外国人材の社会課題に挑戦。新会社「PERSOL Global Workforce」設立!

ミッションは「“Work, and Smile” Decent work for everyone.」!外国人材の来日前から、母国に帰った後までをサポート。

パーソルホールディングスは、外国人材に特化した人材サービスを提供する、PERSOL Global Workforce(パーソル グローバルワークフォース)株式会社を設立。10月23日、設立記者会見を行いました。

PERSOL Global Workforceは、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現に向けて「“Work, and Smile” Decent work for everyone.」をミッションに掲げ、外国人材の価値ある雇用の創造と、日本企業のグローバル経営・グローバル人事戦略に貢献していきます。

記者会見の様子

はじめに、パーソルホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEOの水田 正道からプレゼンテーションを実施。新会社設立によって、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」を海外にも広めていきたいという意気込みなどをお話しました。その後、PERSOL Global Workforce株式会社 代表取締役社長 多田 盛弘より、新会社設立の背景や事業内容などの詳細説明、質疑応答が行われました。記者会見の一部をご紹介します。

●冒頭の水田の挨拶(一部抜粋)

「グループビジョンである『はたらいて、笑おう。』を国内に留まらず、パーソルグループが事業展開を行っているすべての国に広めていきたいと思っています。
新しい会社を設立した理由は二つあります。一つは、現在の外国人材と日本企業の関係を続けていては、外国人の方が日本にはたらきに来てくれなくなるのではないかという危機感。そして二つ目は、APACの方々に安心して日本に来ていただき、安心してはたらいていただきたいという想いからです。
外国人材は“安価な労働者”ではなく、生活者です。そのような意識をグループをあげて変えていきたいですし、日本にとっても重要なことだと思います。ぜひ、皆さん、我々の新しい会社を応援していただければと思います」

●PERSOL Global Workforce株式会社 代表取締役社長 多田 盛弘より(一部抜粋)



<設立背景>
人材不足は日本だけではない。グローバルな人材獲得競争に突入!
日本国内の企業は、いま、人材不足です。さらに、2030年には労働人口が644万人不足する(※1)と予測されています。この人手不足の課題解決に向けては、はたらく女性やシニアを増やす、AIの活用などで生産性を上げるということがいわれていますが、それだけでは解決できず、外国人材に頼らなければならない状況が出てくると思っています。

いま、日本の高齢化率は27.3%。そして、中国の高齢化率も11.5%で、すでに高齢化社会です。現在中国には1憶4,000万人近い高齢者がいるといわれており、これは、日本に一番人材を供給してくれていた中国が人材獲得側になるということを示唆しています。同様に、韓国やベトナムも高齢化が進んでいます。
これまでの日本には、給与競争力があり、日本というブランドイメージが高かったのですが、今は韓国の最低賃金の方が日本の地方より高い場合もあります。
もしかすると、「フィリピンの企業の月給は3~5万円ぐらいだし、日本の最低賃金の14万円ぐらいだったら来てくれるのでは?」と、思われるかもしれませんが、競争すべきは、フィリピンの現地企業でありません。日本と同じように人材獲得をしようとしているアメリカ、ドイツ、フィンランドなど、こうした国々に、日本は勝てるのか。
グローバルな競争からは逃げられなくなってくるというのが現状です。

外国人材獲得には、個人・企業双方にクリーンで透明性の高い仕組みづくりが必要



外国人材を獲得するにあたり、“人材マーケットが不透明”という問題があります。外国人労働者は、日本に来るまで、どんなところではたらくか分からない、どんな労働条件の企業だか分からないといった状況になることも。情報は提供されるのですが、給料がまったく違っていたというケースもあり、現地の人から透明性が欲しいという声が届いています。日本企業としても同じです。想定していた人材のレベルと違うなど、望んだ人材と実際就業された外国人材のスキルのギャップで悩まされるといことが頻繁に起きています。
こうした企業と外国人材のミスマッチからか、技能実習生の失踪者数は、2018年には9,052名(※2)にのぼっています。この社会問題を改善するためにも、企業と外国人材双方にとって、クリーンで透明性の高い仕組みをつくることは大きな課題だと考えます。
PERSOL Global Workforceでは、クリーンで透明性の高い仕組みをつくることで、双方の満足度は高く、失踪などの社会課題などが起こらない仕組みをつくっていくことを目指します。

<事業内容>
外国人材の海外現地での募集・育成から、帰国後のサポートまで、一気通貫の人材サービスを提供



“持続的かつ国際競争力のある仕組み”を大前提として、パーソルグループのネットワークを活用して、海外現地での募集・育成から、日本での就業、個人の帰国後のサポートまで、一気通貫の仕組みを構築していきます。フォーカスしているのは、企業の即戦力として活躍できるミドル層の人材(一定のスキル・語学力をもつ「特定技能」ビザにて就業するレベルの人材)です。

