プログラミング研修とは?おすすめの研修と効果的な実施方法を解説

DX推進において、プログラミング人材は企業において重要な役割を担っています。プログラミング研修を受講することで、従業員のITスキル向上やエンジニア育成につながることは広く知られていることでしょう。しかし、研修を実施しても、従業員のプログラミングへの苦手意識を払しょくできなかったり、基本が身につかなかったりするケースもあります。

本記事では、プログラミング研修を効果的に実施するための秘訣を解説します。

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目次

プログラミング研修の重要性

DX推進には、組織全体で変革に向けた体制の構築や、従業員に対する意識づけが重要です。また、実務でDXに取り組む人材の確保・育成が欠かせません。

経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が作成した「デジタルスキル標準(ver1.1)」によると、DX人材5類型にはソフトウェアエンジニア、データサイエンティストが含まれています。企業が確保・育成すべきDX人材にもこの2つの職種が含まれていると考えてよいでしょう。


【出典】経済産業省「デジタルスキル標準ver.1.0」

ソフトウェアエンジニアは、デジタル技術を活用した製品やサービスを提供するためのソフトウェアを開発します。データサイエンティストはデータの活用戦略や、実際に収集したデータを解析する仕組みの設計、さらに業務への実装や運用を進めることのできる人材です。

ソフトウェア人材育成の手段として有効なのが、企業が主体となって行うプログラミング研修です。プログラミングの習得は従業員個人任せにしていても簡単に身につくものではありません。そこで、企業側を主体としたプログラミング研修の実施が重要となります。

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効果的なプログラミング研修の設計方法

プログラミング研修を効果的に実施するには、「目的・内容の明確化」「進捗管理」「研修後の評価」がポイントです。これらを押さえることによって、研修効果を高めることにもつながります。

「目的・内容の明確化」は研修前、「進捗管理」「研修後の評価」は研修後に行います。

プログラミング研修の目的や内容を明確にする

プログラミング研修の目的や内容を明確にすることは、研修の成功に欠かせない重要なステップです。プログラミング研修の目的として必要不可欠なのは、DX化に取り組むために、ビジネスで活用できるプログラミングスキルを持つ従業員を育成することです。研修の目的が明確であればあるほど、研修の内容や方法の選択が容易になります。

次に、研修参加者のレベルに合わせたカリキュラムを作成することが必要です。参加者のレベル(初級者・中級者・上級者など)に合わせたカリキュラムを作成することで、参加者が研修を受講する上でのストレスを軽減できます。レベルに合っていない研修を受けることは研修する側・受ける側、双方にとってメリットとなりえません。参加者が途中で離脱する可能性もあります。

また、知識インプット中心の座学だけでなく、実践的な演習を採り入れることで、参加者が研修で学んだことを実際の業務に活かせます。さらに、研修の効果を測定することも重要です。効果測定によって研修の改善点を把握し、次回に活かすことで、研修の効果を最大化できます。

プログラミング研修の進捗を適切に管理する

プログラミング研修の進捗を定期的にチェックし、研修を受けた人が習得したスキルや知識を評価する方法が必要です。

研修の進捗を適切に管理するためのポイントは以下3点です。

①進捗管理ツールの導入

進捗管理ツールを導入することで、研修の進捗状況を可視化できます。進捗管理ツールには、TrelloAsanaJiraなどがあり、研修の進捗状況をリアルタイムで確認できます。

進捗管理ツールには、タスクの割り当てや期限の設定、コメントの投稿などの機能があり、チーム全体で研修の進捗状況を共有できます。

②定期的な進捗確認

定期的に研修の進捗状況や改善点などを確認することで、チーム全体で研修に取り組む意識を高められます。また、進捗報告書を作成することで、研修の進捗状況をまとめて共有できます。進捗報告書には、研修の進捗状況や問題点、改善点などを記載し、研修の進捗状況を上司や関係者に報告するときにも利用できるでしょう。

③効果測定

研修をよりバージョンアップするには、研修参加者がどう変化したかの効果測定が重要です。効果測定の結果を収集することで、研修の改善点を把握できます。効果が出ていないのであれば原因は何か、何を改善する必要があるのかが見えてきます。

プログラミング研修後の成果を評価する

プログラミング研修後の成果を評価することは、設定した研修の目的を達成したかどうかを確認するときに重要です。研修後の成果を評価するには、研修の目的に合わせた評価基準の設定が必要です。例えば、研修の目的がプログラミングスキルの向上であれば、研修前後でプログラミングスキルがどう向上したかを測定することがポイントとなります。

