差別化を促す人事施策を実践するために、現場に根づく施策運用の秘訣とは

企業の持続的な成長は、経営戦略に連動した人事施策が下支えします。特に企業が新たな成長ステージへ進むときには、人事制度改革によって社員に求める行動を明確にする会社が少なくありません。しかし、意図通りに制度が機能せず、社員が疲弊してしまう会社も散見されます。何がその成否をわけるのでしょうか。

人事・組織戦略の最新動向レポートをご覧いただけます

コロナ禍によって人々のはたらき方は大きく変化し、それに伴い人事・組織戦略の新たな課題も浮かび上がっています。人事施策や組織戦略の展望にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

パーソルグループでは、経営・人事・マネジメント1000人を対象に、コロナ以降の人事・組織戦略における最新動向を調査。組織戦略の展望、雇用管理や人事施策の動向についてまとめた【コロナ以降の人事戦略 最新動向レポート】をお届けします。

今後の人事戦略の方針、コロナ禍における変化等の実態をご覧いただき、ご参考にしてください。

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【課題認識】
人事戦略はどれだけ機能するかが重要。現場での運用力が問われる

人事戦略を施策に展開し、実行まで徹底できるか

人事戦略を立てても実行しきれない現実

かつての年功序列・終身雇用型の人事管理から、職務や成果に注目する人事管理へ、人事制度の潮流は時代に応じて変化してきました。特に近年は、採用から育成、定着・活躍まで一貫性をもった人事戦略をつくり、強い組織を目指す取り組みはどの会社でも取り組まれています。

しかし、プレイングマネジャーばかりで育成まで手が回らない現実、配置のミスマッチで起こる退職、多様な人材を活かしきれないジレンマなど、戦略通りに事は進まない実態も見えてきています。人事戦略を描いても実行されなければ、意図した人の活躍も、寄与するはずの経営成果も生まれてきません。

人事は実行まで含めた戦略業務を

人事機能のシフト

そこで改めて考えるべきは、これからの人事が行うべき業務とは何かという点です。給与計算や勤怠管理も人事の重要な業務ですが、多くの時間を占めていた事務作業はITやアウトソーシングの活用で効率化が進んできました。代わりに人事の中核となるのは、戦略業務です。どれだけ有効な戦略をたて実行を推進できるかが、組織力を左右します。オペレーション業務中心だった仕事を戦略業務中心へ、「HRトランスフォーメーション」と言われる人事業務のシフトを、意図的に行っていく必要があります。

戦略業務は、ただ戦略を描き、制度を設計するだけではありません。たとえば求める人材像に基づき評価制度を大きく変更したとしても、社員が評価軸を理解しなければ混乱が起こってしまいます。また現場が納得できていない制度運用をしても、意図した成果にはつながりません。評価者研修等で評価者視点の目合わせをしないと、評価のばらつきが生じることもあります。

個人と組織のパフォーマンスを最大化するために

戦略の実効性を高めるために個々人のデータを活用

人事戦略の実効性を高めるには、社員一人ひとりの定着・活躍と連動した取り組みも欠かせません。 「人手不足の深刻化」や「就業価値観の多様化」といった環境下の近年は特に、社員一人ひとりの特性を活かし、成果創出に貢献することが求められます。もし強みを活かせず配置のミスマッチが起こると、モチベーションやパフォーマンスの低下、時には離職まで引き起こしかねません。

人事戦略を個々人の配置や行動まで落とし込むために、先進企業が着手しているのがピープルアナリティクスです。すなわち、能力・性格・行動といった「人」にまつわるデータと社内に蓄積されたあらゆる情報を分析し、組織の課題解決を図っていく取り組みです。採用や配置、離職率改善、業務効率化、生産性向上などに活用されています。

人事課題解決への道筋が経営課題解決にも寄与する

ピープルアナリティクスの活用

ピープルアナリティクスの活用が進む企業は共通して、自社に存在する課題を発見し、ビジネス課題解決の手段としてデータを扱っているのが特徴です。人事戦略の実現は人事課題の解決を進め、ひいては経営課題解決に寄与します。たとえばデータを基に人材要件を再定義し、経営計画に沿った効果的な「採用」を進めている会社もあります。また埋もれている社員をなくしたいという人事課題を「異動配置」と連動させ、経営成果に直結するチームづくりを進めている例もあります。いずれも運用の徹底を軸に、個人と組織のパフォーマンスを最大化する人事戦略の実行が進んでいるのです。

ピープルアナリティクスは人事課題を解決するための基盤です。必要な情報収集を徹底し、目的にあわせた分析・実行を進め、その結果をもとにPDCAを回し続けることは、経営に資する人事としての重要な手段になりつつあるのです。

【パーソルのアプローチ】
戦略的人事制度の設計から実践までトータルサポート

人事戦略の設計から実施・分析まで支援

人材マネジメントによって企業のパフォーマンスは大きく変化します。そのためにも人事のROI(投資効果)最大化を意識し、意図的、計画的に 採用、育成、配置をしていく必要があり、弊社では、企業の人的、組織的な課題を見える化し、より効果的な解決策を導き出すようご支援しています。

適材適所を実現する「適正配置モデルの構築」、退職に先手を打つことが可能な「退職予測モデルの構築」、人の活躍目安となる「ハイパフォーマー分析」、計画的な育成・評価から適材の発掘・配置を可能にする総合的な「人的資源管理の仕組み」など、課題に応じた様々なアプローチが可能です。

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パーソル総合研究所:人材研修サービス

社内人材のポテンシャルの最大化を促す、独自のメソッドとシステム。育成プランの策定、適材適所、人材の定着を支援します。

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評価プロセス可視化により、人事業務の生産性向上を支援

経営戦略に連動し、適材適所の配置や能力発揮が進む人事を進めるうえでは、社員1人ひとりの人材情報の活用がとても重要となります。システムを活用することで日常業務のプロセス管理やフィードバックは評価情報と連動し、そのまま人材データベースとしても蓄積していくことができます。こうしたデータを活用した評価プロセスの可視化は、人事業務の効率化にも寄与します。

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パーソル総合研究所:評価制度設計サービス

社員1人ひとりの成長を支援するために必須である、明確な組織ビジョンや人材マネジメント・コンセプトを構築します。

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