“はたらくWell-being” 用語集

Gallup社(ギャラップ社)
Gallup(ギャラップ)は、米国ワシントンD.C.に本社を構える国際的な世論調査・コンサルティングを行う企業です。長年にわたり、世界約150カ国・地域を対象にした世論調査「Gallup World Poll」を実施しており、その調査データは各国政府や国際機関、企業、研究者などに広く活用されています。
また、従業員エンゲージメントの概念を普及させたことでも知られており、Q12と呼ばれる従業員エンゲージメントを測定するための代表的な質問セットは企業業績との関連が多く示されています。
従業員エンゲージメント
従業員エンゲージメントとは、従業員が自らの仕事や組織に対して抱く信頼や愛着・誇りを指し、組織との関係に着目した概念です。
エンゲージメントが高い従業員は自発的に組織に貢献しようと仕事に対して積極的で、それが高いパフォーマンスを発揮することにもつながります。その点で多くの企業が従業員エンゲージメントに着目し、向上に取り組んでいます。
主観的Well-being
主観的Well-beingとは、従来重視されていた客観的な指標(報酬や地位、仕事の条件など)とは異なり、その人自身が主観的にどう感じているかに着目した概念です。
Gallup社が調査を行っているWell-beingの5領域のうち、パーソルグループでは特に「Career Well-being」を重視しています。はたらく人が自身のキャリアを自ら選び、納得感をもって歩んでいけることが、主観的Well-beingの実感向上につながると考えています。
組織運営
組織運営とは、企業や団体などの組織が、その目的やビジョンを達成するために、人材・資源・仕組みを適切に管理し、組織全体を円滑に機能させるための活動全般を指します。たとえば、経営方針の策定や人材の配置・育成、業務の分担、コミュニケーションの促進、意思決定のプロセス整備などが主な要素です。近年では「組織が持続的に成長していくには、従業員が力を発揮しやすい環境づくりが欠かせない」という考え方が広がってきているため、成果の追求に加えてメンバーの働きがいやエンゲージメント、Well-beingといった視点も含めた組織運営が注目されています。
チームビルディング
チームビルディングとは、組織やプロジェクトにおいてメンバー同士が信頼関係を築き、共通の目標に向かって効果的に協力し合えるチームを形成するための取り組みや工程を指します。単なるレクリエーション活動にとどまらず、役割分担の明確化やコミュニケーションの活性化、相互理解の促進などを通じてチーム全体の生産性や創造性を高めることが目的です。近年ではチームビルディングはより戦略的なマネジメント手法として位置づけられており、良好な関係性の構築を通じて、メンバーの働きがいや組織への参加意識を育むうえでも重要な役割を果たしています。
ワークライフバランス
ワークライフバランスとは、仕事(ワーク)と私生活(ライフ)を両立させ、どちらも充実していると感じられる状態を指します。育児や介護、自己研鑽、趣味など、ライフステージや個人の価値観に応じた柔軟な働き方の実現が重要とされており、近年では企業でも長時間労働の是正やテレワークの導入、有給休暇の取得促進といった取り組みが進められています。こうした取り組みは、従業員の健康維持やモチベーションの向上、離職防止といった観点でも効果があるとされ、働く人が自分らしい生き方を選択するうえでの土台にもなっています。心身の健康や経済面の安定、家族・地域とのつながりなど、個人の暮らし全体に関わる要素にも広く影響するテーマと言えるでしょう。
World Happiness Report(世界幸福度報告)
World Happiness Report(世界幸福度報告)とは、国連の持続可能開発ソリューションネットワーク(SDSN)が毎年発行している報告書です。
初版は2012年に発行され、現在に至るまで毎年150を超える国や地域を対象に調査が行われ、世界中の人々のWell-beingを可視化するものとして注目されています。
GDW(国内総充実/Gross Domestic Well-being)
GDW(国内総充実/Gross Domestic Well-being)とは、人々が実感する豊かさや充実度を測る新たな指標です。客観的で物質的な豊かさなど経済的価値を測るGDP(国内総生産)では捉えきれない価値を測る、相互補完的な指標として注目されています。
日本国内では、2021年予算委員会にて国民の幸せを測る新たな指標として言及され、ウェルビーイング学会によって四半期ごとに調査結果が公開されています。
日本版Well-being Initiative
日本版Well-being Initiativeとは、日本経済新聞社と公益財団法人Well-being for Planet Earth、有志企業・有識者らによって発足した企業コンソーシアムです。
実感としての豊かさをあらわすWell-beingの波を経済社会にも起こしていくことで、持続可能な経済のかたちを模索することを狙いとしています。
様々な活動を通じ、経済成長を測定する代表的な指標であるGDPを補うものとして、Gross Domestic Well-being(GDW、国内総充実)を新しい「経済社会における豊かさのあり方」として位置付けるべく、企業の経営者層や有識者の声を反映しながら全体戦略を策定し、推進しています。
心理的安全性
心理的安全性とは、職場やチームの中で自分の意見や感情を安心して発言できると感じられる状態を指します。自分らしさを出しても非難されたり、恥をかいたりする心配がないことで、メンバー同士が率直な意見交換や建設的な対話を行いやすくなります。この概念は、ハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授が提唱したもので、Google社のプロジェクト「アリストテレス」でも、高いパフォーマンスを発揮するチームに共通する要素として注目されました。近年では、多様な人材が能力を発揮して協働していくための土台としても重視されており、働きやすさや組織の一体感といった面にも深く関係すると考えられています。

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