若手社員研修におすすめのプログラム10選!実施のポイントも解説

若手社員の現状について「部下が指示待ちから抜け出せない」「上司や先輩に頼りっぱなし」などの悩みをお持ちの方は少なくないでしょう。

労働人口の減少に伴い、将来的な人手不足の深刻化が避けられない以上、育成担当者ができるだけ早急に若手社員を活躍させたいと考えるのは当然です。しかし、若手社員の価値観や特徴は時代の変化とともに変わりつつあるため、従来通りの研修内容では思うように育成できない可能性があります。

本記事では、既存の育成方法を見直すべきか迷っている担当者の方へ向けて、近年の若手社員の特徴から研修で盛り込むべきプログラムまで解説します。

【無料DL】若手社員育成の課題と打ち手とは?

人材不足が刻一刻と深刻化する今、若手社員の育成が急務となっています。

・できるだけ早く若手を育成して戦力を確保したい
・指導にかかる人材や時間が不足している
・若手社員の能力を最大限引き出すためにどうすればいいかわからない

このようなお悩みを抱えている企業に向けて、人材育成の課題と打ち手をまとめた「課題別に研修テーマを探せる!階層別 育成課題解決ガイド」を無料で公開しています。
若手社員研修の実施・見直しを検討している方は、ぜひ一度ご覧ください。

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目次

若手社員の特徴

若手社員とは、入社2~3年目から30歳前後くらいまでの社員のことを指します。昨今の若手社員の特徴を把握することで、若手社員向けの研修を時代に即してアップデートするヒントが見えてくるはずです。

若手社員の特徴には、主に以下の3つが挙げられます。

  • 前向きな仕事観を持つ
  • キャリア観が定まっていない
  • 価値観が多様化している

前向きな仕事観を持つ

パーソル総合研究所が上場企業および関連会社に勤務する25~34歳の社員を対象に行った調査によると、若手社員の約半数が前向きな仕事観を持っていることが明らかになりました。

    • 今の自分の限界を超えてもっと自分自身を大きくしたい(55.5%)
    • チャンスをものにして次のステップに進みたい(55.5%)
    • 周囲の人の役に立てるように自分の力を活かしたい(52.9%)
    • 自分らしさや価値観を大切にして自分にしかできない仕事を成し遂げたい(47.4%)
【出典】株式会社パーソル総合研究所「『チャレンジ』する若手社員をどう増やしていけばよいか?

しかしその一方で、実際の仕事場面では周囲の反応を気にして失敗を恐れ、消極的になってしまう若手社員も多いことも分かっています。

    • 何かに挑戦するならば、周囲が賛同してくれることに取り組みたい(52.6%)
    • 場の雰囲気を乱すような発言や行動はしたくない(52.3%)
    • 他者から批判されたり反発されたりしないようにふるまいたい(51.0%)
    • 成功の見込みが立たないことは確実性を高めてから実施したい(50.7%)
【出典】株式会社パーソル総合研究所「『チャレンジ』する若手社員をどう増やしていけばよいか?

仕事に対して意欲的な若手社員であっても、同時に「周囲の反応が気になる」「失敗したらどうしよう」という思いも抱えており、実際の業務で能力を発揮しきれないようです。そのため「今時の若手はチャレンジ精神がない」と認識されているのではないでしょうか。

若手社員が抱える前向きな思いを仕事に活かせるよう、安心して能力を発揮して良い、もっとチャレンジして良いと思える環境を、研修を通じて培っていくことが大切です。

キャリア観が定まっていない

パーソル総合研究所の「働く10,000人 成長実態調査」によると、20代の社員が考える成長は、自分の進みたいキャリアが明確になることと捉える傾向が、他年代に比べて強いことが見えてきました。

若手社員のキャリア意向に関する調査
【出典】株式会社パーソル総合研究所「働く10,000人 成長実態調査2022

しかし、リ・カレントが実施した「若手意識調査」によると、6割ほどの社員が自身のキャリア観を持てていないことも明らかになりました。

【出典】リ・カレント株式会社「2023年度最新若手意識調査

研修を通じてキャリア観を育成する場を計画的に設けることで、若手社員が自身の成長を実感できるようになるでしょう。個人の成長の実感はモチベーションを向上させ、組織全体の活性化にもつながります。

価値観が多様化している

ひとえに「若手社員」と言っても、はたらき方や指導スタイルへの考え方は人それぞれです。

日本能率協会マネジメントセンターの「新入社員の働き方と指導者の接し方に関するアンケート調査」によると、同世代であっても職場環境やはたらき方で重視するポイントは二分化していることが判明しました。

