2024年04月02日
2025年07月11日
企業が持続的な成長を遂げるためには、市場の変化に柔軟に対応しながら、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することが不可欠です。しかし、DXへの関心や必要性が高まる一方で、プロジェクトマネジメントを担うDX人材、とりわけプロジェクトマネージャー(PM)の不足が深刻な課題となっています。
本記事では、プロジェクトマネージャーの役割や重要性を紹介。プロジェクトマネージャーの育成方法についても企業の成功事例を交えながら解説します。
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DXの進展により、プロジェクトは複雑化し、PMやPMOに求められるスキルの幅も拡大しています。本資料では、不確実性の高い環境でも成果を出すためのスキル・素養と育成のポイントを体系的にまとめました。PMとしても役割をより明確にしたい方や、組織のPM・PMO育成に課題を感じている方は、ぜひご活用ください。
目次
プロジェクトマネージャーとは、プロジェクトの計画・遂行、完了までの全工程を統括し、目標達成に責任を負う管理者のことです。「プロマネ」や「PM」とも称されます。一般的にプロジェクト全体を指揮・管理するため、リーダーシップや高度なスキル、専門知識が求められる、プロジェクトの成功に不可欠な存在です。
一般的にプロジェクト全体を指揮・管理するため、高度なマネジメント能力、強い責任感、そしてプロジェクト内容に関する専門的な知識が欠かせません。これらのスキルを駆使して、プロジェクトの成功に向けてチームを導くことが期待されています。
ただし、プロジェクトマネージャーの明確な定義は存在せず、その仕事内容や担当範囲は企業やプロジェクトの規模、業界によって大きく異なる場合があります。例えば、ある企業では品質と納期の管理を中心に行う一方、別の企業ではコスト管理や外部ベンダーとの調整など、より広範な業務を担当することもあります。

プロジェクトマネージャー(PM)と混同されがちな役職に「プロダクトマネージャー(PdM)」があります。プロダクトマネージャーは、製品やサービス(プロダクト)の企画・開発・市場投入・販売戦略を統括するため、管理する対象と目的が異なります。
プロダクトマネージャーの主な役割は、顧客ニーズや市場動向を分析し、競争力のあるプロダクトを生み出すことです。そのため、事業戦略やマーケティングの観点からプロダクトを長期的に成長させる役割を担います。
一方、プロジェクトマネージャーは、特定のプロジェクトの成功に向けて、計画・進行・管理を担当します。プロジェクトには明確な開始と終了のタイミングがあり、その目的はプロジェクトの目標を達成することです。つまり、プロダクトマネージャーは「何を作るか」を決めるのに対し、プロジェクトマネージャーは「案件をどう進行するのか」を管理する立場にあります。

プロジェクトマネージャーと混同されやすいもう一つの役職が「プロジェクトリーダー(PL)」です。両者の違いは、主に「責任の範囲」と「業務の領域」にあります。
プロジェクトマネージャーは、スケジュールやリソースの調整、リスクマネジメント、関係者との折衝など、プロジェクト全体を統括します。一方、プロジェクトリーダーは、チーム内での技術的な指揮や進捗管理を担当し、現場の実務を取り仕切る役割を果たします。
また、プロジェクトマネージャーは経営層やクライアントと交渉しながらプロジェクト全体の方向性を決める立場にあるのに対し、プロジェクトリーダーは現場のエンジニアやデザイナーなどと直接連携し、日々の業務を円滑に進めることが主な役割です。そのため、プロジェクトリーダーは技術力やチームマネジメント力が求められるのに対し、プロジェクトマネージャーは経営視点やビジネス全体を見渡すスキルが必要になります。

【お役立ち資料】PM&PMOに求められるスキル・素養とは
DXの進展により、プロジェクトマネージャーやリーダー、PMOに求められる役割・スキルの幅も広がり、負荷が高まり続けています。本資料では、プロジェクトマネージャー・PMOに求められるスキル・素養と育成方法についてまとめています。
