パーソルグループのDI&Eをボトムアップで推進!

パーソルグループでは2019年1月よりさまざまなDI&E(ダイバーシティ、インクルージョン&イクオリティ)の取り組みを進めています。
そんな中、サービス提供や人事制度とは別に、有志の社員による、ボトムアップでの取り組みも盛り上がりを見せています。DI&Eに関するさまざまなテーマでコミュニティを立ち上げ、多様性を持つ社員一人ひとりに開かれた“共助”の場の提供を目指し、情報交換・イベント開催による発信などを行っています。

昨年末に開催された有志企画のDI&Eカンファレンスでは、「複業」「LGBTQアライ」「がん治療×はたらく」の大きく3テーマで、実際に当事者、経験者であるパーソルグループの社員が登壇し、情報共有イベントを開催しました。今回は、これまでに開催されてきた各イベントのご紹介と、有志活動の立ち上げを担った二人に、取り組みへの想いを聞きました。


これまで開催されてきたイベントのご紹介


複業

「完全リモートで女性のためのキャリア教育サービス会社を起業!本音で複業の良し悪しを語る」
(進行:パーソルテンプスタッフ株式会社 海保 和美)

本回では、パーソルテンプスタッフ株式会社で求職者面談をしながら、2020年7月に完全リモート環境下で女性のキャリア形成をサポートするオンラインスクール「ワタシル大学」を起業した海保 和美が講師として登壇。「複業」、「起業」というテーマで講義が行われました。

海保が複業をはじめたキッカケは20代後半の自称「暗黒時代」に端を発します。自分のやりたい仕事をして成果を収め、たくさんの方々に信頼されることを理想のはたらき方と考えていましたが、それとは裏腹に、やりたいことをまったく見つけることができず、幾度に渡る転職を経験し、20代で7社を経験した海保。当時の自分のように、やりたいことが見つからずにもがき苦しんでいる求職者を、自身の経験をもってサポートしたいという想いで起業を決意しました。起業する際に在籍している会社や上司とのコミュニケーションの取り方、周りへの相談の仕方などのリアルが、海保の実体験をもってパーソルグループの社員に伝えられました。



LGBTQアライ

「セクシャルマイノリティに対する基礎知識を学び、多様性や共感を養う」
“Do you know LGBTQ?”~セクシュアルマイノリティに関する基礎知識を学ぶ会~
(進行:パーソルキャリア株式会社 棟近 直紀)

本イベントは「セクシュアルマイノリティについて正しい知識を持つことは、多くの人の心理的安全性や企業・個人の信頼を守ることにも繋がる」という想いから、LGBTQアライコミュニティ Rainbow PERSOLにより企画されました。「世界や日本の動向からみる、なぜいまLGBTQ?」「性を構成する要素」「性のグラデーションとは?」「LGBTQ当事者がはたらくときに困ること」などのテーマが取り上げられ、私たちが無意識に誰かを傷つけないために日常で意識できることをケーススタディとともに紹介。RainbowPERSOLにより制作されたセクシュアルマイノリティの基礎知識ハンドブック「Do you know LGBTQ?」では、セクシュアルマイノリティに関する基礎知識や業務における対応ガイドラインがシーン別に掲載されており、パーソルグループ社員向けに公開中です。



がん治療×はたらくを考える座談会

(進行:パーソルキャリア株式会社 清水 彩)

人生100年時代。病気を抱えながらはたらく可能性を私たち誰しもが持っています。このテーマについてともに考え、アクションするコミュニティを立ち上げるべく、繋がりづくりのために座談会を開催しました。当事者、当事者の身近な人、何かサポートをしたいと考えている人、さまざまな社員が集まり「治療と仕事を両立をするにはにどんなことに困るだろう?」「どんなサポートができるだろう?」「コミュニティとしてどんな活動ができる?」「保険や制度ってどうなっているの?」などのテーマで対話を繰り広げる場となりました。




有志活動を立ち上げた社員に話を聞きました


中曽根 利江子
パーソルキャリア株式会社 人事本部 人事企画部 所属。人事企画業務全般に従事。DI&Eによる組織と人の持続的成長の実現に取り組む。祖母が身体の障がいを持っていたことから、車椅子に乗る祖母の姿や、祖母の代わりに料理をつくる祖父の姿は、物心がついたころからの日常の一コマ。障害のあるなしに関わらずお互いの違いを認め合い、誰もが自分の可能性を発揮できる社会を実現を目指し、社外活動として「障がい者アート」の普及に携わる。


西出 彩香
パーソルキャリア株式会社 人事本部 組織・人材開発部 エンプロイーリレーションズグループ所属。多様性が受容され、心身ともに健康に自分らしくはたらく人が増えることが企業の成長を促進すると考え、DI&Eをはじめとしたインナーコミュニケーション全般に従事。





――なぜ、ボトムアップでの取り組みをはじめられたのですか?