研修後の成果を評価する方法は、以下4つの方法があります。

①アンケート調査

研修後にアンケート調査を実施することで、参加者の研修に対する満足度や、研修で学んだことを実際の業務に活かせたかどうかを評価できます。アンケート調査の結果をもとに、研修の改善点を把握できます。

②実践的な演習の成果物の評価

研修で実施した演習の成果物を評価することで、参加者が研修での学びを実務に活かせるかどうかを評価できます。

③実際の業務での成果の評価

研修での学びを実務に活かせたかどうかを、実務の成果を評価することで判断できます。例えば、研修で学んだプログラミングスキルを活かして、新しいシステムの開発に取り組んだ場合、そのシステムの品質や開発期間の短縮などを評価します。

④上司や同僚からの評価

研修後に上司や同僚からの評価を受けることで、研修での学びを実務に活かせたかどうかを評価できます。上司や同僚からの評価は、例えば、プログラムの品質や、開発期間の短縮などを評価できます。

プログラミング研修におすすめのプログラミング言語

前章では、効果的なプログラミング研修の設計方法について紹介しました。本章では、研修で取り扱うプログラミング言語選びの1つの指標として、プログラミング言語の人気ランキングを取り上げます。

具体的には、プログラミング言語ランキング「TIOBE Index for November 2023」で上位3つのプログラミング言語「Python」「C言語」「Java」をピックアップし紹介します。(2023年10月時点)

Python

Pythonは、ビジネスのあらゆる分野で活用されており、データサイエンスや人工知能などの分野で急速に普及しているプログラミング言語です。Pythonは、Web開発、タスク自動化、データ分析などさまざまなアプリケーションで使用されています。

言語としての読みやすさと汎用性から、あらゆる規模の企業で使用されています。シンプルなコードの中に多くの処理を記述可能です。また、PythonはAI技術の進歩にも大きく貢献しており、AIの分野で注目されています。

Pythonは例えば、以下の業務に活用されています。

    • 自動車走行データを活用した安全運転診断スコアの開発
    • レコメンド / 検索アルゴリズムのプロダクト実装
    • 機械学習モデルの学習・評価に必要なログ設計

C言語

C言語は、プログラミング言語の中でも歴史が古く、汎用性が非常に高い点が特徴です。ITインフラ関連、パッケージソフトの開発などあらゆる分野の開発に適用できます。

C言語を習得することによって仕事の幅が広がり、またプログラムの実行速度が速い特徴を持つため、高速な処理が求められる場面で役立つメリットがあります。

また、C言語はメモリ管理が自由自在であるため、プログラムの最適化が容易に行えます。

C言語は、他のプログラミング言語に比べて学習コストが高いため、初心者には難易度が高い言語といわれています。しかし、C言語を学ぶことで、プログラミングの基礎を学べ、プログラミングスキルを高めることにもつながります。

C言語は例えば、以下の業務で活用されています。

    • 車内の検知システム案件
    • AIを活用したビッグデータ分析、ツール開発
    • 生産現場のDX化推進
    • AI画像センサーシステム開発

Java

Javaは、汎用性が高く、多くの企業で使用されているプログラミング言語です。大規模システム開発やWebアプリケーション開発、Androidアプリの開発など、多岐にわたる分野で使われています。Androidアプリの開発の主要言語はJavaとC#です。

またJavaが多くのプロジェクトで採用される理由としては、環境を選ばない汎用性の高さと信頼性が挙げられます。

Javaは例えば、以下の業務で活用されています。

    • MA/CIM/CDP/CMS/BIなどのマーケティング変革に寄与する製品を用いた顧客の課題解決
    • 基幹業務システムの設計・開発・運用
    • 基幹業務Webアプリケーションの設計・開発・運用

プログラミング研修効果を高める秘訣

プログラミング研修においては、研修の及ぼす効果を高めるために、以下で紹介する「フィードバック」や「継続的な学習支援とフォローアップ」などの秘訣を実践することが重要です。

フィードバックの重要性

プログラミング研修後に受講者からのフィードバックを収集し、研修内容や方法を改善することで、研修効果を高められます。また、研修前に受講者のスキルレベルを把握し、研修内容を受講者のレベルに合わせることも重要です。

プログラミング研修に対するフィードバックを受けることで、受講者自身の理解度やスキルレベル、受講者の課題や改善点の把握もできます。フィードバックは、研修の効果を最大化するために必要不可欠な要素です。

フィードバックを受ける際には、受け手側がフィードバックを受け入れる姿勢が重要です。フィードバックを受け入れる姿勢があれば、自分の課題や改善点を把握し、成長できます。またフィードバックを受けた後に、自分で改善策を考えることも重要です。