少子高齢化による労働人口の減少が進んでいる日本では、IT業界における人材不足が深刻化しています。経済産業省の調査によれば、2030年には最大79万人のIT人材が不足すると予測されています。なかでも、システムやサービス全体を統括するプロジェクトマネージャーのような人材は、採用・育成ともに難易度が高く、企業間での獲得競争も激化していると言えます。
プロジェクトの複雑化や短納期化が進むなかで、企業は限られた人材を活用しつつ多くのプロジェクトを回さざるを得ない状況が続いており、プロジェクトマネージャーの需要は今後も高まり続ける見込みです。
プロジェクトマネージャー(PM)と混同されがちな役職に「プロダクトマネージャー(PdM)」があります。プロダクトマネージャーは、製品やサービス(プロダクト)の企画・開発・市場投入・販売戦略を統括するため、管理する対象と目的が異なります。
プロダクトマネージャーの主な役割は、顧客ニーズや市場動向を分析し、競争力のあるプロダクトを生み出すことです。そのため、事業戦略やマーケティングの観点からプロダクトを長期的に成長させる役割を担います。
一方、プロジェクトマネージャーは、特定のプロジェクトの成功に向けて、計画・進行・管理を担当します。プロジェクトには明確な開始と終了のタイミングがあり、その目的はプロジェクトの目標を達成することです。つまり、プロダクトマネージャーは「何を作るか」を決めるのに対し、プロジェクトマネージャーは「案件をどう進行するのか」を管理する立場にあります。

【お役立ち資料】2030年問題に備える2つのポイントとは?
本資料は、人手不足の深刻化が予測される「2030年問題」に備え、企業が今から取り組むべき対策を「組織づくり」と「人材マネジメント」という2つの視点から整理しています。
近年、企業の競争力維持・向上を目的にデジタルトランスフォーメーション(DX)が急速に進んでいます。業務プロセスの刷新やクラウド・AIの先端技術の導入には、複数の部門を横断しながら全体最適を図るプロジェクトマネージャーの存在が不可欠です。
DX推進では、単なる開発管理にとどまらず、経営戦略や業務理解、変革推進のスキルも求められるため、高度な能力を備えたプロジェクトマネージャーのニーズが拡大しています。その一方で、こうした人材を育成・確保できている企業は限られており、慢性的なプロジェクトマネージャー不足を招いています。
プロジェクトマネージャーは、進捗・品質・予算の管理だけでなく、メンバーの調整やクライアントとの折衝、突発的なトラブル対応まで幅広い業務を担います。そのため、プレッシャーや責任が非常に大きく、心理的・身体的負担が積み重なりやすくなります。
また、成功が評価されにくく、失敗した際には責任を問われやすいという特性も、プロジェクトマネージャー職を敬遠する要因の一つとなっています。このような過酷な業務環境から、プロジェクトマネージャーとしてのキャリアを目指す人材が少なくなり、結果として人材不足に拍車がかかっています。

プロジェクトの目的や範囲を明確にし、要求事項を整理します。プロジェクト内容によってはクライアントやステークホルダーと協議し、プロジェクトのゴールと、達成すべき要件をすり合わせます。この段階で認識のズレを防ぐことが、プロジェクト全体のスムーズな進行につながります。
プロジェクトの品質基準を定め、期待される成果を確実に提供できるよう、タスクコントロールやプロジェクトメンバーの支援、成果物の品質チェックなどを行います。同時に、発生し得るリスクを特定し、影響を最小限に抑える対策を講じることも重要です。リスクの事前分析と適切な対応計画を立てることで、トラブルを防止できます。
プロジェクトチームが作業を進め、期待される成果物を作成できるよう支援します。具体的には、作業環境の整備や必要なリソースの確保、技術的な課題の解決をサポートすることで、メンバーの生産性を高めます。
プロジェクトチームが作業を進め、期待される成果物を作成できるよう支援します。具体的には、作業環境の整備や必要なリソースの確保、技術的な課題の解決をサポートすることで、メンバーの生産性を高めます。
スケジュール通りにプロジェクトを推進する進捗管理と、定められた納期を厳守するマネジメント力は欠かせない能力です。万が一、プロジェクトに遅延や問題が発生した場合には、迅速に状況を分析し、リスケジュールや体制見直しなど柔軟な対応が求められます。
