人材派遣・採用支援 1,001~5,000名 サービス・インフラ
2024年06月04日
株式会社トヨタエンタプライズ
新たな価値を創造していく提案型総合サービス会社として、ビルメンテナンス、警備、レストラン、ショップ、ホテル運営、アテンダントサービスなど、あらゆる施設の運営や、公共施設の指定管理事業、研修事業などをおこなっています。 グローバル事業部は、インド・インドネシアでの事業のほか、国内の事業として、2018年から国際貢献 の一環でベトナムの技能実習生を社員として迎え、ビルクリーニング(ビルメンテナンスの清掃)に配置しています。 現在は、自社の技能実習生の受け入れで培った経験を活かして、新規事業「多言語対応サポート」を展開しています。
「多言語対応サポート」や自社の技能実習生の受け入れから得たノウハウをもとに、「外国人を社員として迎え入れる」ためのヒントを、株式会社トヨタエンタプライズ グローバル事業部 副部長 兼 グローバル人材推進室 室長 宮川 裕崇様、グローバル人材推進室 主査 川瀬 正明様、グローバル人材推進室 G長 関 緑里様に伺いました。
宮川さん)ある企業様で海外からグループ会社の社員様を、期間限定で日本に招聘している制度があり、その社員様向けに仕事や生活面でのお困りごとに関する通訳・翻訳業務など、言語的な側面からサポートできないか?と相談をいただきスタートしたサービスです。生活の細やかな部分のサポートのため、極力、社員様の母国言語で対応できるようにと、多言語に対応したサービスを提供しています。
2022年6月から中国、インドネシア、マレーシアの方の対応からスタートし、現在は英語をメインに中国語ほか、10言語程度対応しています。
チェコ語対応のスタッフの方を、以前アヴァンティスタッフさんからご紹介していただきました。
※多言語対応サポートの中でも、希少・特殊言語対応ができる派遣スタッフを、アヴァンティスタッフよりご紹介差し上げています
宮川さん)「多言語対応サポート」のチームは、当社の社員で構成される責任者およびリーダー、派遣会社さんからのご紹介がメインのサポートスタッフで編成されています。現在は、責任者も入れると50名ぐらい在籍し、そのうち外国籍の方は、半分弱というところでしょうか。
川瀬さん)自社での採用もしながら、語学ができる人を派遣でご依頼しています。
宮川さん)当社の技能実習生(以下、実習生)の受け入れは、2018年にベトナム人6名からスタートしました。ベトナム人の方は、あいさつもしっかりされていて、真面目で勤勉な方が多い、と聞いておりましたので、いろいろな人と接点が発生するビルメンテナンス事業での実習にフィットするのでは?と考え配属したのがスタートです。
関さん)最初の実習生の受け入れ時は、はたらくうえで、生活面でストレスや不自由なく過ごせているのか、小さいことも常に心配し手探りで対応していました。
宮川さん)対応に悩んだときには「自分事で考えてみる」ということをしていました。 自分が、ベトナムに一人ではたらきに行くことになるとしたら、現地でどのようなサポートが欲しいと思うのか。同じようなサポートサービスを日本側でも用意できると良いのではないかと想像を働かせてみるようにしていました。
細かな実務面では、今も変わらずですが、住まいはなかなか見つからず大変です。住み始めても、例えばごみ捨ての方法が、各自治体や住居の種類によって異なっていて、一つのマニュアルで対応できないなど、住宅絡みの悩み事は尽きません。
あとは、通勤です。距離的に自転車で通勤できるのか、遠い場合には送迎を検討するなど、課題は多岐にわたります。
宮川さん)実習生も緊張していましたし、受け入れ職場も初めはどう接したら良いか戸惑いがある状態でした。当社は、実習生の受け入れでは後発でしたので、すでに受け入れをしていた企業に聞きに行ったり、送出機関や監理団体など専門家に相談しながら進めていきました。
清掃の作業指示で使う業界用語の日本語を最初に教えたため、日本語が未熟な実習生も仕事については心配していたよりも早々になじんでいました。
実習生も明確な目的を持って来日し真面目にはたらかれるので、日本人のほうが、その姿に逆に感化されることもありました。
