はたらくWell-being
共創サイクル

パーソルが構築する
「はたらくWell-being
共創サイクル」

パーソルグループは「はたらくWell-being」について、
社会や個人と連携して成長・改善を繰り返す循環を創っていきます。

人々の「はたらく」に関する価値観は、それぞれが置かれている状況や状態、ライフステージによっても変化します。すべての人々の“はたらくWell-being”を向上させるために、パーソルグループは、企業やNPO等の民間団体、職場や学校、研究機関、さらには行政機関など、はたらく個人を取り巻くさまざまなステークホルダーと連携・協業することで、「はたらく」に関するさまざまな社会的課題へのソリューションを提供することを目指します。

「はたらくWell-being共創サイクル」の概略図
「はたらくWell-being共創サイクル」の概略図

「はたらくWell-being共創サイクル」が生み出す持続可能なサイクル

  • 1. パーソルグループがはたらく個人とそれを取り巻くステークホルダーに価値を提供する。
  • 2. 各ステークホルダーがパーソルグループとともにはたらく個人の“はたらくWell-being”向上を推進する。
  • 3. パーソルグループや各ステークホルダーからの価値提供を受けたはたらく個人が、自身の“はたらくWell-being”を訴求し、自らのはたらく選択肢について考え、行動を起こすようになる。
  • 4. 能動的に職業選択を行ったはたらく個人が、高い生産性を発揮してはたらくことで、各ステークホルダーも活性化する。
  • 5. パーソルグループが、活性化したはたらく個人やそれを取り巻くステークホルダーに「はたらく機会」「多様なはたらき方」「学びの機会」「生産性向上」といった価値をさらに提供することで、持続可能なエコシステムを構築する。

パーソルグループのビジネスだけでは解決できない「はたらく」に関する社会的課題を解決し、各ステークホルダーとはたらく個人がお互いにポジティブな影響を及ぼし合う、持続可能なサイクルを生み出すことで、誰もが「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会を目指していきます。

はたらくWell-being 共創サイクル を創り出す
パーソルグループのストーリー

私たちパーソルグループは、グループビジョンである「はたらいて、笑おう。」を掲げ、創業当時から、人々の「はたらく」にまつわるWell-beingを推進してきました。

1973年、テンプスタッフ(現: パーソルテンプスタッフ)が創業。
当時、女性が活躍できる職場がほとんどないなか、女性が生き生きとはたらける環境を創りたい。
そんな想いが私たちの出発点でした。

人々を取り巻くはたらく課題は、時代とともに変化します。
終身雇用制の崩壊、はたらき方改革、テクノロジーの進歩。
たゆみなく変化する労働市場のなかで、
パーソルグループはそれら課題を解決すべく、ビジネスを発展させてきました。

今、「はたらく」に対する価値観は多様化しています。
経済的な豊かさに加え、仕事を通じて得られる喜びや楽しみ、人や社会の役に立っているといった充実感など、“はたらくWell-being”を求める声が大きくなっています。

パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、はたらく個人を取り巻くステークホルダーと協業し、すべての人々の“はたらくWell-being”を向上させることに取り組んでいきます。

世界中の人々が「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会を創ること。
それが私たちの想いです。

はたらく個人に向けた取り組み

はたらく個人に、多様な選択肢を提供するサービスを展開

人材派遣サービス「テンプスタッフ」や転職サービス「doda」など、はたらく個人に多様な選択肢を提供するサービスを展開しています。

人材派遣サービス「テンプスタッフ」は、派遣スタッフのニーズやライフステージに合わせ、オフィスワークを中心にさまざまな仕事を提供しています。業界最大級の求人数があり、業種や業界、時間や場所、仕事内容、未経験からできる仕事など自分に合ったはたらき方をさまざまな条件で選ぶことができ、仕事探しから就業、キャリアの相談まで寄り添ってサポートしています。

転職支援サービス「doda」は、一人ひとりが”自分らしいはたらく”を実現するためのサポートを行っています。転職サイトや転職エージェント、日本最大級のdoda転職フェアなどのサービス提供に加え、転職希望者へのキャリアカウンセリングや、書類添削、面接対策などを通じて、その人のキャリアをともに考え、多様なキャリアをつくる支援をしています。

リスキリングサービス等を通じた学びの機会の提供

個人向けリスキリングサービス「PERSOL MIRAIZ」や法人向けリスキリングサービス「Reskilling Camp」等のサービスを通じて、はたらく選択肢を増やすうえで不可欠な学びの機会を提供しています。

「PERSOL MIRAIZ」はスキル習得からキャリア相談、転職支援までを一気通貫で提供しています。「PERSOL MIRAIZ」は、すべてのはたらく個人を対象とした無料のリスキリングサービスです。キャリアに役立つスキルの習得に向けて、さまざまなオリジナル動画学習コースを用意しています。プロのキャリアカウンセラーが学習コースの選択や、学習継続のためのモチベーション向上を支援するほか、スキル習得後のキャリアパスについてアドバイスを行うとともに、転職を希望される場合は転職サービス「doda」を通じて次のキャリア実現まで伴走します。

