澤 正史

上を目指すだけがキャリアではない。三条市「ふるさと納税」増大の立役者

澤 正史

新潟県三条市 CMO

東京外国語大学ポルトガル語専攻卒。ターナージャパン、ソニー・ピクチャーズ、DAZN、Netflix などメディアやエンターテイメント企業、スタートアップ企業にて企画、セールス職として活躍。2021年、新潟県三条市のCMO(最高マーケティング責任者)に着任。1年半で三条市ふるさと納税の寄付額7億円を50億円に伸ばした。2024年3月末に退職予定、三条市にて三ツ目株式会社創業予定。

選考委員コメント

一人分の人生とは思えないほど、たくさんの業界とキャリアでユニークに人生を積み重ねています。「変わりにくい」と言われている行政の中に民間流の考えをスマートに導入して結果を出している姿に脱帽です!

選考委員・前田有紀さんより

一般的には「陽当たりが良い」と思われる将来のキャリアロードに対して「それって面白いのかな」と自ら疑問を呈された姿勢が、まず素敵です。本当にそうなのか、本当にそれでいいのか。「それって法律ですか」を口癖に、改革に歩き回ったというところも本質的で魅力的。おかしいと感じたことはやはり必ずおかしい、という信念のもとにあらゆる偏見や固定観念をブチ破ってこられたように思います。
そして、このモノゴトの本質に迫る姿勢をお持ちであるからこそ、得られた経験が「資産」となり、業界を超えたキャリアチェンジ、そこでの価値提供に繋がったのでは無いでしょうか。達成と貢献こそを自己実現とする、そのプロフェッショナリズムにも深く共感しました。

選考委員・安田雅彦さんより

受賞者コメント

「外資バリバリからなんで地方公務員になったの?」、必ず聞かれます。理由はたくさんあります。どんどん上を目指して、給料はよくなっていくけれど、狭まっていくキャリア。40代以降のキャリアが本当にこれでいいのか。日本はこのままでいいのか?、と思ってはいるけど外野から言うだけなのも違うよな。外資から地方公務員ってめちゃおもしろいじゃん、新潟県三条市は産業が強くて絶対勝てるじゃん、などなど。最後は直感的に応募ボタンを押していました。思った通りおもしろいまちで、勝ち馬に乗るジョッキーのごとく、ぶっちぎりなお仕事をさせていただきました。幸せだったのは同僚や市民の皆さんから「ありがとう」と言われること。キャリアが果てしなく自由になる創業を前にこの賞をいただけたことは励みになります!

受賞の様子
澤 正史

澤 正史

新潟県三条市 CMO