プロジェクトの成果物や進捗状況を評価し、ステークホルダーに報告する役割を担います。レビューを通じて改善点を洗い出し、次のフェーズに活かすことで、より良いプロジェクト運営が可能になります。また、報告書の提出が必要なときは、報告書の作成業務も責務に含まれます。
プロジェクトマネージャーには、多岐にわたるスキルが求められます。特に、チームをけん引し円滑にプロジェクトを進めるための「ソフトスキル」、プロジェクト管理の知識や経験に基づく「ハードスキル」、業界や技術に関する専門的な「テクニカルスキル」の3つが重要です。それぞれのスキルについて詳しく解説します。
ソフトスキルは、対人関係で求められるスキルを指します。プロジェクトマネージャーは、多くの関係者と連携しながら業務を進めるため、高い対人スキルが必要です。
具体的には、以下のスキルが挙げられます。
チームの方向性を示し、メンバーを目標達成へと導く能力が求められます。メンバーに適切に指示を出し、問題発生時には的確な判断を下す力が必要です。
【関連記事】リーダーシップとは?定義や種類、高める方法をわかりやすく解説
ステークホルダーやチームメンバーと円滑に情報共有し、意見を調整するスキルが不可欠です。適切な伝達能力を持つことで、認識のズレや誤解を防ぎ、プロジェクトをスムーズに進めることができます。
プロジェクトの進行中にはさまざまな課題が発生します。問題の本質を見極め、迅速かつ論理的に解決策を導き出す力が求められます。また、リスクを事前に察知し、適切な対策を講じる能力も重要です。
プロジェクトの成功には、メンバー一人ひとりが自律的に動き、主体性を発揮することが求められます。しかし、メンバーのモチベーションは日々変化する傾向にあるため、状況に応じた声掛けや適切なフィードバック、成果の可視化や感謝の言葉など、心理的なケアも含めた「モチベーション管理」の実践が欠かせません。
ハードスキルとは、業務の遂行において重視されるスキルで、過去の仕事や経験から学んだ技術的なスキルを指します。プロジェクトマネージャーにおいては、マネジメント能力や進行・予算管理などの実務的スキルが求められます。
具体的には、以下のスキルが挙げられます。
プロジェクト管理の基本原則や手法、リスク管理、チームマネジメントなどの知識が求められます。プロジェクトマネジメントの知識体系である「PMBOK(Project Management Body of Knowledge)」などを理解していることが望ましいでしょう。
知識だけでなく、実際のプロジェクト管理経験も欠かせません。計画立案や進捗管理、リスク対応など、実践を通じて学んだ経験が、プロジェクト成功の鍵となります。
プロジェクトの目標を達成するためには、適切なスケジュール作成や予算配分が重要です。限られたリソースの中で最適な計画を立て、コスト管理を徹底する能力が求められます。
テクニカルスキルは、プロジェクトを推進するために必要な専門知識や技術のことです。プロジェクトの分野によって異なりますが、業界や技術に関する知識を持つことで、適切な判断を下しやすくなります。また、テクニカルスキルはハードスキルのひとつとして考えられるケースもあります。
具体的には、以下のスキルが挙げられます。
プロジェクトが属する業界のトレンドや特有の規制、法律、市場動向についての理解が必要です。業界用語にも精通し、関係者とスムーズに意思疎通を図る能力が求められます。
IT・システム開発プロジェクトであれば、プログラミング言語やフレームワーク、データベースなどの技術的な知識が求められます。専門知識を持つことで、開発チームとのコミュニケーションが円滑になり、適切な意思決定が可能になります。
プロジェクトマネージャーには、求められる成果や関わるステークホルダーの多さから、さまざまな能力や資質が求められます。特に、以下のようなスキルや性格的特徴を持つ人は、プロジェクトマネージャーとしての適性が高いといえるでしょう。