中曽根:ダイバーシティの推進はあらゆる組織の成長・発展、経営力の強化に重要です。企業として推進していくため、トップダウンでの発信は勿論重要ですが、ボトムアップでいかに行動できるが鍵になります。そこで、社内での有志活動として「OPEN PERSOL」というコミュニティを立ち上げ、ダイバーシティ推進を促進・支援する取り組みをはじめました。“パーソルの扉を開こう”というコンセプトのもと、社員一人ひとりが扉を開き、未来を切り拓いていこうという想いで活動しています。



西出:ダイバーシティ推進の施策を幅広く検討する中、制度の見直しやトップメッセージだけではなく、社員自らが行動するコミュニティ活動によりトップダウンとボトムアップの両面からムーブメントをつくっていくことを決めました。我々のグループビジョンである「はたらいて、笑おう。」を実現するために、いま何かに困っている人や、悩んでいる人の助けになる組織になれればいいなという想いがあります。

中曽根:ダイバーシティといってもさまざまなテーマがありますし、おそらくこれからも拡大していくでしょう。それに伴って、社員の皆さまの悩みや困りごとも多岐に渡っていくはずで、ある程度のスピード感をもって対応できる組織でないといずれ身動きがとれなくなる可能性があります。だからこそ、「現場発」の組織であることにも意義があると思っています。

――“共助”という言葉について、詳しくご説明をお願いします。

西出:辞書的な意味で言うと、「共に助けあう」ということになりますが、ダイバーシティ推進のための根幹にある考え方だと思います。ダイバーシティと聞くと「マイノリティ支援」みたいな意味合いにとられることが多いのですが、どんなテーマであれ、私たち自身がいまマイノリティ当事者である可能性もあり、今後当事者になる可能性もあります。オープンな組織にすることで多様性を開放し、社員誰もが寄り添える、駆け込み寺になるような組織にしたいと思っていて、イベントや企画の際にも、対象者を絞ったりすることは決してありません。



――具体的には、どのようなテーマで活動されているのでしょうか?

西出:いくつかコミュニティがあり、はじめは「ワーキングペアレンツ」、「複業」、「LGBT-Q」の3つのコミュニティがありました。直近は、そこに「治療とはたらくを考える」が加わって4つのコミュニティで活動しています。また、コミュニティ化はしていませんが3月の国際女性デーに合わせて“女性のキャリアオーナーシップを考える”イベントも開催しました。

中曽根:それぞれのコミュニティにおける情報を、さまざまな企画やイベントを通じて、社員に発信しています。LGBT-Qのコミュニティでは、グループ向けに『Do you know LGBT-Q?』という冊子を制作し、LGBT-Qに対する社員の理解を深めるためのコンテンツ制作などにも取り組みました。

――なぜいま、企業に多様性が求められるのでしょうか。

中曽根:企業が持続的に成長していくうえで、たとえばいままでのような残業ありきで同じ属性の人しか活躍できない土壌では、事業やサービスというレベルでも視野が狭くなり、企業の成長にも上限が生まれます。まだまだ従来の風土や文化の制約の中で生きづらさを感じている方も多く、そういった方々が「はたらいて、笑おう。」を実現できる環境をつくっていくことは、企業の成長や社会の発展に繋がっていくのではないでしょうか。

西出:多様性とか属性という言葉が最終的に使われなくなることがゴールだと思います。その意味でも、誰もが当事者になる可能性があるということを、この活動を通じて伝えていけたらと思います。コロナの影響で、当たり前が当たり前じゃなくなる瞬間を全員が肌で感じたはずです。誰もがはたらきやすく、はたらきがいを感じることができるパーソルグループに近づければと思いますし、そういった経験は社会全体に対しても発信していきたいと思っています。

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