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    調査/データ

    第3回「はたらいて、笑おう。」グローバル調査結果発表  ~日本の「はたらくの体験・評価・自己決定」全スコアが前年より上昇 継続調査と指標の浸透で、“はたらくWell-being”を推進~

    更新日:2023年11月22日
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    「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄)は、公益財団法人Well-being for Planet Earth(本社:東京都千代田区、代表理事:石川 善樹)と共同で、「はたらいて、笑おう。」を一人ひとりが実現できる社会に向け、世界最大の世論調査であるGallup World Pollを通じ、2022年6月~2023年6月、世界142カ国・地域を対象に、第3回目となる「はたらいて、笑おう。」の実現度を測るグローバル調査を実施しましたので、その結果をご報告いたします。https://www.persol-group.co.jp/sustainability/well-being/worlddata/

    本調査では「はたらいて、笑おう。」の実現度を測るために、その状態を「はたらくの体験・評価・自己決定」の3要素に分解したものを「“はたらくWell-being”指標」と定義し、調査を実施しています。

    【質問項目】
    Q1. あなたは、日々の仕事に、喜びや楽しみを感じていますか?(はたらくの「体験」)
    Q2. 自分の仕事は、人々の生活をより良くすることにつながっていると思いますか?(はたらくの「評価」)
    Q3. 自分の仕事や働き方は、多くの選択肢の中から、あなたが選べる状態ですか?(はたらくの「自己決定」)

    ・世界全体の「はい」回答者割合は第2回目と比較して、Q1:0.5pt低下、Q2:1.1pt低下、Q3:1.7pt低下となった(※1)
    ・日本の「はい」回答者割合は3項目すべてで上昇、世界ランキングもアップ
    ・特にQ2「はたらくの評価」(社会貢献・有意味感)は、世界7位となった

     (※1)第1回、第2回、第3回と3年連続で調査を実施した113カ国で比較

    ■調査結果について

    ① 世界の結果

    ・世界の「はい」回答者割合は、それぞれQ1:0.5pt、Q2:1.1pt、Q3:1.7ptの低下となった。
    ・国別には、Q1はエルサルバドル共和国、Q2とQ3はプエルトリコがそれぞれトップとなった。
    ・プエルトリコはQ1でも2位となっている。

    ② 日本の結果

    ・日本の「はい」回答者割合は、それぞれQ1:3.8pt、Q2:6.8pt、Q3:4.1pt上昇し、いずれも世界ランキングの順位がアップした。
    ・Q2の「自分の仕事は、人々の生活をより良くすることにつながっていると思いますか?」(はたらくの「評価」)の「はい」回答割合は世界ランキングで7位となった。
    ・Q2について、アジアでは日本は1位となった。

    ※全世界の調査結果はこちら:https://www.persol-group.co.jp/sustainability/well-being/worlddata/

    前年までの調査で、「はたらくWell-being指標」とGallup World Pollの他設問との掛け合わせで分析した結果、以下のことが明らかになっています。

    ①仕事への熱意、やりがいなどワークエンゲージメントが高いことと、その人が主観的に感じる「はたらく」の喜び・楽しみの度合いには相関性がある
    ②仕事やはたらき方の選択肢が多いことと、その人自身の未来への期待には相関性がある

    ■パーソルの取り組み

    本調査を通じて「はたらいて、笑おう。」の実現度を測るとともに、世界中で“はたらくWell-being”の状態を測り、向上させていくための共通指標として使われていくことを目指し、以下の取り組みを進めています。

    ① 本調査指標の社会実装の推進
    社員や顧客に対して本調査の3つの質問を用いて調査を行い、互いの取り組みを共有し研究・分析をしていく企業・団体の輪を広げます。

    【導入事例】福岡市の登録制度の要件として活用
    福岡市が2022年4月より「はたらく人」のWell-beingの向上とSDGs達成に向けて取り組む事業者を応援する制度として、「福岡市Well-being&SDGs登録制度」を開始しています。本制度への申請要件として、「“はたらくWell-being”指標」を用いて、「はたらく人の仕事に対する満足度」などを測ることが要件の一部となっています。
    詳細はこちら:https://www.persol-group.co.jp/news/20220509_10178/

    ② 「はたらいて、笑おう。」グローバル調査の継続実施・詳細分析
    今後も年次調査を継続的に実施し、経年比較を行います。またパーソル総合研究所などの研究機関とともに「はたらいて、笑おう。」の実現度向上につながる因子分析などを実施します。また、それらの調査結果はオープンデータとして広く公開し、本調査がもたらす社会的価値や経済的価値に関する研究・分析を深めます。

