テクノロジーを活用した新しい採用プロセス。「採用の最適化」を実現するには
2019年05月07日
人手不足の市況下、近年は採用難が顕著になってきました。一方で新卒採用では一部企業に人気が集中する現象も起こり、採用戦略の重要性が増しています。中途採用では効率性・効果性についても一層知恵を絞る必要が出てきました。応募者数の確保に頭を悩ませたり、エージェントや応募者とやり取りする時間が増して負荷となっている採用担当者も多いのではないでしょうか。「採用の最適化」を進めるうえで何を押さえていくべきか、ご紹介します。
【ダウンロード資料】組織活性化につながる最適な人員配置の施策とは
企業が競争力維持・強化するためには、最適な人員配置によって社員一人ひとりが活躍できる環境を構築し、組織を活性化することが必要です。しかし、「最適な人員配置を」といわれても、実際どのように戦略を立案し、どのような施策を実行すればいいのか明確な答えを持っている企業は少ないのではないでしょうか。
パーソルグループでは、最適な人員配置を実現するために持つべき視点と行うべき施策を解説した資料を公開しています。
人員配置をご検討されている方はぜひダウンロードいただき、ご活用ください。
【課題認識】
採用精度をあげるためには、効率的かつ効果的な個別アプローチの工夫が求められる
進む新しい採用の流れ
待ちの採用から、候補者を探し出す攻めの採用へ
最善の採用を進めるための一歩目は、候補者の確保です。良質な候補者確保を目指して、企業の採用方法は多様化しています。たとえばその方法の１つに、求職者のデータベースから自社にあった人材を探し出す「ダイレクト・ソーシング」の活用が挙げられます。
能動的に候補者を探し、スカウトメールを送るダイレクト・ソーシングは中途採用市場で先行して活用されてきました。採用担当者の手間はかかるものの、「なぜあなたにコンタクトしたか」というメッセージが直接伝わる分、応募後の選考プロセスがスムーズになるからです。
マーケティング発想が採用にも活かされる
また、採用データベースを整備して活用する「データベースリクルーティング」も重視されています。過去に内定を辞退した人、社員紹介による候補者、退職者などをデータベース化し、定期的な情報配信などを通じて関係をつないでいくのです。マーケティング領域でいうところのリードナーチャリングに近い考え方で、自社独自の採用者プールを持つための活動も進んでいるのです。
より多様な採用手法を目指し、テクノロジーを活用
採用管理の手間を軽減、本来の採用業務に割く時間を増やす
直接公募から求人メディア掲載、紹介会社活用などと候補者集めの手法は多様化し、候補者が増えるほど採用担当者の業務量は増しています。また内定までのスピードや採用判断のばらつきといった、さまざまな課題も顕在化してきました。
特に、ダイレクト・ソーシングなどの個々人へのアプローチが増える中、同時並行で動く選考過程の管理が重要になっています。面談の日程調整1つをとっても、複数の応募者、複数の面接官の調整が常に必要となり、ミスなく最適な調整を進めるための難しさ・業務負荷は増しています。
一方で、「書類選考日数が早いほど採用決定率が高い」という調査データがあります。
早いレスポンス、柔軟な選考日程の提示を進めるだけでも応募者側からの印象はよくなり、採用時の意思決定にポジティブな影響を与えています。また応募者管理のオペレーション業務を最大限効率化し、その分、面接や採用戦略づくりに時間を割くことができる体制も重要です。
こうした中、応募者の管理を一元化・自動化し、人為的ミスと業務時間を削減できる採用管理システムを活用する企業が増えています。
選考過程のデータを分析して採用戦略強化に役立てる
応募者のエントリー数の推移や選考進捗・選考ステップごとの歩留まり率等を可視化することができるのが「採用管理システム」。
応募媒体別に応募数、合格数、決定数を一覧上で比較して、筋の良い応募媒体を検証することも可能です。数値で現状を把握することは、的確な採用戦略を考えるうえで重要な検討材料となるでしょう。
また、選考過程での離脱を防ぐためにデータを活用している例もあります。入社決定後に社内グループウェアや労務管理システムにデータを連携し、採用決定後の業務工数を大幅に削減することも可能です。応募・選考から入社まで、一連の採用プロセスを連動して最大効率を目指すことが、採用活動の必須要件となってきています。
【パーソルのアプローチ】
求める人材を獲得するための採用プロセス最適化支援
採用管理システム
効率的・効果的な採用を支援するため、応募者の思考、精神、性格などを自動で分析し、企業側の求める人材とのマッチング、応募者に応じた面接設計等に適した採用管理システムをご提供しています。選考過程での離脱率の低下、内定承諾率の倍増、面接対象者の効率的な絞り込みなど、具体的な成果数字を見ながらPDCAを回していくことにも有効です。
パーソルグループサービス紹介
HITO LINK リクルーティング(採用管理システム)
採用活動におけるオペレーション業務を自動化。採用スピードを向上させ、より多くの候補者獲得を実現します。
HITO-Manager(アルバイト・パート用 採用管理システム)
アルバイト・パート採用に特化した採用支援システム。応募者の一元管理機能で、採用数の最大化と採用コストの削減を支援します。
ダイレクトソーシング
「売り手市場」の傾向が高まり、新卒採用、中途採用とも募集をすれば採用ができる時代ではなくなってきました。求人ポジションにあった人を、より的確に見つけ出すために、求人掲載が可能なサイト運営に加え、条件にあわせた人材紹介、自社なりの視点で候補者を探し出すことができるプラットフォーム提供など、あらゆるニーズに応えられる採用支援サービスをご提供しています。
パーソルグループサービス紹介
doda Recruiters(デューダ リクルーターズ)
dodaの持つ日本最大級の会員データベースに企業が直接アクセスし、スカウトメールが送れるダイレクトソーシングサービス。