【出典】日本能率協会マネジメントセンター「新入社員の働き方と指導者の接し方に関するアンケート調査

一人ひとりの価値観や仕事観が多様化しているからこそ、従来型の一律な研修実施ではなく、それぞれに合わせた育成カリキュラムやコミュニケーションが重要です。

若手社員研修の目的と期待される効果

若手社員研修を実施する主な目的は、企業の将来を担う人材を早期に育成することですが、以下の効果も期待できます。

    • 一人ひとりのモチベーション向上
    • 早期離職防止
    • 主体的に動く人材の育成

若手社員の成長は、組織に大きな好影響をもたらします。若手社員の育成についても体系的に進めていくことができれば、その後の成長速度が大きく変わり、企業としても多くのメリットを得られるでしょう。

一人ひとりのモチベーション向上

入社2~3年目の若手社員は、仕事への慣れが出てくる時期でもあります。目の前の業務しか見えていなかった新人時代を乗り越え、「なんだかやりたかったことと違うな」など新たな悩みに直面することもあります。自身の仕事に対する意味や目的が曖昧になってしまうと、業務へのモチベーションが低下し、必然的に生産性も落ちてしまいがちです

若手社員向けの研修は、マネジメント力など実践的なスキルを身につけるだけでなく、自身のキャリア観を見つめ直す場でもあります。研修を通じて、はたらく意味や自身に求められる役割を理解することで、将来的な仕事へのモチベーションの高まりが期待できるでしょう。

【関連記事】モチベーションマネジメントとは|低下する原因と具体的な改善施策

早期離職防止

若手社員研修に期待できる効果として、早期離職の防止が挙げられます。厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」調査によると、近年の新卒3年以内の離職率は約30%前後で推移しており、若手社員の人材定着は企業にとって大きな課題となっています。

若手社員が転職や離職を急いで決めてしまう背景には、キャリアに関して待てないといった焦りや切迫感があります。「キャリア焦燥感と転職意思には相関性がある」という調査も出ています。

【出典】株式会社パーソル総合研究所「若手社員向け キャリア研修

研修にスキル習得支援や自社での成長ビジョンを示す内容を盛り込むことで、若手社員のキャリア焦燥感を軽減することが期待されます。

主体的に動く人材の育成

若手社員には、指示された業務内容をこなすだけではなく、自分から業務課題を見いだし主体的にはたらく姿勢が求められます。

研修では日々の業務課題をベースとしたケーススタディやロールプレイを取り入れるなど、主体性が高まる演習を取り入れると良いでしょう。研修を通じて、自身に求められる役割やどう行動していくかを学ぶことで、自身の意見を進んで発信しようとする主体的な人材の育成が実現できます。さらに、一人ひとりの主体性が向上すると、組織全体の活性化も期待できます。

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階層やキャリア課題にあわせ、体系立てられた研修プログラムを実施することで、計画的・戦略的に人と組織の成長を促すことが可能です。数々の企業で導入実績をもつパーソルグループでご提供する、課題ごとに最適な研修プログラムをご案内します。

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若手社員が身に着けるべき4つのスキル

若手社員が特に身に着けるべきスキルとして挙げられるのは、以下の4つです。

  • ロジカルシンキング
  • コミュニケーション力
  • リーダーシップ
  • プロジェクトマネジメント

こうしたスキルを実務で活かし、成功体験を積み重ねることが成長につながります。それぞれ、どのようなスキルが求められるかを説明します。

ロジカルシンキング

ビジネスにおいて基礎となるスキルが、ロジカルシンキングです。ロジカルシンキングとは論理的な思考力や伝達力のことを指し、さまざまな情報をわかりやすく整理して伝える力は若手社員であっても必要不可欠と言えます。ロジカルシンキングは商談やプレゼンテーション、資料作成など多くの場面で役立ちます。

コミュニケーション力

職種を問わず、業務を遂行する上では立場や価値観の異なる人たちと関わる機会が多くあります。個人的な感情に左右されることなく、同僚や取引先の相手と良好な関係性を構築するにはコミュニケーション力が欠かせません。また、コミュニケーション不足はミスやトラブルの原因にもなりかねないため、若手社員の段階から身に着けておくべきスキルの代表格と言えるでしょう。

リーダーシップ

将来的にチームリーダーや管理職に就くことを見据えて、若手社員にもリーダーシップを養う機会を与える必要があります。チームや組織を牽引する存在を目指して、まずはリーダーに求められる役割や行動、スキルを理解し、業務においてリーダーシップを発揮できるようになることが大切です。

