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パーソルホールディングス
パーソルグループ、女性管理職比率24.4%(2023年4月現在)で前年比1.5pt増
「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田孝雄)は、DI&Eの取り組みを通し、一人ひとりが活躍できる社会・組織を目指しています。そのうち重点テーマである女性活躍推進に関し、2022年2月に2030年までに女性管理職比率37%を目標として定め、さまざまな取り組みを推進しています。この度、2022年度の取り組み状況および、女性管理職比率状況をお知らせいたします。
■女性管理職比率目標と多様な人材活躍に向けた取り組み
パーソルグループは、女性管理職比率「2030年までに37%」を目標に掲げています。2021年9月に設置したジェンダーダイバーシティ委員会をはじめ、グループ各社でさまざまな施策を推進し、2023年4月時点でグループ内の女性管理職比率は24.4%と、前年と比較し1.5ptの増加となりました。
2023年度からは、男性育休に関する目標「2025年まで1日以上取得率100%を目指し、今後1ヶ月以上の取得が進んでいくよう環境整備を推進する」を新たに掲げます。風土醸成や各種施策の推進を通じて、社員が多様な“はたらく”選択肢の中から自ら選べる状態をつくることで、「はたらいて、笑おう。」の実現を目指してまいります。1)トップコミットメント・モニタリング体制整備
経営層に向けた各種研修実施および、女性管理職との座談会を通じ、経営層が自ら女性活躍推進およびダイバーシティ経営を意識するように促しています。また、その気づきを具体的な方針のアウトプットにつなげる取り組みも実施しています。グループ経営層と女性管理職の座談会を15回実施(2022年度実績)
(写真:第1回目和田CEO参加の座談会の様子:https://touch.persol-group.co.jp/20220803_12472/)経営層が女性管理職の生の声を聴き、現状課題を把握し、施策の具体化につなげることを目的に、経営層と女性管理職の座談会を実施。座談会は1回あたり役員・本部長2名と女性管理職が4名参加の小規模で積極的に話し合える形式にし、CEOの和田をはじめ各社役員・本部長が31名、女性管理職は60名が参加しました。「管理職になって大変だったこと」、「今後管理職になるメンバーのために整えておきたい制度や風土」をテーマにさまざまな意見交換を行い、座談会後の経営層からの総括では「知っているようで知らなかった部分に気づき、課題に昇華することができた。具体的な施策を検討する。」などの意見が出されました。
モニタリング体制の整備・実施
女性管理職比率を増やしていくために、障壁となる事実把握したうえ、目標・計画立案し実行していきながら、方向性・実効性の確認を行うため、モニタリング体制を整備し、6か月に1回の頻度で確認・微調整を行っています。2)管理職の意識改革
将来的に女性管理職となる人材を育成・着任を後押しするため、上司である管理職側の意識改革やアンコンシャスバイアスへの対処、またグループにおけるダイバーシティに対する共通認識を構築するために、グループ横断の研修を実施しています。ジェンダー平等および女性や若者の活躍推進のノウハウを習得する研修実施(2021年~)
現在の管理職が、多様性を生かし、組織成果を最大化するマネジメント手法を学ぶ研修を実施しました。研修の対象者は国内のパーソルクループ全社の役員および部長・課長以上の約2,300名となり、約2年間対象者の9割が受講しました。本施策により、対象者のダイバーシティ推進に対する目的理解度が94%、また多様性を活かすマネジメント手法への理解度、実践意向度なども平均87%を超えました。また、本研修は、新任管理職にも継続的に実施していく予定です。インクルーシブ・リーダーシップ研修の導入(2023年1月から導入)
一人ひとりが持つリーダーとしての力を引き出しながら、組織全体の力を向上させる」リーダーシップ手法である「インクルーシブ・リーダーシップ」をテーマに22年度は全部長層を対象に研修を実施しました。研修後は自身の行動変容計画に加え、配下の課長層の行動変容支援計画を策定。策定した計画を課長層と共有し、マネジメントラインで変革構想の共通認識をもつことで、自組織の風土改革を進めていきます。3)社員の意識改革
これから活躍を期待する、女性社員が管理職着任やキャリアアップに対する意識や能力を高められるよう、さまざまなイベントや研修を実施しています。「これって本当にあるの?女性管理職にまつわる都市伝説について語る」会を実施
女性社員が漠然と抱く、管理職着任及び管理職になってからのはたらき方に関するさまざまな疑問と誤解を紐解き、管理職着任意向を醸成するために実施したオンラインイベントを合計2回実施しました。現役管理職である女性社員3名がさまざまな疑問に答えて行く形式で、リアルタイムで匿名投稿ができるツールなども導入し、それぞれの意見や考えを素直に伝えることができ、「等身大のお話がきけて良かった」「もっとこういう交流の機会を増やしてほしい」などの感想が寄せられました。キャリア自律研修の実施
性別に限らず若手社員を対象に、管理職着任意向を醸成し自身のキャリアプランを意識してもらうための「キャリア自律研修」を実施しました。若手社員に管理職としてのキャリアイメージを持ってもらい、結婚・出産などのライフイベントとともにはたらくことへの理解を深めることを目的とした研修です。研修には、現在グループで活躍している管理職やエキスパート・スペシャリストも登壇、それぞれのキャリアと現在の役割・やりがいなどについて具体的に伝える機会も設けました。(※)パーソルグループでは、Equityを講じてInclusionとEqualityを目指す姿としていることから、Diversity, Inclusion & Equalityと表記します。Diversity(ダイバーシティ):多様性。雇用の機会均等、多様なはたらき方。Inclusion(インクルージョン):包括・包含。個々を尊重すること。Equality(イクオリティ):等しいこと・同等・平等・対等。権利や利益が等しくあること。
■パーソルホールディングス株式会社について
1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業を展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名変更。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2023年3月期売上高1兆2,239億円。■「PERSOL(パーソル)」について <https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。
はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。