プロジェクトをスムーズに進行させ、納期を守るためにはスケジュール管理能力が不可欠です。スケジュール管理に長けている人は、タスクの優先順位付けや進捗の調整、リソース配分、プロジェクト全体のスケジュール管理、などを効果的に実施できるでしょう。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体の成果に責任を持つ立場です。そのため、途中で困難に直面しても最後まで諦めず、プロジェクトの成功を自身の責任と捉え、最後まで諦めない姿勢が求められます。どんな困難にも立ち向かい、プロジェクトを成功に導く強い意志と責任感が必要です。
プロジェクトを推進するうえでは予期せぬ問題に直面することもあります。トラブルの発生時には、冷静に状況を分析し、効果的な解決策を導き出す能力が求められます。リスクを未然に察知し、適切な対応ができる力も重要です。
プロジェクトでは、多様な立場の人と連携する必要があります。関係者との情報共有や合意形成をスムーズに進めるには、分かりやすく伝える力と傾聴力を備えた、高いコミュニケーション能力が求められます。
プロジェクトの進行には、事実やデータをもとにした合理的な判断が求められます。プロジェクトの意思決定においては、客観的な状況分析能力と論理的な思考が必要です。
業界や技術に関する知識は、クライアントとの折衝やチーム内での調整において大きな強みとなります。プロジェクトにかかわる専門知識を有していれば、関係者とのスムーズなコミュニケーションや、意思決定、正確な判断が実現できます。
プロジェクトの進行は長期間にわたることが多く、予期せぬトラブルやプレッシャーによるストレスの管理も重要です。細部にこだわりすぎず、柔軟に対応できる前向きな姿勢や楽天的でおおらかな性格の人は、プロジェクトマネージャーの仕事に適しているでしょう。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを成功に導くためにさまざまな課題に直面します。特に、近年の市場環境やDX推進に伴い、求められるスキルや役割はますます高度化・複雑化しています。ここでは、代表的な3つの課題について解説します。
プロジェクトの進行中に市場や技術、法律などの外部環境が変化することは珍しくありません。これらの変化に柔軟かつ迅速に対応するためには、常にプロジェクトを取り巻く状況を分析し、適切な判断を下す必要があります。
こうした環境下において、プロジェクトマネージャーには以下の能力が求められます。
OJT(On the Job Training)研修とは、実際の仕事場で先輩や上司などが、後輩や部下などに指導・教育を行う人材育成の手法です。OJT研修では、実践的なスキルやノウハウを身につけられ、上司・部下間の信頼関係が深まるというメリットがあります。
こうした課題を克服するためには、OJTに加えて、OFF-JT(Off the Job Training)などの体系的な研修プログラムを組み合わせることが重要です。
【関連記事】OJTとは?OFF-JTとの違いや運用ポイントを簡単に解説
技術革新が進み、情報の変化が激しくなったことで、過去の経験や知識だけでは対応しきれないケースが増えています。確かに、プロジェクトマネージャーの過去の経験や知識は貴重な資産ですが、それだけに頼ると、以下のような問題が発生します。
そのため、プロジェクトマネージャーは自ら最新の情報を収集し、常にスキルや知識をアップデートしていく姿勢が求められます。継続的な学習や、業界の最新トレンドをキャッチアップする意識を持つことが不可欠です。
【関連記事】プロジェクトマネジメントとは?必要なスキルや高める方法を解説
優秀なプロジェクトマネージャー(PM)を育成することは、容易ではありません。プロジェクトマネージャーには幅広い知識やスキル、そして高度な判断力が求められるため、計画的かつ継続的な育成が必要です。ここでは、プロジェクトマネージャーの育成に欠かせない3つの要素を紹介します。
プロジェクトマネージャーを育成するうえで効果的なのが、複数のプロジェクトを経験させることです。プロジェクトの規模や業界、クライアントの性質が異なる現場を経験することで、マネジメントの応用力や判断力、リスクへの対応力が磨かれていきます。さまざまなプロジェクトを通じて多様な知見を積むことで、プロジェクトマネージャーとしての視野が広がり、どのような状況にも柔軟に対応できる実践力が身に付きます。