プロジェクトマネジメント

近年はプロジェクト型と言われる業務の形態が一般的になり、異なる専門スキルを持ったメンバーが一つのプロジェクトとして目標達成を目指す機会が増えています。プロジェクトマネージャーには全体の進捗や人的リソースの配分をきちんと管理しながら成果を出すことが求められるため、若手社員のうちに、このようなスキルを身に着けさせることで、組織にとって大きな戦力となるでしょう。

若手社員研修におすすめのプログラム10選

若手社員研修で、社員が目指すゴールは主に以下の3点です。

  • 正しい知識とスキルを取得する
  • 指示がなくても主体的に仕事に取り組むようになる
  • キャリア観の形成を通して自己成長できる

若手社員研修の最終的な目標は、若手社員が一人立ちできる一人である程度の業務を回せるようになるまで成長することです。そのためには、研修を通して社員の主体性やキャリア観を育成することが重要になります。

本章では、パーソルグループが提供している実際の研修の中から、若手社員におすすめの研修を紹介します。

ロジカルシンキング研修

主体的に行動する人材には、物事の本質を捉える洞察力が必要です。社員一人ひとりが「なぜこの仕事が重要なのか?」と日ごろから考え、必要な行動と考えられるようになると、指示待ち状態の部下は減少するでしょう。

また、ロジカルシンキング研修では、数値やデータなどの根拠をもとにした会話方法も学びます。若手社員が論理的思考力を学ぶことは、会話の説得性を高めたり、円滑なコミュニケーション能力を身につけたりすることにつながります。

論理的思考の基礎研修

論理的思考の基礎研修では、論理的思考力をセルフチェックで把握した上で、強化したいポイントを検討します。実際の仕事の場面を想定して演習に取り組みながら、実践力を鍛えます。

特徴 論理的思考がビジネスの場で活きることを知り、フレームワークやケーススタディを通じて業務で実践できるスキルを身につける
プログラムの目標 会議や商談の場など、日々の業務において論理的に話ができるようになる
学習の流れ 1.論理的思考の必要性を知る
2.論理的思考に必要な考え方やフレームワークを学ぶ
3.実際の仕事の場面を想定し、演習問題に取り組む

問題解決力強化研修

問題解決力強化研修では、トラブル事例の原因解析や解決策の考案など、ケーススタディを通じて問題解決能力を伸ばします。参加者間でのディスカッションによって、多様なアイデアや価値観に触れることができ、視野を広げるのにも役立ちます。

特徴 業務内で起こる問題を正確に把握し、論理的に解決するまでの手法を学ぶケーススタディを通じて、すぐ実践できるスキルを身につける
プログラムの目標 職場で起こる問題を論理的に解決できるようになる
学習の流れ 1.業務場面を想起し、自身の対応を振り返る
2.問題解決に必要な思考法を学ぶ
3.業務内で起こりうる問題を例に、どう対応するか考える
【関連記事】ロジカルシンキング研修とは|プログラム例や得られるスキル・目的

キャリアデザイン研修

キャリアデザイン研修は、若手社員にキャリアに対する基本的な考え方を身につけてもらうための研修です。自身のキャリア観を見つめ直し、今後のキャリア形成について考える機会を与えます。

若手社員の早期離職が課題となっている背景には、自身のキャリアへの焦りや懸念といった感情があると考えられています。若手がキャリア形成を醸成することで、離職や転職を急がず目の前の仕事へと向き合うことが期待できるでしょう。

特徴 今の仕事が自身の長期的なキャリアにおいてどのような位置づけになるかを探求する
プログラムの目標 自身の視点やペースを尊重しながら自律的にキャリアを描く意義に気づく
学習の流れ 1.キャリアとは何か考える
2.自身のこれまでのキャリアを振り返る
3.はたらくを考える上でのさまざまな視点を学ぶ
4.これからのキャリアプランを具体化する

リーダーシップ研修

リーダーシップのスキルが必要なのは管理職だけと思われがちですが、若手社員にも必要です。

リーダーシップとは、集団の力を引き出し、成果を出すために影響力を発揮する能力を指しますが、将来が不確実で見通しがつかない中、多くの人が知恵を出し合い、新しい価値を創出し前に進むことが求められています。

そのため、リーダーシップは管理職だけでなく、あらゆる立場のメンバーに求められるようになっています。
研修では、基本的なリーダーシップの原則から、人を動かす話し方やメンバーとの信頼関係構築、ビジネスのアイデア力まで幅広く学習します。

人を動かす話し方

相手の要求と自分の目的達成の双方に焦点を当てて考えを整理し、相手を自分の思い通りに行動させる力を養うプログラムです。反発する相手をコントロールする方法も習得できます。

