ニューノーマルに求められるDX推進とは? -マイクロソフトの社内変革事例-

オンライン 経営者・役員 人事 IT・情報システム

コロナ禍における生活様式の変化は、リモートワークやデータ活用など、人々のはたらく価値観に大きな影響を与えた。ニューノーマル時代に求められるデジタル化への対応は課題が山積みのように見えるが、コロナ禍以前からDXを実践してきた日本マイクロソフトの佐藤氏は、「難しく考えて足踏みするのではなく、できることからまず実践を」と訴える。DX推進を考える企業がまず踏むべきファーストステップとは何か、マイクロソフトの実例をもとに紹介する。

※セミナーにある経済実態、役職名は2021年9月14日時点のものです。

登壇者

日本マイクロソフト株式会社
パートナー事業本部 パートナー技術統括本部 業務執行役員 統括本部長

佐藤 久 氏

外資系ベンチャー企業の国内カントリーマネージャーを歴任後、2003年にソリューションスペシャリストとして日本マイクロソフトに入社。法人向けのソリューション営業を担当後、2005年に米国マイクロソフト本社へ転籍し、シニアプロダクトマネージャーとしてMicrosoft Visioのプロダクトマネジメントを担当。2010年に日本マイクロソフトに転籍後、インキュベーションセールス部門にて営業部長、マーケティング部門にてプラットフォーム戦略本部長、クラウド&エンタープライズビジネス本部長としてAzureビジネスの立ち上げを行い、現職のパートナー事業本部ではパートナー技術統括本部長としてパートナー企業との技術戦略の立案、技術者の育成を担当。

目次

ニューノーマル時代の成長戦略は、データドリブンが大前提

新型コロナウイルスの世界的流行は、私たちの生活やはたらき方を大きく変えた。テレワークが急速に浸透し、ある調査によれば、アフターコロナにおいても、リモートワークの継続を希望する人の割合が6割以上にのぼっている。一方で、Wi-Fiなど通信環境の整備や出社を前提とした業務のデジタル化など課題も浮き彫りになった。ニューノーマル時代において、企業はITのあり方をどのように再構築していくかが大きなファクターになっていると言っても過言ではない。

コロナ禍で企業が早期に業績回復・成長するためのロードマップとして、佐藤氏は「3R Sterategy」を紹介した。喫緊の状況に対処する「Respond」、復活のための計画を立案する「Recover」、ニューノーマルを形成する「Reimagine」の3つのフェーズに分けている。

デジタル化は進展すればするほど、リスクも比例して高まっていく。「Respond」「Recover」のフェーズでは、安心してデータを扱うためのセキュリティとガバナンスをセットで強化することが求められる。さらに、 「Reimagine」のフェーズでは、ニューノーマルに対応した企業文化の変革やバリューチェーンの見直し、どのように新たな価値を創造していくか検討することが求められる。

その中でITにできることは何か。佐藤氏は「いつでも、どこでも、どんなデバイスでも働けるIT環境をお持ちですか?」と投げかけた。オンライン会議ができているだけでは、実は不十分である。すべての業務プロセス、すべての部門において、リモート・オフィスどちらでもはたらくことができる環境や会社支給以外のデバイスでも安心安全に業務ができるIT環境の整備が求められている。

マイクロソフトが実践する「デジタルフィードバックループ」

マイクロソフトのDX戦略は、「デジタルフィードバックループ」という考え方に基づいている。「CRMERPといった業務システムから生成されるデータをクラウド上のデータ分析基盤に集約します。集約されたデータをAI 技術によって分析し、そこで新しく得た知見を元のシステムに戻したり、他のシステムで再利用したりする。このようなフィードバックループを回すことで継続的に新しい価値を創造しています」(佐藤氏)

イベントレポートの続きは以下よりダウンロードいただくとお読みいただけます。

【全11講演のレポートが1冊に!】パーソルカンファレンス2021イベントレポート
無料ダウンロードをご希望の方はこちらから

>

ご相談・お見積り・資料請求等
お気軽にお問い合わせください

Webでのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

0120-959-648

ご相談・お見積り・資料請求等
お気軽にお問い合わせください

Webでのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

0120-959-648