チームビルディングの課題を
解決する「&Office」
近年、リモートワークの急速な普及によって社員間の人間関係が希薄化し、チームビルディングに強い課題感を持っている企業が増えてきました。その課題を解決する方法の1つとしてワーケーションがあると考え、パーソルワークスデザインでは「&Office」※というサービスをリリースし、課題解決に取り組む企業に対して「越境学習プログラム」「組織向けワーケーション」「オフィス貸切」の3つのサービスを提供しています。
「越境学習プログラム」は、普段勤務している会社や職場を離れた環境に身を置き、参加するメンバーと相互理解をする時間と、その土地の事業者や自然に触れる機会を通じて、多様な価値観を知り、自身の内省を深めることのできるプログラム。「組織向けワーケーション」は、チームでその土地にしかない体験をしながら交流し、相互理解を深めるプログラム。「オフィス貸切」は、膝を突き合わせて深い議論をする、あるいはアイディアを出す場として、開放的かつ機能性が高いオフィスを利用できるプログラムです。
※サービスサイトはこちら(https://www.persol-wd.co.jp/andoffice/)
「オフィス貸切」のプログラムを
活用して、メンバーや
組織の関係性を深め、
パフォーマンス向上を目指す
パーソルホールディングスでは、リモートではたらく環境が整備されており、社員のリモートワーク比率(週1日以上)は90%を超えています。そのため同じ時間・同じ場所に集まって業務をする機会が減り、オンライン会議など非対面でのコミュニケーションが増えています。そのような中、メンバーや組織の関係性を深めることでパフォーマンスのさらなる向上を目指したいと考え、2023年度からパーソルワークスデザインの「オフィス貸切」サービスを利用した「ワーケーション制度」※¹を導入しました。
本制度はパーソルホールディングスなどに所属する約600名の社員が対象で、部門や組織、プロジェクトチームなどのチーム単位で利用することが可能です。また、交通費および施設利用費は全額、宿泊費は一部会社負担とし、宿泊先は北海道や九州など、関東圏以外にも幅広く用意しています。
初年度は16チーム・121名が本制度を利用しました。実施後アンケートを見ると、ほとんどのチームにおいて関係性が向上しており、ワーケーション実施以降、チーム内で「挨拶や雑談がしやすくなった」という利用者の割合は85%を占めます。 また、ワーケーション中に相互理解を深める対話会などのアクティビティを実施することで、「意見出しがしやすくなった」という声も多くありました。
またワーケーションに参加したチームのエンゲージメントサーベイの結果を前年と比較したところ、ワーケーション参加者の方が未参加者より組織エンゲージメントが高く、参加前後でスコアが向上していることも確認できました。
2023年6月にパーソル総合研究所が実施した「ワーケーションに関する定量調査」※²でも同様の傾向がみられており、他の会社や組織においてもワーケーションによる効果を期待できると考えられます。
※¹ニュースリリースはこちら(https://www.persol-group.co.jp/news/20240513_01/)
※²調査結果はこちら(https://rc.persol-group.co.jp/news/202309121000.html)
ワーケーション導入のポイントを抑え、
効果を生み出す
会社としてワーケーションを安全かつ効果的に取り入れるには、情報セキュリティ事故の防止や、メンバーがワーケーションに主体的に参加できる環境をつくることが重要です。そのため、ワーケーションを実施する際には社員の情報リテラシーや自律性、リーダーシップ力を高めるとともに、ワーケーションの参加人数を一定数に抑え、対話会や交流を促すコンテンツを用意することをお勧めします。パーソルワークスデザインでは、今後もワーケーションサービスを通じて、社員間の人生観や価値観の理解が深まる機会を提供し、企業のチームビルディングに貢献していきたいと考えています。
パーソルワークスデザイン
長野 和洋さん