特徴 相手の関心を引き、理解を促し、行動を起こしてもらうための話し合いのスキルと進め方を習得する
プログラムの目標 自分の考えを整理してメッセージを効果的に伝えられるようになる
学習の流れ 1.テキスト・DVD学習
2.ディスカッション
3.マイケース練習

メンバーとの信頼関係の構築

さまざまな状況で課題を解決するために必要なリーダーシップを学ぶプログラムです。メンバーと信頼関係を築くことで、活気のある職場環境をつくる方法を学びます。

特徴 チームリーダーとしての新しい役割を効果的に担うための方法を習得する
プログラムの目標 信頼を築き上げながらチームのコミットメントを高める
学習の流れ 1.テキスト・DVD学習
2.ディスカッション
3.マイケース練習・ロールプレイ

着想・発想力、アイデアのビジネス化

予測困難なVUCA時代に対応するため、自社が積み上げてきた専門的な技術やノウハウを土台として、潜在価値を発見し、価値を発揮する方法を具現化するプロセスを学びます。

特徴 実践とふり返りによる「自己・他者の捉え方の変化」と「内省の習慣化」を促す
プログラムの目標 ものの見方や考え方の枠組みを広げ進化させる
学習の流れ 1.学習の成立にとって必要な「前提となる知識や経験など」をインプットし、変革テーマを設定する
2.実践して振り返りを行う
3.振り返りとちぎの変革テーマを考える
【関連記事】リーダーシップ研修とは?目的やカリキュラム例・得られるスキルを解説

プロジェクトマネジメント研修

プロジェクト型の仕事が増えつつあるものの、プロジェクトマネジメントを単なるタスク管理だと考えている人は少なくなく、十分なスキルを身につけている人はいまだに多くありません。

研修を通じて、プロジェクトマネジメントに必要な「「Quality(品質)」「Cost(コスト)」「Delivery(納期)」を学ぶとともに、組織の戦略や変革を効率的に遂行できるマネジメントスキルを身につけることが期待できます。

プロジェクトマネジメント入門研修

プロジェクトマネジメント入門研修では、主にWBS(ワーク・ブレイクダウン・ストラクチャー)とリスクマネジメントを中心に扱い、講義と演習を繰り返します。属人化している知識や経験を組織の財産にすることで、個別のプロジェクトマネジメントにとどまらず、組織全体の変革や利益創出に貢献できるようになります。

特徴 プロジェクトマネジメントの基本的な流れを体系的に学ぶ
プログラムの目標 プロジェクトマネジメントを実施する上での全体観を理解し、計画立案と実行、完了の基本を身につける
学習の流れ 1.プロジェクトマネジメントとは
2.プロジェクト立ち上げ
3.プロジェクト計画
4.プロジェクトの実行とコントロール
5.プロジェクトの完了

リスクマネジメント研修

リスクマネジメント研修では、プロジェクトにおけるリスクの理解をはじめ、リスクの影響度を評価する手法、リスクコントロールの手法なども学習します。リスクマネジメント上の理論や考え方を習得し、実際の業務への応用を目指します。

特徴 実際にプロジェクトを管理・運営する際に、必要となる論理的思考・枠組みを修得できるよう、ケーススタディや演習を用いて学習する
プログラムの目標 リスクを特定して影響度合いを評価したり、効果的なリスク対応戦略を立案する手法を身につける
学習の流れ 1.プロジェクト・リスクとは
2.リスクマネジメント計画とリスク特定
3.リスク分析とリスク優先順位
4.リスク定量分析
5.リスク対応計画策定
6.リスクへの対応:実行、監視・コントロール

ITプロジェクトマネジメント研修

ITプロジェクトマネジメント研修では、ウォーターフォール型(上流工程から下流工程へ進める開発手法)のプロジェクトマネジメントを体系的に学びます。

特徴 プロジェクトマネジメントの全体像を理解したのち、プロジェクトのステークホルダーの特定・分類や、円滑に進行させるための計画・実行など実践的な進め方を学ぶ
プログラムの目標 ウォーターフォール型プロジェクトの進行や品質、コストの管理を適切に実行できるようにする
学習の流れ 1.プロジェクトマネジメントの基礎
2.プロジェクトの立ち上げ
3.プロジェクト計画の策定
4.見積り
5.プロジェクトチームの設立育成
6.プロジェクトの実行とコントロール
7.プロジェクトやフェーズの終結

ケーススタディ研修

難易度の高い前提条件や制約のもとに生じる問題を、円滑に解決するための思考力を養います。また、ディスカッションによって新たな視点からの解決方法や異なる価値観に触れられるため、プロジェクトマネージャーとしての視野を広げるのにも役立ちます。

