1. ホーム
  2. プライバシーセンター
  3. プライバシー保護の体制・取り組み
  4. 外部有識者会議

外部有識者会議

パーソナルデータの取り扱いを
考えるにあたっては、
社外の第三者による
客観的な評価を行っています

パーソルグループでは、皆さまや社会から信頼されるデータの取り扱いや活用を行うことを目的として、
2022年10月から4回にわたり、外部有識者の方々とグループのプライバシー保護責任者による
外部有識者会議を開催し、議論を行い、パーソナルデータ指針を制定いたしました。
今後も外部有識者会議を開催し、グループにおけるプライバシー保護を推進してまいります。

外部有識者会議の概要

メンバー

外部有識者(50音順・敬称略)

岡田 淳森・濱田松本法律事務所 弁護士
崎村 夏彦NATコンサルティング合同会社 代表
沢田 登志子一般社団法人ECネットワーク 理事
森 亮二弁護士法人英知法律事務所 弁護士
山本 龍彦慶應義塾大学大学院法務研究科 教授

議長

 峯尾 太郎パーソルホールディングス株式会社
執行役員 CSO(Chief Strategy Officer)

開催日時

第1回:2022年10月14日
第2回:2022年12月8日
第3回:2023年1月10日
第4回:2023年1月23日

主な議論

外部有識者会議において議論を行った主な内容は以下のとおりです。

■指針を定めることの意義

指針案と、指針を定めることの意義について議論を行いました。
対外的にも社内に対しても心構えを示すことは重要であるとのご意見をいただき、パーソナルデータを活用するに際して立ち返ることのできる「憲法」のような存在として、指針を制定することの意義を再認識しました。

■透明性について

個人の立場にたって、何がどのように開示されることが望ましいのか、議論を行いました。
特に、利用目的を特定してわかりやすく表示すること、また、個人の情報が企業に提供される場合には、どのような情報が提供されているのかがわかることが重要であるとのご意見をいただきました。

■同意の取り方

個人の意思を尊重するための同意の取り方について議論を行いました。
例えば、同意が必要となる複数の異なる事項についてまとめて同意を取得すること(包括同意)について、通常多くの人が同意することが想定される事柄であり、かつ、いつでも同意を取り消すこと(オプトアウト)ができるようになっている場合などには許容されるのではないか、また、オプトアウトは同意するときと同じくらい容易にできる必要がある、という議論がなされました。
また、本人に不利益がある場合や本人が意外に感じる場合などには、そのことについてきちんと説明したうえで個別に同意を取得するようにすることが望ましいというご意見をいただきました。

■プライバシーセンターについて

指針の制定に際し、グループのプライバシーに関する取り組みについて対外的にご説明するプライバシーセンターを作ることについて、議論を行いました。
グループ共通のページを作る前提として、グループ全体としてプライバシー保護を尊重する体制となっていることが必要であることが確認されました。また、将来的には、センターから各サービスへの動線を設けたり、プライバシーをコントロールする機能を充実させるなどの可能性が議論されました。

■AIの利用について

転職サービスなどのマッチングにおいて、AIを活用する場合の留意点について、議論を行いました。
業種や企業ごとなどの多元的なアルゴリズムを用いることがマッチングという目的にかなうこと、性別など本人の努力では乗り越えられない要素が影響しないようにすること、処理を完全に自動化するのではなくできるだけ人間が関与することで倫理的なチェックを行うこと、しっかり開示を行うことが望ましいことなどが議論されました。

■プライバシーに関する今後の動向

今後、プライバシーに関する社会的な要請がどうなっていくのかについて議論を行いました。
透明性や説明責任など、プライバシーに関する要請は年々強くなっていくと思われ、個人の利益に配慮する必要はますます高まっていくであろうこと、また、プライバシーの尊重のための取り組みを継続していくことが重要ということが確認されました。

以上