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パーソルダイバース
パラリンアート理事・タレントの中山 秀征さんと 視覚障害者が手の先で楽しむ「触覚書道」体験イベントを開催! ~障害者雇用のパーソルサンクス創業30周年記念アート展覧会にて~
総合人材サービスのパーソルグループで障害者雇用を手掛けるパーソルサンクス株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:中村 淳、以下パーソルサンクス)は創業30周年を迎えたことを記念し、「私にとっての笑顔」をテーマに、パーソルサンクスおよびパーソルグループ各社の社員やご家族からアート作品を募集。一般社団法人 障がい者自立推進機構のご協力のもと、3月23日(水)~30日(水)の間、集まった作品の展覧会を開催しております。また、今回集まった作品、パラリンアート世界大会2021準グランプリ作品「平和の笑顔」(田尻 はじめ作)およびタレントの中山 秀征さんの揮毫(きごう)作品とコラボしたモザイクアートも一緒に展示しております。
※本展覧会の展示している作品はこちらからご覧いただけます。https://www.thanks.persol-group.co.jp/exhibition/■「触覚書道」の体験イベントの概要
展覧会開催中の3月29日(火)、パラリンアート理事を務める、タレントの中山 秀征さんをお招きし、パーソルサンクスの社員と共に視覚障害者が手の先で楽しむ「触覚書道」の体験イベントを開催いたしました。
【触覚書道とは?】
オイル※1を付けた筆で線を描き発泡スチロールをへこませることで、手でなぞりながら書道を楽しむことができる書道です。この方法で、視覚障害のある方も手の先で書道を楽しむことができます。
触覚書道は、「刻字※2」の作品を触って「エネルギー」を感じていた方とのエピソードからヒントを得て、視覚障害の方も、手の先で「書道」を楽しめる方法を考案したことから生まれた新しい書道スタイルです。※1オレンジの皮から抽出した、手にやさしいオイル「リモネン」を使用しています。
※2《刻字とは》自分で書いた書を、木に写してノミで彫り、それに着色を施したり、箔をはったりして一つの芸術作品として仕上げたものです。■イベントレポート
1)まずは、書道の池山先生の説明とともに、触覚書道の経験があるパーソルサンクスの社員が実演
発泡スチロールの上に、リモネンというオイルをつけて筆で、「人」という字を実演。
初めての触覚書道で、中山さん、パーソルホールディングスの和田も興味深く触覚書道の方法を確認しました。中山さんからは、オイルに興味を持っていただき、オレンジの皮から抽出したオイルということで「柑橘の香りがする!」とも。
2)はじめての「触覚書道」に挑戦!アイマスクで視覚による「字のバランス」の取り方に苦戦普段書道をされている中山さんも、和田も真剣に先ほどの方法通り、字を書きました。
いまどのような形で書かれているか、バランスをとるのが難しく、無意識で少し小さめに書いてしまったお二人。3)中山さんと和田はなんと同じく「心」
結果、和田と中山さんは同じく、「心」を、社員の竹井は「川」を書きました。
4)オイルにより凹凸ができたところに、色を塗っていく
オイルと反応して凹凸になったところに、マーカーを使って色を塗っていきます。
5)障害のある方も、健常者もみんな手の先で楽しめる新しい書道、「触覚書道」
この手の先で楽しむ触覚書道を通じてなら、書道を楽しみ、お互いの作品に触れて感じることができました。
■本日触覚書道のご指導いただいた方
池山 光琇(KOUSYU)先生
13才より書道を始め、書道歴、刻字歴40年以上。東京都世田谷区にて”光栄書道会” を開設し、初心者から有段者まで個々に応じて親身な指導。刻字部も併設し、刻字に興味のある方には、作品制作のみの講習も提供しています。
自らも毎日書道展、東方書展、日本刻字展などの全国展への出品、銀座鳩居堂画廊でのグループ展に参加するなど精力的に創作活動を展開する傍ら、生徒を毎日書道展刻字部門入選、日本刻字展入賞に導くなど指導者としての実績も積んでいます。
さらに2021年からは、視覚障害のある方にも刻字・書道の世界を楽しんでいたでけるようなグループ展やワークショップを開催し、より多くの方が書道芸術の体験を通して、心豊かになっていただける活動をライフワークとしています。<触覚書道について>
※より詳しく知りたい方は、本日当イベントにて、触覚書道をご指導いただいた池山先生のブログをご確認ください。http://kokuzi.com/teamkoue/
<展覧会について>
日程:平日11:00~17:00、最終入場16:30 / 場所:パーソル南青山ビル別棟(〒107-0062 東京都港区南青山1-15-5 1階)
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、人数・入場制限あり
■パーソルサンクスのこれからパーソルサンクスは、障害者を雇用することが一般的ではなかった30年前に創設。「新しい雇用の創造」を目指し、現在10拠点にて、460名(※2022年3月1日現在)の障害のある方々が、一人ひとりの個性と障害特性を活かしてさまざまな仕事に取り組んでいます。31年目からも引き続き、障害のある方々が、自分の能力を最大限発揮できる「はたらく」を実現しながら、挑戦することを恐れずに、これからのパーソルサンクスを作り上げてまいります。
■パーソルグループの障害者雇用への取り組み
パーソルグループは障害者雇用領域において、約30年の歴史があり、以前より障害ある方の仕事の機会ややりがいの創出に取り組んできました。現在は、グループ内で障害のある方約2,000名(※)を雇用、2030年には約10,600名の雇用を目指しています。また、グループ内の障害者雇用で培ったノウハウを生かし、業界最大級の障害者のための転職・就職支援サービス「dodaチャレンジ」や、地方在住の障害のある方がテレーワーク勤務でPC業務を中心に経験を積める「パーソルネクステージ」、法人向けのコンサルティングサービスなどさまざまなサービスを展開し、多様な障害のある方一人ひとりの活躍を目指しています。
(※)2021年6月時点*パーソルグループが目指す「障害のある人×はたらく」について紹介する採用向けサイト『with』ではパーソルの障害者雇用における環境づくりや今後の展望などの情報をご紹介しています。
https://with.persol-group.co.jp/
■パーソルサンクス株式会社についてパーソルグループの特例子会社として、1991年12月に創業し、今年度30周年を迎えました。よこはま夢工房でのクッキー製造・販売をはじめ、神奈川・千葉・群馬の3県で5つの工房を展開し、地域と連携し障害者のはたらく場を拡大。スポーツ競技活動と就労の両立を支援するChallenged Athlete Support(障害者アスリート支援制度)を実施するなど、障害者の自立および成長を幅広く支援しています。
■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開しています。グループの経営理念・サステナビリティ方針に沿って事業活動を推進することで、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。
また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも積極的に取り組み、 市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX組織構築支援を行う「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています