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パーソルホールディングス
パーソルホールディングス、社員の多様なはたらき方を促進する「ワーケーション制度」の実績と利用者アンケート結果を公表~ワーケーションは周囲との関係性と組織エンゲージメント向上に効果あり~
「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄、以下パーソルホールディングス)は、2023年4月から社員の多様なはたらき方を推進するために、移動や宿泊にかかる費用を会社が負担する「ワーケーション制度」の運用を開始しています。この度は、2023年の本制度の利用者アンケートやエンゲージメントサーベイを分析した結果、その効果についてお知らせいたします。
■「ワーケーション制度」についての調査と分析結果
アンケート・調査結果の主なポイント
・ワーケーションの効果について、関係性向上に大きな効果があった。
・ワーケーション中に対話会などを実施しているチームは、未実施のチームと比べて関係性向上の効果が大きい。
・参加者・未参加者で比較した結果、参加者の方が組織エンゲージメントが高いことが示唆された。
・参加組織のエンゲージメントサーベイの結果を前年度と比較したところ、多くの組織で組織エンゲージメントの向上が確認された。
※補足:上記は、以下2つのデータをもとに検証を実施。
・ワーケーション実施後アンケート(2023年7月~9月実査)
・2023年度エンゲージメントサーベイ(2023年9月実査)●「ワーケーションで『リフレッシュ』『作業効率向上』『関係性向上』『アイディア創出』することができたと思いますか?」という質問に対して、「関係性が向上した」と回答した割合が9割を超えた。
●「ワーケーション実施以降、チーム内で『挨拶や雑談』『業務上の相談』『意見出し』がしやすくなったと思いますか?」という質問に対して、「挨拶や雑談がしやすくなった」と回答した割合は85%だった。また、ワーケーション中に相互理解を深めるアクティビティを実施したチームは、未実施のチームと比べて「意見出しがしやすくなった」と回答した割合が20%以上高かった。
●ワーケーションとエンゲージメントサーベイの分析結果について、参加者・未参加者で比較した結果、参加者の方が組織エンゲージメントが高いことが示唆された。また、参加組織のエンゲージメントサーベイの結果を前年度と比較したところ、組織エンゲージメントの向上が確認された。
●社員のリモートワーク比率が80%を超えるパーソルホールディングスでは、本ワーケーション施策をエンゲージメント向上やチームビルディングを高める施策と位置付け、自分らしいはたらき方の選択肢の一つとして引き続き推奨していきます。今後もさらなる効果検証を行い、その結果を発表していく予定です。
■パーソル総合研究所 中俣 良太 研究員コメント
本アンケートからは、チーム単位で行うワーケーションが、チームのコンディションを良好にし、個々の組織エンゲージメントを高める結果が確認されました。これは、パーソル総合研究所が行った「ワーケーションに関する定量調査」でも同様の傾向がみられています。また、このようなプラスの効果は長期的に持続しており、企業にとってもメリットが大きい可能性が示唆されています。企業と就業者の双方にとってより良いワーケーション制度を実現していくために、今後は「ワーケーション中の過ごし方」などもヒアリングし、体験と効果の関係性を検証していく必要があると思います。
■「ワーケーション制度」の目的と実績
■「ワーケーション制度」の概要
パーソルグループは「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、多様なはたらき方や学びの機会の提供を通じて、一人ひとりの選択肢やはたらく自由を広げ、個人と社会の幸せを広げることを目指しています。
その一環として多様なはたらき方を推進するために、2023年4月から交通費と施設利用費は全額、宿泊費は1泊10,000円までを会社負担とする新しい「ワーケーション制度」の運用を開始しました。本制度はパーソルホールディングスなどに所属する約600名の社員が対象で、部門や組織、プロジェクトチームなどのチーム単位で利用することが可能です。 パーソルホールディングスでは、原則全社員がフルリモート勤務を実施中です。そんな中、新しいメンバーや新組織が早期に関係性を構築することで成果を出せるようにすることや、既存のメンバーや組織の関係性を深めることでパフォーマンスのさらなる向上などを目的に「ワーケーション制度」を導入することとしました。■運用ルール
・交通費および施設利用費は全額、宿泊費は一部会社負担
・チーム単位でのみ利用可
・1回あたり1泊2日もしくは2泊3日
・1チームにつき利用は年に1回まで
・制度対象施設は北海道や九州など、関東圏以外にも幅広く設置詳細はこちらのリリースをご覧ください:https://www.persol-group.co.jp/news/20230728_12380/
■“はたらくWell-being”とは< https://www.persol-group.co.jp/sustainability/well-being/ >
はたらくことを通してその人自身が感じる幸せを“はたらくWell-being”と定義しています。
パーソルグループは、多様なはたらき方や学びの機会の提供を通じて一人ひとりの選択肢を広げ、はたらく自由を広げることで、個人と社会の幸せを広げることを目指しています。一人でも多くの方々が自ら選択した仕事やはたらき方で、喜びや楽しみ、さらには人や社会の役に立っていることを実感できる多様で豊かな社会を創造することで、世界中で「はたらいて、笑おう。」を実現していきます。■パーソルホールディングス株式会社について
1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業を展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名変更。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2023年3月期売上高1兆2,239億円(日本基準)。■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。