工藤 萌

社会課題の解決に役立つ仕事を。出産で変わった時間軸と仕事の考え方

工藤 萌

株式会社スープストックトーキョー 取締役

2004年株式会社資生堂入社。営業経験後、一貫してマーケティングに従事。低中価格メーキャップブランドで当時史上最年少ブランドマネージャーを務めた後、サンケアブランドでグローバルブランドマネージャーを務める。第一子出産を機に 2019年バイオテクノロジー企業の株式会社ユーグレナへ転籍し、マーケティング部門の立ち上げやマスターブランド戦略等を実行。事業本部長、執行役員を歴任。2023年3月よりスープストックトーキョー顧問、2023年8月同社へ入社し、取締役に就任。2023年Advertising Week Asia「 Future is Female Awards」ファイナリスト。

選考委員コメント

妊娠と出産、子育て。女性にとって、それだけでも人生における大きなチャレンジ。その怒涛の期間に、工藤さんは、ご自身の信念や向き合うべき社会課題のためにキャリアチェンジという選択をして、しなやかにバージョンアップしています。ライフシフトを力に変えていくポジティブな姿勢に、子育てをしながら働く一人として心から勇気をもらいました。間違いなく新しい世代が目指すべきロールモデルです。

選考委員・前田有紀さんより

「売れれば売れるほど社会が良くなる」マーケティングに。という工藤さんのプロフィールにグッと心を持っていかれました。多くの企業がグリーンウォッシュの様な見せかけだけの「SDGs」や「サステナビリティ」で必死な中、本質的でありつつクリエイティブでチャレンジングな姿が素敵だと思いました。

選考委員・長谷川ミラさんより

受賞者コメント

この度は、このような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。
私は、今までwellbeingを強く意識したことは余りありませんでしたが、振り返ってみると「働く」ということを自分の「生き方」として捉えてきたように思います。
「自分の使命は何か」「自分の残された時間を何に使うべきか」「今まで受けさせて頂いた教育や経験を使ってどのように恩返ししていくべきか」という問いを常々持っており、その追求の仕方をこのような形で評価いただけたことは、大変嬉しく思います。
これからも、形式に捉われず、働き方改革ならぬ、「働き方開拓」をしなやかにしていきたいと思っています。

受賞の様子
工藤 萌

工藤 萌

株式会社スープストックトーキョー 取締役