PERSOL Global Workforceの子会社(PERSOL Global Workforce Philippines Inc.)をいま、フィリピンに設立しています。フィリピンは外資系の人材会社がマーケットに参入することが大変厳しく、新しく会社を立ち上げて経営することは難しい部分もありますが、そのおかげで人材関連のトラブルが非常に少ないのです。その一例として、外国人材の中でもフィリピンは失踪者の割合が、中国・ベトナムなどに比べ非常に少ないことがあります。また、フィリピンには、すでにパーソルグループの現地拠点があり、パーソルグループと3年以上お付き合いのある、EDI Staffbuilders International Inc.社にパートナー企業となっていただいたことから、今回の人材募集・育成のところは、フィリピンを選ばせていただきました。

コミュニケーションに特化した日本語教育と特定ビザ取得のための試験対策プログラムを実施
人材育成も外注ではなく、PERSOL Global Workforceのフィリピン現地法人を立ち上げ、直接、トレーニングします。外国人材の課題で多くあげられるのが、外国人材と雇用企業との間の言語・コミュニケーションです。そこで、日本語教育に力を入れて行います。日本語教育といっても、勉強としての日本語教育ではなく、コミュニケーションに特化した形で、6カ月間、泊まり込みで勉強をしてもらいます。漢字や文法など、短期的には使わないところを上手く切り捨てて、コミュニケーション能力を高める、といったところをベースにします。また、特定技能ビザを取るための試験対策もプログラムにしっかりと入れ、確実に日本ではたらくことができるようにしていきたいと思っています。手掛けるところは、まずは介護。そして宿泊、航空、外食と考えています。

地銀とのネットワークを生かし、地方に外国人材を供給
地方で外国人材が獲得できるのかという問題についてですが、パーソルグループは、70行以上の地銀とのネットワークがあります。地方とパーソルが1対1で行うのではなく、地方にしっかりと根づいた金融機関と組むことによって、地域産業を活性化させるような仕組みの構築を考えています。
地方が外国人材を獲得できないかというと、私はそうは思っていません。東京に比べて給与は少ないもしれないけれど、生活費(家賃など)を考えると、最終的な手取りはそう変わらないということも考えられます。また、外国人材60人を面接したとき、都市部と地方の田舎とどちらではたらきたいか、と質問したところ、選べるなら地方がいい、という人が多かったんです。ですから適切な労働環境と、適切な賃金を提供することで、地方にも十分な人材を供給ができるのではないかと思っています。



●直近の動き(予定)
現在から、2020年においての動きが下記のように発表されました。

現在/地方自治体における外国人材に関する啓蒙活動・セミナー実施。企業の外国人材に関する総合コンサルティング
2019年10月~/パーソルの現地法人・海外現地のパートナーと連携した人材募集開始
2019年11月~/PERSOL Global Workforce海外法人にて人材育成スタート
2020年5月~/「特定技能」ビザ取得に向けた試験
2020年8月以降順次/日本国内で就業スタート、受け入れ支援

※人材紹介および登録支援業務に関しては、現在、来年以降のサービスインに向けて準備中です。

PERSOL Global Workforceとは

外国人材の海外現地での募集・育成を包括した一気通貫の人材サービスを提供
PERSOL Global Workforceは、企業の即戦力として活躍できるミドル層の人材(一定のスキル・語学力をもつ「特定技能」ビザにて就業するレベルの人材)を対象に、海外現地での募集・育成を包括した一気通貫の人材サービスを提供していきます。

募集・育成フェーズにおいては、海外現地法人を立ち上げ、パーソルグループの海外ネットワークを活用した外国人材の募集、日本での就業に向けた教育を実施します。当教育は、特定技能ビザ取得のための語学(日本語)を中心とした実践的なカリキュラムで構成されます。特定技能ビザ取得後は、外国人材の就業支援、また就業後のミスマッチやトラブル防止の企業コンサルティングまで、個人、企業双方に対して包括的なサポートを実施していきます。

外国人材の募集・育成から就業・受け入れまでのすべての過程をPERSOL Global Workforceが一貫してサポートすることで、はたらく個人と企業双方にとってクリーンで質の高いサービスの提供を実現します。外国人材の募集・育成から就業・受け入れまでのすべての過程をPERSOL Global Workforceが一貫してサポートすることで、はたらく個人と企業双方にとってクリーンで質の高いサービスの提供を実現します。
また、外国人材が、母国に帰国する際には、これまでの日本での職務経験や日本語力を活かしたキャリア開発をサポートしていく予定です。



※詳しくはプレスリリースをご覧ください。

(※1)パーソル総合研究所 労働市場の未来推計 2030
(※2)法務省 技能実習制度の運用に関するプロジェクトチーム 調査・検討結果報告書


PERSOL Global Workforceは、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現に向けて「“Work, and Smile” Decent work for everyone.」をミッションに掲げ、外国人材の価値ある雇用の創造と、日本企業のグローバル経営・グローバル人事戦略に貢献してまいります。

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