また、複数案件を通じて他部門や異なるステークホルダーと関わることで、コミュニケーション能力や調整力といったソフトスキルの向上にもつながります。こうした経験の積み重ねが、将来的に全体を俯瞰してリードできるプロジェクトマネージャーの育成に直結します。
プロジェクトマネージャーに求められるスキルは、単なる知識の習得だけでなく、実践を通じた経験と継続的な学習によって磨かれます。そのため、効果的な育成ノウハウを確立し、実務に活かせる環境を整えることが重要です。
プロジェクトマネージャーの育成の際は、研修やコーチングを通じて知識やスキルの習得を支援し、適切なフィードバックを行うことで、実践的な業務能力の向上を図ります。
また、経験の積み重ねが成長につながるため、プロジェクトマネージャーが継続的に学び続けられる仕組みを構築することが求められます。
プロジェクト管理において、経験則に頼るだけでは対応できない場面も多いため、体系的な知識の習得が不可欠です。属人的な手法に依存すると、プロジェクトマネージャーが交代した際にプロジェクトの進め方が変わり、品質の維持が難しくなります。
そのため、PMBOKなどのフレームワークを活用し、プロジェクト管理の原則を理解したうえで、リスクマネジメントや品質管理の手法、業界の最新動向を学ぶことが重要です。また、身につけたプロジェクトマネジメントの知識を論理的に整理し、実務と結びつけることで、柔軟な対応力を習得できます。

【お役立ち資料】プロジェクトマネージャー(PM)育成ノウハウBOOK
本資料は、DX 時代に求められるPM の役割や必要なスキルをはじめ、人材育成の課題やポイントについて解説しています。PM人材を育成したい方、社内のIT人材を増やして、プロジェクト推進体制を強化したい方はぜひご活用ください。
プロジェクトマネージャー(PM)としてはたらくうえで、特別な資格は必要ありません。しかし、資格を取得することで、体系的な知識や業務経験・スキルをアピールしやすくなるメリットがあります。
ここでは、プロジェクトマネージャーを目指す方、そしてすでにプロジェクトマネージャーとして活動している方におすすめの代表的な資格を紹介します。
「プロジェクトマネージャ試験」は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格です。高度情報処理技術者試験の一つであり、プロジェクトの計画、実行、監視、完了に関する幅広い知識と、マネジメント能力が問われます。
受験には実務経験が推奨されるため、一定のキャリアを積んだプロジェクトマネージャーに適した資格です。合格すれば、専門性と実務能力を証明でき、社内外からの信頼向上にもつながります。
「ITストラテジスト試験」もIPAが実施する国家資格で、情報システムの最上流工程である戦略や企画立案に関するスキルが問われます。プロジェクトマネージャーにとっては、単なる進行管理だけでなく、経営や業務視点からのIT戦略を描けることを示せる資格です。
「応用情報技術者試験」は、「情報処理技術者試験」の一つであり、IT全般の知識に加え、マネジメントや戦略立案、セキュリティといった広範な分野が出題されるため、プロジェクトマネージャーに必要な基礎力を網羅的に身に付けることができます。
プロジェクトマネージャー試験やITストラテジスト試験よりは取り組みやすいため、プロジェクトマネージャーを目指す若手エンジニアや、これからキャリアチェンジを検討している人にとっておすすめの資格です。
「PMP(Project Management Professional)」は、米国のPMI(Project Management Institute)が認定する国際資格で、世界的に認知度が高いプロジェクトマネージャー資格の一つです。試験問題では、プロジェクト全体のサイクルを管理できるスキルが問われます。受験には一定の実務経験などが必要ですが、グローバルで通用する資格であり、外資系企業や海外案件に関わるプロジェクトマネージャーには特に効果的な資格となるでしょう。
プロジェクトマネージャー(PM)の育成事例として、パーソルグループのPM育成プログラム「PMコーチング+」を導入した企業の事例をご紹介します。