    ③ コンソーシアム 「はたらくWell-beingリーダーズ」
    パーソルグループが主催する「はたらく幸せ」を考えるコンソーシアムです。業種や業界を越えて “はたらくWell-being” の実感向上を目指す企業や団体、個人が集い、議論・実践・検証等を行い、各企業や団体内で実装および社会に対してはたらきかけをしていきます。

    詳細はこちら:https://www.persol-group.co.jp/sustainability/well-being/consortium/

    パーソルグループでは、今後もさまざまな企業や自治体、研究機関などとの連携による「“はたらくWell-being”指標」の浸透をはじめ、グループビジョンである「はたらいて、笑おう。」の実現に向け、取り組みを拡大させていきます。

    ■代表メッセージ

    パーソルホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 和田 孝雄

    はたらき方や仕事に対する価値観や意識が大きく変容するなか、一人ひとりが主体的に「はたらく」を描くことがより重要になります。近年、経済的価値基準であるGDPに加え、社会に生きる一人ひとりが実感できる豊かさを測定する新たな指標としてGDW(Gross Ⅾomestic Well-being)が注目されています。今回の調査による日本の結果は、「はたらくの体験・評価・自己決定」の全スコアが上昇するなど、昨年に比して大きく改善がみられました。
    はたらくことを通してその人が感じる幸せや満足感 ―“はたらくWell-being”実感が高い人は、そうでない人と比べ、創造性が3倍、生産性が31%高い(※2)ことが知られています。“はたらくWell-being”の実態を調査し、継続的に改善に向けた取り組みを継続するとともに、実態を注視していくことはGDWを高めていくうえでも極めて重要です。
    私たちは本調査の継続実施、調査研究・推進活動を通じ、「“はたらくWell-being”指標」を世界的な共通指標としていき、あらゆる人の「はたらいて、笑おう。」の実現につなげます。

    (※2) American Psychological Association, (2005). The Benefits of Frequent Positive Affect: Does Happiness Lead to Success?

    ■「はたらいて、笑おう。」グローバル調査 概要

    目的:   「はたらいて、笑おう。」測定指標の策定、調査、研究
    提携:   公益財団法人Well-being for Planet Earth
    対象:   約1,000名/国×142カ国・地域
    期間:   2022年6月~2023年6月
    方法:   国際世論調査Gallup World Poll(※3)に「はたらいて、笑おう。」に関する質問を3項目追加

    【調査実施の背景】
    パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、多様なはたらき方や学びの機会の提供を通じて一人ひとりの選択肢を広げ、はたらく自由を広げることで、個人と社会の幸せを広げることを目指しています。グループビジョンである「はたらいて、笑おう。」の実現に向けて、現在の状態を可視化し、社会にもたらすその価値を調査・研究します。さらに同指標の重要性を、パーソルグループの企業活動を通して社会に訴求していくことで、一人ひとりの「はたらいて、笑おう。」の実現につなげます。

    【調査項目】
    以下Q1~Q3の質問について「はい/いいえ/わからない/回答拒否」で回答
    Q1. あなたは、日々の仕事に、喜びや楽しみを感じていますか?
    Q2. 自分の仕事は、人々の生活をより良くすることにつながっていると思いますか?
    Q3. 自分の仕事や働き方は、多くの選択肢の中から、あなたが選べる状態ですか?

    【設問の意図】
    本調査では、「はたらいて、笑おう。」の状態を示す要素として「喜びや楽しみを感じる=体験」(Q1)と「人々の生活をより良くすることにつながっている=評価」(Q2)の二つを設問に盛り込みました。
    加えて、パーソルグループでは、「はたらいて、笑おう。」の実現には、「はたらくの自己決定」、すなわち多様な選択肢から自律的にキャリア選択することが不可欠と考えており、設問に追加しています(Q3)。
    (※3) 米国Gallup社が2005年より毎年実施している世界最大の世論調査。15歳以上を対象に1カ国あたり約1,000人に調査が行われており、世界人口の99%を代表する約150カ国・地域で実施されている。

    ■「PERSOL(パーソル)」グループについて< https://www.persol-group.co.jp/ >

    1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業を展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名を変更。
    東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2023年3月期売上高1兆2,239億円。

    ■パーソルホールディングス株式会社について

    パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
    さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。

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