「Reskilling Camp」は、需要の高まるデジタル人材育成において「何を学ぶか」「どう学ぶか」に課題を持つ企業に「各社のニーズに合わせた柔軟なカリキュラム設計」と「コーチによる学習伴走」を通じてサービスを提供しています。また、管理職としてはたらくリーダーに向けたメソッドも提供しています。

オウンドメディアやイベント開催を通した「はたらく」に関する情報の提供

パーソルグループのオウンドメディアである「スタジオパーソル」などを通じて、「はたらく」に関するさまざまな情報発信をしています。また、自らのキャリアを主体的に描き、選んで行動した結果、この1年間でもっとも“はたらくWell-being”を体現した方を表彰する『はたらくWell-being AWARDS by PERSOL』を開催しています。

はたらく幸せについて話し合えるコミュニティ「はたらくWell-being Lab.」の運営

「はたらくWell-being Lab.」はたらく幸せについて考え、共有するオンラインコミュニティです。キャリアやはたらき方の多様性について議論を深めるイベントや読書会などを開催し、“はたらくWell-being”を高めるための情報共有を通じて、参加者同士で“はたらくWell-being”に関する知見を深める機会を提供しています。

学校に対する取り組み

小学校中学校に向けた「“はたらく”を考えるワークショップ」を開催

全国の小学校や中学校で「“はたらく”を考えるワークショップ」を無償で提供しています。このワークショップは、子どもたちがはたらくことの意味や社会における自分の役割を考える機会を提供するもので、キャリア教育の一環として行われています。現場での体験を通じて、未来の職業選択に役立つ知識やスキルを身につけることを目的としています。

「地域・教育魅力化プラットフォーム」とのビジョンパートナー契約を締結

「地域・教育魅力化プラットフォーム」とのビジョンパートナー契約を締結し、高校生向けに地域創生と教育魅力化を推進するプログラムを提供しています。このプラットフォームは、地域と教育の魅力を高める取り組みを行い、パーソルグループの人材サービスで培ったノウハウを活かして、高校生が意志を持って将来の選択をする力を育成することを目指しています。

立教大学で「リーダーシップ開発コース」を開設

立教大学と協力して「次世代のリーダーシップを備えた人材育成」を目指したコースを提供しています。このコースは、社会人を対象に人材開発・組織開発の施策立案に特化した高度専門人材を育成することを目的しています。カリキュラムには「人づくり・組織づくり」に焦点を当てた実践的な内容が盛り込まれており、理論と実践を融合させた教育を通じて、参加者のリーダーシップスキルを向上させることを目指しています。

法人

企業コンソーシアム「はたらくWell-beingリーダーズ」を主宰

「はたらくWell-beingリーダーズ」は、業種や業界を越えて、“はたらくWell-being”の向上を目指す企業や団体、個人が集まるコンソーシアムです。実践的な取り組みや議論、検証を通じて、各組織内でのWell-beingの実現方法を模索し、得られた知見を社会全体に広めています。

「日本版Well-being Initiative」への参画

パーソルグループは、日本経済新聞社が主宰する「日本版Well-being Initiative」に参画しています。このイニシアチブは、経済社会に「実感としての豊かさ」(Well-being)の概念を導入し、持続可能な経済のかたちを模索することを目的としています。特に企業経営におけるWell-beingの具体像を描き、GDPを補うものとしてGross Domestic Well-being(GDW)の普及を目指しています 。パーソルグループは、この取り組みを通じて、持続可能で幸福な社会の実現に貢献していきます 。

“はたらくWell-being”を推進する企業との提携や出資、事業支援

パーソルベンチャーパートナーズでは、HRや Work Tech領域、将来日本の雇用を大きく支える存在になる企業といったはたらく課題を解決するために、野心的なチャレンジをしている企業への出資・事業支援を通じて、グループビジョンである「はたらいて、笑おう。」を誰もが実感できる社会を目指しています。

行政

「はたらいて、笑おう。」グローバル調査の活用

2020年より日本と世界約150の国と地域を対象に“はたらくWell-being”の比較調査をはじめました。パーソルグループでは自治体等と協力し、本調査の質問を用いて調査を行い、互いの取り組みを共有し研究・分析をしていく企業・団体の輪を広げる社会実装を推進しています。

福岡市での活用

福岡市は2022年4月より、はたらく個人のWell-beingの向上とSDGs達成に向けて取り組む福岡市内の事業者を応援する制度である「福岡市Well-being&SDGs登録制度」を開始しました。本制度への申請要件として、「はたらくWell-being指標」を用いて、「はたらく個人の仕事に対する満足度」などを測ることが要件の一部となっています。申請要件を満たした事業者に対しては、市の融資制度の中で金利等が有利なメニューの利用や地域金融機関による支援の対象になります。

福井県での活用

日本一の「幸せ実感社会」を目指す福井県が掲げる「ふくいNEW経済ビジョン」のなかの3つの目標のうち「仕事に関する県民の幸福実感を向上」におけるKPIとして「はたらくWell-being指標」が活用されることとなりました。「はたらくWell-being指標」は年1回の県民アンケート内で継続的に計測していきます。

