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パーソルホールディングス
全国の就業者10万人を対象とした「はたらく定点調査」に見るプライベートに対する意識~平日のプライベートは平均3.1時間。満足度は年収2000万円以上で減少~
「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄)は、「はたらく」を考える全国就業者データベース「はたらく定点調査」を公表しました。今回は本調査のなかから「プライベート」を切り口にしたデータをご紹介いたします。
【調査結果サマリー】
■平日のプライベート時間: 全体平均は3.1時間。10代が最も長く、40代・50代が最も短い。
・「平日1日あたりの【実際の自分の時間(趣味・プライベートなど)】を教えてください」という質問に対して、全体平均は3.1時間で、男性は3.2時間、女性は3.0時間という結果だった。また、年代別にみると、10代が最も多く4.6時間、40代と50代が最も少なく2.9時間だった。■年収別でのプライベートに対する満足度:「満足」と答えた割合は、年収1500万円~2000万円未満が最も高く、年収2000万円以上は減少した。
・「あなたは現在、プライベートの生活にどの程度満足していますか。」という質問に「満足」と答えた割合は、年収1500万円~2000万円が72.1%で最も高かった。「満足」と回答した割合は、年収200万円~300万円未満以降については、年収が上がるにつれて上昇傾向にあったが年収2000万円以上では低下した。■年代別でのプライベートに対する満足度:「満足」と答えた割合は、10代が最も高く、40代が最も低い。
・「あなたは現在、プライベートの生活にどの程度満足していますか。」という質問に「満足」と答えた割合は10代が71.6%で最も高く、40代が48.8%で最も低かった。■年代別での有給休暇利用状況:若年層はミドル・シニア層と比較して個人的イベントで有給休暇を取得する傾向あり。
・有給休暇の利用状況について、「病気にかかった時」「通院するため」「冠婚葬祭のため」に使う人はミドル・シニア層に多く、「自分の誕生日や記念日のため」「家族の誕生日や記念日のため」「趣味のため」と答えた割合は若年層が多かった。本データは「はたらく定点調査」のなかから、世代間を比較したデータを抜き出したものの一部です。
「はたらく定点調査」は幅広い世代の多様なデータを通じて、はたらき方に関わる生活全般の実態と変化を可視化しています。地域別、ジェンダー別、年収別、年齢別、職業・職種別、さらには価値観など、さまざまな切り口でデータを抽出することが可能です。
昨今、「ワークライフバランス」「女性活躍」「柔軟なはたらき方」「ダイバーシティ」など、「はたらく」に関する価値観はかつてないほど多様化しています。本調査を通して「はたらく」に関するさまざまなデータをご紹介することで、自らのキャリア選択や“はたらくWell-being”を考える一助としていただきたいと考えています。「はたらく定点調査」データベース:https://data.persol-group.co.jp/
※ メディア向けにはデータベースに掲載している情報よりも、さらに詳細なデータを提供することも可能ですTOPICS
1.平日のプライベート時間
平日のプライベート時間について、全体平均は約3.1時間で、男性は約3.2時間、女性は約3.0時間という結果だった。また、年代別にみると、10代が最も多く4.6時間、40代と50代が最も少なく2.9時間だった。●男女別の平日プライベート時間(平均)
2.年収別でのプライベートに対する満足度
年収別のプライベートに関する意識について、「あなたは現在、プライベートの生活にどの程度満足していますか。」という質問に「満足」と答えた割合は年収1500万円~2000万円未満が72.1%で最も高かった。なお、「満足」と回答した割合は、年収200万円~300万円未満以降は年収が上がるにつれて上昇傾向にあったが、2000万円以上では64.4%と低下した。3.年代別でのプライベートに対する満足度
年代別のプライベートに関する意識について、「あなたは現在、プライベートの生活にどの程度満足していますか。」という質問に「満足」と答えた割合は10代が71.6%で最も高く、40代が48.8%で最も低かった。4.年代別での有給休暇利用状況
有給休暇の利用状況について、「病気にかかった時」「通院するため」「冠婚葬祭のため」に使う人はミドル・シニア層に多く、「自分の誕生日や記念日のため」「家族の誕生日や記念日のため」「趣味のため」と答えた割合は若年層が多かった。■結果考察 パーソル総合研究所 研究員 金本 麻里
調査結果から、就業者のプライベートに対する満足度の年代差や年収差が浮かび上がった。20代や年収800万円以上の就業者は、プライベートの満足度が高い傾向がある。プライベートの満足感を高める要因は、サードプレイスの存在などが指摘される※が多岐にわたり、一般的に時間とお金の影響は大きいと考えられる。
独身世帯の多い若年層は、プライベートで自分の自由な時間を多く持てている傾向がみられた。どのような時に有給休暇を取得するかをみると、若手就業者ほど「自分の誕生日や記念日のため」「家族の誕生日や記念日のため」「趣味のため」と答える傾向がある。一方、30代以降になると病気や用事などが多くなる。休暇取得に対する世代間の価値観の違いも影響していそうだが、プライベートを楽しむ時間的な余裕が、若年層のプライベートの満足感の高さにつながっていることが見てとれる。
他方で、年収800万円以上でプライベートの満足度が高い理由は、時間ではないようだ。年収が高まるほど自分の時間は緩やかに減少する傾向がある。時間の余裕は少ないが、お金の余裕がある場合、プライベートを充実させることができ、満足度の高さにつながっていると考えられる。※パーソル総合研究所(2020)「コロナ禍における就業者の休暇実態に関する定量調査」
■調査概要
調査方法:オンライン
調査時期:2023年3月
調査対象:15歳から69歳の男女・本業または副業ではたらいている人
調査人数:100,000人■パーソルホールディングス株式会社について
1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業を展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名を変更。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2023年3月期売上高1兆2,239億円(日本基準)。■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。