#3 2017年6月2日放映 カフェらいさー

「昔の銀行員時代とぜんぜん違うね」

米粉パンのお店、カフェらいさーの村上さん。これから近くのコミュニティセンターにシフォンケーキの納品に行きます。

スタッフ:銀行員時代の知り合いの方はなんておっしゃってます?

村上:「考えられない」「よく踏み切ったね」とか、「昔の銀行員時代とぜんぜん違うね」という感じですね。銀行員からパン屋という、あまりにも違いすぎることにやっぱりギャップがあるんでしょうね。「あの村上が?」という感じですよね。

こちらのコミュニティセンターのカフェでシフォンケーキとパンを置かせてもらっている。

 

カフェ店員:おはようございます。

村上:おはようございます。

カフェ店員:ありがとうございます。いつも。

村上:すいません。いつもお世話になります。ありがとうございます。

スタッフ:どうですか? 村上さんのシフォンケーキ。

カフェ店員:とても評判がいいので、切らさないように追加をお願いしたりしながら。

つながりが徐々に広がっていくと、心や身体に変化が現れてきたそうです。

村上:気持ちがそういうふうに前向きになっているので、身体も健康になっていきますしね。けっこう出かけるじゃないですか。イベントだとか、マルシェだとか、セミナーだとか。やっぱり身体を動かすし、新しい場所へ行けば、それなりに刺激も受けるし。
そこで話を聞いてくれば、また新たなことをやろうとか、がんばっている人を見ると、やっぱり自分もそれでさらにがんばろうという気になるので、そういう人との出会いはけっこう大事ですよね。

小さな子どもが来るとうれしい

夕方、棚のパンもほとんどなくなってしまいました。

スタッフ:今日はもう閉められますか?

村上:そうですね、一応開けておいて、シフォンケーキを作らなきゃいけないので、もしお客さんがいらっしゃったら……あれ、手振ってる(笑)。

(子連れの客が来店)

村上:こんにちは。いらっしゃいませ。

客5:すいません(笑)。

村上:もうパンがあんまりなくて、ごめんなさい。

客5:いえいえ。大丈夫です。(パンを選んで)これを。

 

村上:はい。ありがとう。ちょっと待ってくださいね。

客5:味がしっかりしていて、今の買った3つのやつも、なにもつけなくてもおいしいので。

(子どもにパンを渡す)

村上:よかったら、また来てね。さようなら。ありがとうございます。いやー、小さいお子さんがいらっしゃるとうれしいですよね。本当に。

スタッフ:しかも、うれしそうに買ってましたね。

村上:ですよね。でも、本当にこういうのがあると「やっててよかったな」って思います。

働くということは、社会とのつながり

友近:いいですね。お子さん、村上さんをめがけてわーっと走って来てましたもんね。

村上:そうですね。

友近:ああいうのはうれしいですよね。

村上:うれしいですね。本当にやってよかったという。

友近:表情に出てましたもんね。

原田:出てました。

友近:だって、銀行員をやってた時では味わえないことをたくさん経験できるわけじゃないですか?

村上:そうですね。はい。

友近:ねえ。

原田:しかも、最近は小学校からの依頼もあったということなんですよね。

村上:そうですね。うちのパン屋の看板を見て。総合学習という授業が今あるらしいんですけど、学校の花壇のところに田植えをやって、それを育てて刈取りをして、そのお米を粉にしてシフォンケーキを作るところまで、小学校5年生がやるんですよ。私にとってこれは本当にやってよかったということの大きな1つですよね。

友近:そうですよね。元同僚の人もやっぱり「あの村上が?」って言ってるわけですか?

村上:ですね(笑)。本当に私自身が想定していなかったことですもんね。だから、起業というのは、やってみないとわからないことがいっぱいあるんですね。いくら頭で考えて本を読んでも、そうでないことがいっぱいありますよね。だから、楽しいですね。

友近:これからどういう展開を?

村上:もともとはコミュニケーションの1つの場所として、私がやっているようなことを地域でやってもらうと、コミュニティがつながっていくのかなということがあって、そういうことをやろうという人たちがいたら、ノウハウを伝えてやっていこうかなと思っています。

友近:なるほど。さあ裕さん、今日のジョブポイントは?

佐藤:村上さんの話を聞いていて、働くということが人生にどこまで影響するかということを改めて考えるということと、意外と気づいていないんですが、働くって社会とのつながり、コミュニケーションだということに気づいたので、ふだんからこの意識を我々が持たなければいけないんだということを感じました。

友近:なるほど。ずっと続けていただきたいですね。

原田:本当ですね。

友近:お身体のほうは、病気とか大丈夫なんですか?

村上:今のところ大丈夫です。

友近:大丈夫ですか。もうこういうお仕事は本当に体がね、資本ケーキですから。

(一同笑)

友近:これが言いたかったんです(笑)。

長年勤めた銀行を定年退職。新たなにパン屋さんという第2の人生を見つけた村上孝博さん。

将来の目標

村上:モデルづくりということでこの店舗を作って、それが採算的に成り立って、なおかつ人の役にも立つということを広めていくということ。大きな目標があるので、やはり途中で頓挫してしまったのでは意味がないので、そういう意味では慎重に継続していかなくてはいけない。

人と人。人と社会がつながる仕事。定年後、心も身体も衰えていく自分に耐えきれず、求めた仕事。でも、それかきっかけで人とのつながりが広がり、心身ともに健康でいられる楽しいセカンドライフ。そんな村上さんにとって仕事とは?