DX先行企業とその他の企業の差はテクノロジーではなく、経営的要素
経済産業省の「DXレポート2」によると、企業のDX推進状況を指す「デジタル経営改革のための評価指標(DX推進指標)」が3.5以上を達成している、すなわちDX先行企業は全体の約8%にとどまっている。DX先行企業の特徴を見ると、IT視点指標より経営視点指標が高いことが挙げられる。さらに詳しく見ると、将来的なビジネス変容に対する危機感とビジョンの共有、経営トップのリーダーシップの下で改革が実践されている、技術に精通した人材と業務に精通した人材が融合してDXに取り組む仕組みが整備されている、といった項目のスコアが高い。つまり、DX推進の差は、テクノロジーではなく、経営的要素にあるのだ。