| 導入前の課題 | DX化の流れを受け、PMに必要とされる業務範囲や役割が高度化・複雑化。経験則や我流での対応に対する危機感がありました。 |
|---|---|
| 導入した成果 | 過去のプロジェクトを自ら振り返ることを通じて、我流であった自身の課題や今後の改善点を自己認識できました。 |
⼤⼿SIerである伊藤忠テクノソリューションズ株式会社では、昨今のDXの進展に伴い、顧客ニーズに十分応え得るITプロジェクトマネジメント人材(PM)の必要性が高まる一方、プロジェクトマネージャーに求められる業務や役割はますます複雑化していました。特に、顧客の潜在的な課題を引き出し、適切な解決策を導き出すスキルの強化が課題となっていました。
こうした背景から、すでに豊富な経験を持つ中堅メンバーを対象に、複雑性が高い実務に対処できるスキルの習得を重視する「PMコーチング+」を導入。過去のプロジェクトを振り返ることで、自身の課題を明確にし、改善点を認識できるようになりました。これにより、機動力の高い組織への変革を目指し、より高度なプロジェクトマネージャースキルを備えた人材の育成が進められています。
| 導入前の課題 | 全社を対象とした社内研修制度ではなく、最新の情報で効率的に人材育成と組織開発を行うための体系的なカリキュラムと体制が必要でした。 |
|---|---|
| 導入した成果 | 最新技術に合わせたプロジェクトマネージャー(PM)のスキルや思考法を学んだことで、不確実性が高いDXについての会話や提案もできるようになってきました。 |
富士ソフト株式会社 MS事業部では、Microsoft製品を中心とする先端テクノロジーを活用したソリューションを提供。コンサルティングからシステム開発、運用保守まで一気通貫でお客様に寄り添った支援を行っています。昨今の急速なITの発展により、お客様のニーズが目まぐるしく変化し高度な品質が求められる中で、同社は高い成長率を維持しています。そんな中で、MS事業部では事業拡大に伴うプロジェクトマネージャーの増員とスキル向上を急務の課題としていました。
その解決策として「資格取得を基点とするIT人材育成」と「経験則に依存しない体系的なPM育成」を目指し、ビジネス拡大と顧客満足度の向上に精力的に取り組んでいます。これにより、不確実性が高いDXについても適切な会話や提案ができるプロジェクトマネージャーの育成が進み、顧客満足度の向上にもつながっています。
プロジェクトを円滑に推進するためには、優れたプロジェクトマネージャーの育成が不可欠ですが、社内リソースだけでの育成には限界があります。そのため、外部の育成プログラムやリソースを活用することも有効な選択肢となるでしょう。
パーソルイノベーションが提供する法人向けリスキリング支援サービス「リスキリング キャンプ」では、プロジェクトマネージャーの思考法習得に特化した組織学習プログラム「PMコーチング+」を展開しています。本プログラムでは、プロジェクトマネージャー経験者であるテクニカルコーチが受講者に伴走し、実践的な学びを支援します。
プロジェクトマネージャーの育成に課題を抱えている企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
【無料DL】プロジェクトマネージャーに必要なスキル育成ノウハウを公開中
DX推進に取り組む企業が増えたことによって、要となるプロジェクトマネージャーやリーダーに求められる役割・スキルの幅も広がり、負荷が高まり続けています。
パーソルグループでは、プロジェクトマネージャーに求められるスキル・素養と育成方法についてまとめた資料を公開しています。
プロジェクトマネージャーの育成や採用にお悩みの方はぜひご活用ください。
DXの加速に伴い、プロジェクトマネジメントの重要性が増すなか、プロジェクトマネージャー(PM)の人材不足が深刻化しています。複雑化する業務を円滑に進めるためには、高い管理能力や専門知識を持つプロジェクトマネージャーの育成が不可欠です。
そのためには、複数プロジェクトの経験や、効果的な育成体制の構築、学習環境の構築が求められます。プロジェクトマネージャーは企業の競争力を左右する中核人材であり、今後の企業の競争力を高めるためにも、戦略的な視点で継続的に育成に取り組むことが事業成長の鍵を握ると言えるでしょう。