある企業として国際規範に沿った取り組みおよび人権リスクの低減、「気候変動への対応」では、ネットゼロへの取り組みおよび環境関連(GX:Green Transformation)人材サービスなどを推進しています。これらを経営基盤として強化していくことで、社会的責任を果たしながら持続的な企業価値向上に努めていきます。

各マテリアリティのKPIおよび目標の一覧は、以下のPDFをご覧ください。
人的資本は価値創造の源泉であり、その多様性を担保することは、パーソルグループがイノベーションを創出し持続的な成長を実現するための必要条件であると認識しています。多様性を活かす企業文化の醸成・環境の整備を通じて、当社グループで従事するすべての従業員が、それぞれの能力・知恵を出し合い、サービスを進化・創造していくことでグループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現を目指します。
① エンゲージメント維持・向上による生産性の向上
② DEI推進による人材活用の最大化
エンゲージメント低下による人材流出、多様な人材が能力を発揮できる環境整備の遅れ
| 2026年3月期(実績) | 2029年3月期(目標) | 2031年3月期(目標) |
|---|---|---|
| 72.3% | 73.5% | 75% |
※エンゲージメント指標およびGallup社と共同開発した“はたらくWell-being”指標、計5項目から構成される指標のグループ平均スコアです。
| 2026年3月期(実績) | 2029年3月期(目標) | 2031年3月期(目標) |
|---|---|---|
| 27.3% | ー | 30% |
※パーソルホールディングス株式会社の取締役および執行役員を対象にした数値です。
※戦略の方向性および到達水準を明確にするため目標を設定していますが、本KPIは役員の選任・育成を含む中長期的な取り組みによって達成を目指す指標であることから、2029年3月期の目標値は設定せず、「-」としています。
| 2026年3月期(実績) | 2029年3月期(目標) | 2031年3月期(目標) |
|---|---|---|
| 29.4% | 32.6% | 34.2% |
※Asia Pacific SBUおよび当社グループ各社に雇用されている派遣スタッフの正社員、国内グループ会社共通の人事管理システムの導入が完了していない一部会社を除く数値です。
| 2026年3月期(実績) | 2029年3月期(目標) | 2031年3月期(目標) |
|---|---|---|
| 68.6% | 78% | 85% |
※対象範囲は国内のみ。
人材ビジネスは、膨大なパーソナルデータを扱う業種であり、その取り扱いには厳重な管理が求められます。特にプライバシーガバナンスについて、情報セキュリティ、プライバシー保護に係る法令遵守はもとより、体制・取り組みのさらなる強化を図っていくことで、ユーザーのみならず従業員や顧客企業など、当社に係るすべてのステークホルダーに安心してパーソルのサービスをご利用いただける環境を整え、競争力強化を目指していきます。
※当社グループにおけるパーソナルデータ活用にあたっての考え方や、パーソナルデータの取得・活用例、プライバシー保護に向けた体制・取り組み内容については「プライバシーセンター」をご覧ください。また、当社グループにおけるAIの活用やガバナンス体制については、「AI基本方針」も併せてご覧ください。
データ利活用およびAI活用の高度化による競争力強化
個人情報の不適切利用や情報漏洩による信頼失墜・事業影響
※2024年度より本数値は非開示。
| 2029年3月期(目標) | 2031年3月期(目標) |
|---|---|
| AIの活用とプライバシー保護の両立 | ー |
※対象範囲は国内のみ。
※戦略の方向性・到達水準を明確にするために、目標を設定していますが、不確実性が高い分野であるため2031年3月期は「―」としています。また、新たに設定した目標のため2026年3月期(実績)は開示対象外としています。
| 2029年3月期(目標) | 2031年3月期(目標) |
|---|---|
| AI等を活用したセキュリティ機能高度化・自動化 | ー |
※戦略の方向性・到達水準を明確にするために、目標を設定していますが、不確実性が高い分野であるため2031年3月期は「―」としています。また、新たに設定した目標のため2026年3月期(実績)は開示対象外としています。
「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンとして掲げるパーソルグループにとって、人権の尊重の取り組みは、社員、派遣スタッフ、求職者、顧客、地域社会など、あらゆるステークホルダーとの信頼関係の土台であり、不可欠なものです。パーソルグループは、自社の事業活動やバリューチェーン全体が及ぼし得る人権への影響を正しく認識し、すべての人々の基本的人権が守られるよう、人権マネジメント体制を確立・運用するとともに、国際的な人権規範(例:国連「ビジネスと人権に関する指導原則」等)に則った取り組みを実施することで、「すべての人が差別されず、自由に自分のはたらくを選んで決め、快適にはたらくことができる」社会、ひいてはより豊かで笑顔溢れる人生を実現できるような世界に向けて取り組みます。
人権尊重を基盤とした企業価値・信頼性の向上
① 差別・ハラスメント
② 強制労働等の人権侵害の発生
| 2029年3月期(目標) | 2031年3月期(目標) |
|---|---|
| 優先領域における人権デュー・ディリジェンスの定着 | 人権デュー・ディリジェンスの安定運用と継続的な高度化 |
※対象範囲は国内のみ。
※新たに設定した目標のため2026年3月期(実績)は開示対象外としています。
パーソルグループは、すべての人々が「はたらいて、笑おう。」を実感できる持続可能な社会を実現するため、気候変動への対応をグループが取り組むべき重要な経営課題と認識しています。人材サービス事業を通じ、GX(グリーントランスフォーメーション)や環境関連分野で活躍できる人材の提供を進めるとともに、当社グループの事業活動においても温室効果ガス排出削減や再生可能エネルギー活用を推進します。
これらの取り組みを通じ、顧客企業、はたらく個人、地域社会、投資家など多様なステークホルダーと連携し、ネットゼロ実現に貢献します。
① 脱炭素関連人材の労働需要の増加(求人案件の増加)
② 環境関連事業のスタートアップ等への投資、ノウハウ提供、BPO事業の増加
① 炭素税(カーボンプライシング)導入による費用の増大
② エネルギー価格上昇や再生可能エネルギー導入費用の増加
③ 低炭素/サステナビリティ分野での入札コストの増加やクライアントの減少
| 2026年3月期(実績) | 2036年3月期(目標) | 2051年3月期(目標) |
|---|---|---|
| 17%増加 | 62%削減 | 90%削減 |
※2029年3月期および2031年3月期の目標については、2026年度に設定を行い2027年度に開示予定です。
| 2026年3月期(実績) | 2036年3月期(目標) | 2051年3月期(目標) |
|---|---|---|
| 3%増加 | 38%削減 | 90%削減 |
※2029年3月期および2031年3月期の目標については、2026年度に設定を行い2027年度に開示予定です。