ニューロダイバーシティで実現するDX推進【ニューロダイバースな人材を組織で活用するための3つのファクター】

経済のグローバル化が叫ばれて久しい昨今、多くの日本企業が持続的成長のために中長期的な経営戦略を策定し、自社の競争力強化に取り組んでいます。

そのような中で企業の経営戦略として重要度を増しているのが、DX (Digital Transformation)による事業や経営モデルの刷新です。しかし、現状では日本企業のDX推進は未だ途上にあり、進捗は芳しくありません。 他方、DX推進を軌道に乗せて競争力向上を成功させた企業が存在することも事実です。

そのような成功事例を紐解いていくと、DX推進を成功に導くためのキーファクターの一つとして、ニューロダイバーシティ」という概念に よる新たな人材層「ニューロダイバース人材」の存在と、その活用のための D&I(Diversity & Inclusion)戦略があることが見えてきました。

本レポートでは、パーソルグループが持つ総合人材サービスとしての知見と、 多様な特性・能力を持つ人材の育成と活躍を支援してきた実績を踏まえ、企業がDX推進により競争力向上を実現するための方法として、ニューロダイバーシティの考え方、そしてニューロダイバース人材の可能性、その活用のための D&I戦略の在り方を提言します。

◆INDEX◆
背景と課題
   企業にとってD&Iとはなにか
   DX・D&I推進の新たな一手
  「ニューロダイバース人材(ND人材)」の可能性
【特集】ND人材が輝くマネジメント
   先進事例に見るDX推進・事業発展の成功要因
   ――アクロクエストテクノロジー株式会社の取り組みから
DX推進で活躍するND人材
  ND人材の活躍事例
  モデルケースから見えるND人材の活躍可能性と課題
ND人材を活躍要員にする方法
  競争力を強化するダイバーシティマネジメント
   ――実現のための3つのファクター
  組織・人材戦略に組み込むべきファクター①
   役割分担が明確な「組織設計図」
  組織・人材戦略に組み込むべきファクター②
   実務能力重視の「採用選考プロセス」
  組織・人材戦略に組み込むべきファクター③
   多様性を前提とした「マネジメントと環境構築」
おわりに
  今、企業経営に求められる変革とは