関さん)受け入れ職場もとても前向きに対応してくれていました。実習生の皆さんも「早く活躍したい」という思いがあり、緊張しながらも受け入れてもらおうという姿勢が強かったように思います。受け入れ職場の社員には、日本語を丁寧に話す、ゆっくり伝わるように話すなど、できるだけ外国人の皆さんにとって優しい日本語で話をするよう注意を促し、ベトナムの文化的な特徴などを共有するなどをしていました。
宮川さん)毎年10名ぐらいの方を定期的に受け入れています。
研修期間から合わせて3年で帰国されるので、常時30名ぐらいが在籍し、現在は4・5・6期生が在籍しております。受け入れ職場も徐々に増えております。
川瀬さん)実務に対する細かな配慮や工夫はもちろんですが、そもそも文化が違うわけですから、その多様性を受け入れるマインドや相互理解がベースになければ、外国人を受け入れ・活躍する職場になるのは難しいと思います。
関さん)そうですね、大事なのはコミュニケーションとよく言われますけど、お互いの文化や慣習についての理解、例えば、なぜお祈りするのか?など宗教的な部分の相互理解は大前提で必要なことだと思います。
宮川さん)あとは、いまだに外国人を低賃金で雇いたいという声をききますけど、これはうまくいかないと思います。日本の賃金は上がっていないので海外と比較して優位性がなくなってきていると感じています。また、日本人と同じようなはたらき方や役割を担ってもらうのであれば、低賃金で雇うといった考え方は、大きく変えていかなければならないと実感しています。
川瀬さん)ほんとにそうですね。 「外国人の給与は、最低賃金でいいだろう」というスタンスでは大体うまくいかないでしょうね。 外国人を雇うという考えではなく、外国人とか日本人とかまったく関係なく、必要な人材を雇うという感覚に切り替えないと、外国人が長く活躍し続けることができず、よい人材が採れないと思います。
宮川さん)大前提として、日本人を雇うよりも気にかける部分は多いですから、それでも優秀な人に来てほしい、来てもらいたいという気構えがないと続かないと思います。
関さん)裸の心でぶつかるだけですよね。笑
川瀬さん)実は、なにか研修があるわけではありません。ただ、現在は、入って仲間になると、お互いの細かい心配りが手伝って、異言語の人同士でも、仲良くなってチームが良い形で回っています。バレーボール大会をしたり、フットサル大会をしたりと自然発生でおきて、そこで盛り上がり、仲良くなり、お互いの理解が進んでいるようです。 この間、私もフットサル大会に参加しましたが、本気で勝負してくるので、ぶつかったときに痛いのなんのって、笑。そのあとは、やっぱり前よりも気心知れた仲になりますよね。
関さん)最初は社員たちがプライベートで企画してスタートした集まりに、最近は会社が乗っかって対抗戦イベントを企画したりしています。 休日になると、誰かの家の庭でバーベキューや鍋など、頻繁に集まって、お互いを受け入れている印象がありますね。 初めて来た人でも、簡単に参加できるので最近はモルック大会で盛り上がっています。
川瀬さん)最初は「とりあえずチェコ語ができる人いるかな?探してもらえる?」と困ってご連絡し、助けて頂いたのがスタートです。 アヴァンティスタッフは、多国言語の研修や多言語対応スタッフのネットワークがいろいろあるという話を伺っていたので、チェコ語のニーズが発生して、アヴァンティスタッフのネットワークなら探していただけるのでは?と考え、即連絡しました。そこからすぐ人選がされ、ネットワークのすごさを実感しました。継続的に情報提供とご依頼をしていますが、今後もアヴァンティスタッフはご協力をいただきたいパートナーとして考えていますので、継続的なご提案をお願いします。

アヴァンティスタッフの語学研修・外国語人材派遣
大手総合商社の社員語学研修を実施する目的で、1991年より語学研修事業がスタートしております。 長年にわたり、選りすぐりのネイティブスピーカーの講師陣が語学研修に携わってきているため、在日本 各国大使館等との関係も構築され、30言語以上の研修や、外国人人材派遣を、ご提供しております。