特徴 複雑なケーススタディを題材に、各種トラブルの対処法について理解を深める
プログラムの目標 複雑なトラブルに対応する力を身につける
学習の流れ 1.プロジェクト内のQCDのコンフリクト
2.お客様およびメンバー間のコンフリクト
3.問題プロジェクトにおける対応等
【関連記事】プロジェクトマネジメント研修とは|成果が出る研修カリキュラム例を紹介

自社の課題にあった若手社員研修プログラムの選び方

パーソルグループでは、若手人材の実践力を培うプログラム策定や事後のフォローアップなど、企業課題に合わせたプログラムの考案・見直しを提供しています。

若手社員研修の開催・実施にあたってのお困りごと、お悩みはぜひお気軽にご相談ください。

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若手社員研修を実施する際のポイント

研修で若手社員の能力を最大限に引き出すには、若手社員の特徴に合った指導方法が大切です。

一人ひとりに合わせた成長を支援する

若手社員向けの研修を成功させるには、まず一人ひとりの価値観や仕事観が異なることを理解しておきましょう。従来通りの定型的なカリキュラムの実施では、効果的な成長が見込めません。

若手社員それぞれに必要なスキルやキャリア観に合わせたプログラムを取り入れることが肝心です。

研修の目的、意義を語る

指示や命令のもとに行われる研修は、「やらされ感」や「作業感」を生み、研修へのモチベーションだけでなく、学習効果も低下してしまいます。どのような目的があって研修に臨むのか、研修を通じて得られるメリットは何かなど、研修前に学ぶ意義について若手社員に伝えましょう。

学ぶ目的が明確だと、知識やスキルの吸収率も高まり、自ら学び成長する社員の育成にもつながります。

研修で、意見やアイデアを出し合う機会を意図的に設ける

先述したように、若手社員は仕事への意欲は高いものの、失敗を恐れて力を発揮しきれない傾向があります。そこで、自分の意見を発信できる・認め合う場を研修内に意図的に設けることをおすすめします。
研修のプログラムの中でグループディスカッションや意見発表の時間を設けると良いでしょう。

実際の業務でも積極的にアイデアを発信できるようになる自信を、研修を通じて培っていきましょう。

振り返りの機会を設ける

せっかく研修を実施しても、実践に活用できなければ意味がありません。研修前に設定した目標を達成できたか、得た学びを実践に活用できているかを振り返ったり、上司や講師からのフィードバックを行ったりする場面を用意することが大切です。

例えば、研修前後に上司との1on1やフォロー面談の機会を設けてみましょう。若手社員それぞれの価値観やニーズを理解し、必要なフォロー体制を整えることで、成長速度も大きく変わるはずです。

若手社員研修に関するご相談はパーソルグループへ

高いモチベーションを持ち、主体的に業務に取り組む若手社員の育成には、「何のための研修なのか」を自ら考え、やらされ感なく臨める研修の実施が有効です。

パーソルグループでは、企業の課題をヒアリングし、ニーズに合わせて最適な研修プログラムをカスタマイズしてご提案いたします。

若手社員の伸び悩みに課題を感じている方、新入社員研修の見直しを検討している方は、パーソルグループにご相談ください。

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まとめ|若手の持つ多様な価値観を活かした研修を

若手社員を育成するには、一人ひとりの仕事への価値観や考え方に向き合いながらスキルアップを図ることが大切です。個々に合わせたカリキュラム構成や研修後のフォローアップなどを取り入れながら、若手社員の強みや長所に着目した研修を実施し、会社の将来を担う人材を育成していきましょう。

よくあるご質問

Q.おすすめの若手社員研修は?

A.若手社員にはビジネスの基礎を学べるロジカルシンキング研修をはじめ、未来のリーダー・管理職候補として身に着けておきたいスキルが学べるリーダーシップ研修やプロジェクトマネジメント研修などがおすすめです。

対象者ごとにおすすめの研修プログラムは、どなたでも無料でダウンロードできるガイドブックで詳しく紹介しています。若手社員以外にも、管理職向け、シニア向けなど、階層ごとにおすすめの研修プログラムが見られるので、以下のリンクよりダウンロードして、ぜひ参考にしてください。
【無料DL】課題別に研修テーマを探せる!階層別 育成課題解決ガイド

Q.若手社員研修に期待される効果は

A.若手社員研修によって人材育成に取り組むことで、企業にとって以下のようなメリットが生まれます。


・社員一人ひとりのモチベーションが向上し、業務全体のパフォーマンスも上がる
・早期離職を防止できる
・社員一人ひとりが主体的に動けるようになり、組織全体が活性化する

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