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フィードバックはただ信頼感を伝えるだけではいけません。メンバーが目標を達成するために軌道を修正することが大切です。本資料では、フィードバックの進め方を5ステップで詳しく解説します。

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継続的な学習支援とフォローアップの実施

プログラミング研修後に受講者が習得したスキルを定期的に確認し、継続的な学習支援を行うことで、スキルの定着を促せます。

また、プログラミング研修後の継続的なフォローアップは、研修の効果を最大限に引き出すために重要です。フォローアップは、研修後の一定期間を経て、研修の内容を振り返り、実践に役立てるための取り組みです。

フォローアップの具体的な方法としては、人事面談や上司によるフォローアップ、メンター制度、フォローアップ研修などがあります。フォローアップ研修は、研修の終了後一定期間が経過した後に再度同じメンバーが集められ開催される研修です。研修内容がメンバーに定着しているか、実践できているかを振り返ることが目的です。

研修後にフォローアップ研修を実施することで、習得したスキルを忘れる前に復習できます。フォローアップ研修では、習得したスキルをより深く理解するための内容を提供することが重要です。

例えば、研修で学んだプログラミング言語の応用例や、実際の開発プロジェクトにおける問題解決方法などが取り上げられます。

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ビジネス環境が急速に変化するなかで、企業には柔軟な対応力と確かな成長戦略が求められています。そのカギとなるのが、デジタル技術の活用と、それを推進するDX人材の育成です。しかし、多くの企業ではデジタルスキルを持つ人材の不足や、現場での定着が課題となっています。

本資料では、パーソルグループが提供するデジタル人材育成支援プログラムの概要やカリキュラム、導入事例などについて詳しく紹介しています。ぜひご活用ください。

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おすすめのプログラミング研修「リスキリング キャンプ」が提供する「プログラマー道場」で養われる4つの力

前章で紹介した「プログラミング研修効果を高める秘訣」を自社内の研修で行うには講師の確保や研修のノウハウ蓄積が必要であり、コストが高くなります。そこでおすすめしたいのが、パーソルイノベーションが提供する、法人向けリスキリング支援サービス「リスキリング キャンプ」です。

リスキリング キャンプの「プログラマー道場」は、技術力・実現力・コミュニケーション力・改善力を通して自走力を鍛えられるプログラムです。

・技術力:実践的なコードを書く力です。数千行のコードを書くトレーニングによって力を養います。
・実現力:納期までにアウトプットできる力です。課題ひとつ一つの納期設定によって力を鍛えます。限られた時間の中で成果を出すことが重要です。
・改善力:読みやすいコードにするための改善力です。チーム活動で改善にこだわる姿勢を培います。PDCAを繰り返し実践することで、持続可能なコードへと改善します。
・コミュニケーション力:チーム内でのコミュニケーションに必要な意思疎通力です。記述したコードを相互にレビューしあうことで力を高めます。コードの書き方には個人の癖が出ますので、互いにレビューすることで、より読みやすいコードにできます。

また、プログラマー道場が自走力を鍛えられる特徴として、3つのポイントがあります。

    • 現役エンジニアがカリキュラムプランナーとしてプログラムを監修
    • 現役エンジニアがコーチング伴走
    • 4つのルールに沿って学びを進めること

自社で解決できない場合は、積極的に外部リソースを活用することで、プログラミング学習加速の一助になることでしょう。

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パーソルが提供する実践型DX人材育成サービス「TECH PLAY Academy」

パーソルイノベーションが提供する「TECH PLAY Academy」は、【実践者から学ぶ、実践型育成プログラム】をコンセプトに、オーダーメイドの研修カリキュラム設計で貴社のDX人材育成課題を解決いたします。

過去300社以上のDXに関する支援実績と合わせて、講演・講師・登壇実績のある年間600名/累計1,000名以上を超える実践者の中から、テーマに合わせて講師をアサインいたします。

経験豊富なプランナーが、貴社の課題に対する最適なオリジナル研修カリキュラムを設計するため、実践で活躍する人材を育成することが可能です。自社のDX人材不足にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

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まとめ

プログラミング研修は、DX時代に必要な高いプログラミング人材を育成する有効な手法です。世界的に人気のあるプログラミング言語としてPython、C言語、Javaをご紹介しました。プログラミング研修の効果を高める秘訣は、フィードバック、継続的な学習支援とフォローアップの実施が重要です。


企画・編集/パーソルイノベーション株式会社 リスキリング キャンプ コラム編集室 三浦 まどか