「神戸三宮BPOセンター」を開所

神戸市および近隣地域の方々の就業機会の拡大と顧客ニーズへの対応を目的に、「神戸三宮BPOセンター」を2023年に開所しました。企業や自治体から受託した人事・総務、経費精算、営業事務や行政に関わる事務業務などをBPR視点でデジタル導入・保守を行い、高品質なBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)運用を実現しています。当センターは、“はたらくWell-being”をコンセプトに、居心地がよく親しみを感じながら、神戸ではたらくことに誇りを持ってもらいたいという願いを込めて、神戸の街並みから着想を得たイメージをエリアごとにカラーや素材感でデザインしています。

神戸港をイメージ
居心地がよく親しみを感じながら
はたらけるスペース 等
神戸港側は青ベース、山側は緑ベースの執務エリア

研究機関・シンクタンク

英オックスフォード大学とのフェローシップ

パーソルグループは、英国オックスフォード大学と提携し、“はたらくWell-being”に関する博士研究員フェローシップを開始。このフェローシップは、はたらく人々のWell-beingに関する研究を推進し、学術的な知見を深めることを目的としています。この取り組みにより、国際的な研究ネットワークを活用しながら、はたらく人々の幸福度向上に貢献しています。

はたらく人の幸福学プロジェクト

パーソルグループは、「幸福学(幸福経営学)」を提唱されている慶應義塾大学教授の前野隆司氏と共同研究を実施。この共同研究では、はたらく幸せ・不幸せをもたらす普遍的な7つの要因を特定し、それらを測定する新たな診断ツール「はたらく人の幸せ/不幸せ診断」を開発しました。この診断ツールを用いることで、はたらく幸せ・不幸せをもたらす要因を自分がどの程度持っているかを計測することができます。

ハタチからの「学びと幸せ」探究ラボの運営

パーソルグループは、立教大学中原淳教授とベネッセ教育総合研究所と共同で『ハタチからの「学びと幸せ」探究ラボ』を運営しています。このプロジェクトは、未来を生きる高校生から若手社会人が、「よく生きている」「はたらいて笑っている」未来をワクワクして描き、意欲を持って学びや行動へと向かうための羅針盤を届けることを目的とした産学連携の研究プロジェクトです。参加者は「よく生きる」「はたらくことに笑顔をもたらす」ための羅針盤を提供され、学びや行動への意欲を高めます。

東京都立大学はたらくWBカードゲーム「いいゆ」開発

パーソルグループは、東京都市大学の坂倉杏介教授と「おやまちリビングラボ」と協力し、「“はたらくWell-being”を体験する対話型ゲーム ‐ いいゆ -」を開発しました。このゲームは、プレイヤーが対話を通じてはたらくことの幸福感を探求し、自分自身や他者のはたらき方に対する理解を深めることを目指しています。

職場(ワークスペース)

パーソルファシリティマネジメントによるオフィスコンサルタント

パーソルファシリティマネジメントは、オフィスの移転やリニューアルをサポートするコンサルティングサービスを提供しています。企業のオフィス環境の最適化を図り、生産性の向上やはたらきやすい職場づくりを目指しています。

パーソルワークスデザインによるワーケーションに関する取り組み

宮崎県日向市のワーケーションオフィス

パーソルワークスデザインでは、企業向けワーケーションサービス『&Office』を展開。2020年11月から宮崎県日向市の委託事業として事業開発をスタートし、2022年は、41社700名を超える方に参加いただきました。新たに、北海道釧路市、沖縄県宜野座村、石川県珠洲市、長野県立科町の4拠点と連携し、非日常のオフサイト環境でチームビルディングについて考える機会とオフィス体験を提供するワーケーションサービスです。

パーソルグループの人事ポリシー「Advanced HR Showcase」の実践

パーソルグループは2016年から、「Advanced HR Showcase」という人事ポリシーを掲げています。このポリシーにははたらく個人を重視する企業だからこそ、自社の社員一人ひとりにも先進的な人材マネジメントを提供したいという想いが反映されています。
先進的・実験的な取り組みに挑戦し、成功事例はもちろん、失敗事例さえも世の中に発信していくことで、日本の、さらには世界の人事のチャレンジを加速させることを目指しています。

民間団体(NPO等)

“はたらくWell-being”を支援する団体への寄付活動

パーソルグループでは笑顔測定器を用いた「はたらいて、笑おう。」を社会のチカラに変える寄付活動を展開しています。笑顔測定器についたカメラで顔画像を解析することによって笑顔レベルを計測。計測された笑顔をポイント化し、その数に応じて“はたらくWell-being”を推進する目的で活動する団体に寄付を実施します。

難民に対するキャリア支援活動

一般社団法人Welcome Japanが2024年2月に発足した「Welcome Japan CxO Council」に参画。このコミュニティは、「難民包摂市場形成」を創造するビジネスリーダーや企業を集め、難民支援を通じた市場拡大を目指しています。パーソルグループは、難民のみなさまの日本での「はたらく」を通じた自立をサポートし、組織や社会の一員として定着するための企業観点での取り組みを実施しています。

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